消化器・代謝内分泌内科 Vol.1

今月のテーマ「ウイルス性消化器疾患の最新医療」

 

 

<C型肝炎ウイルスに対する経口薬療法①>

 

C型肝炎に対する治療は、2014年以降大転換しました。

 

それまでは、インターフェロンの注射による治療が主流でした。

 

DAAsという飲み薬で治療できるようになってきました。

 

これらはインターフェロンとは異なり、白血球や血小板の減少という副作用がありません。

 

そもそも、C型肝炎は、ウイルスを永続的に排除できる可能性があります。

 

ですから、持続的にウイルスを陰性化することを治療の目標にします。

 

DAAsという治療薬は、C型肝炎ウイルスの非構造タンパク質を標的とすwる低分子量化合物群です。