(心理)認知行動療法  ストレスへの対処法-24

<曝露法とは? 「強迫性障害」のしくみを通して>

 

 

「曝露法」とは、苦手なものにあえて挑戦して少しずつ慣れていくことです。

 

今回は、よりソフトな曝露法について説明いたします。

 

対人恐怖、強迫性障害、パニック障害などによく用いられます。

 

 

例えば、トイレのドアノブを触ると汚れが過剰に気になって

 

長時間手を洗い続ける人がいたとします。

 

 

このような「強迫性障害」のしくみは次のように説明できます。

 

1)トイレのドアノブを触る。

 

2)手にばい菌が付いて汚れたことが気になって仕方がない。<強迫観念

 

3)不安になる。

 

4)長時間、手を何回も洗う。<強迫行為

 

5)“一時的に”不安は下がる。

 

しかし、またトイレのドアノブを触ると、強迫観念と不安が湧き、

 

くり返し強迫行為をせずにはいられなくなる。

 

または、外出先などでトイレに行くことを極力我慢する(苦手な場面を避け続ける)

 

 

ストレス対処 MIYAJI 心理相談室(高円寺南診療所内)