医療(鍼灸) 線維筋痛症問診票( J-FIQ )での著効例

線維筋痛症問診票( J-FIQ)での著効例をお知らせします。

 

 

線維筋痛症は、症状が多彩なため治療評価が簡単ではありません。

 

さて病気の進行度や症状、患者さんの機能障害の程度などを総合して疾患活動性といいます。

 

効果的治療のためには、疾患活動性や治療の評価を客観的に適切な尺度を使う必要があります。

 

痛みだけではなく多様な障害を総合的に評価することが不可欠です。

 

 

 

J-FIQとは、線維筋痛症が患者の日常生活にどの程度影響を及ぼしているかということに関する質問票であるFIQの日本語版です。

 

これは治療の評価方法として日本で使用しうる唯一の基準です。

 

20項目の質問等に基づき評価結果を数量化することができます。

 

 

 

高円寺南診療所ならびに併設鍼灸治療室坂本オフィスでは、このJ-FIQを用いて、

患者さんの重症度や治療効果を客観的に評価しています。

 

 

 

 Aさん( 女性・50代)

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64.1から12.2と順調に改善した例です。

 

 

 

Bさん(女性・60代)

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89.2から29.4まで改善した例です。

 

 

 

さん(女性・70代)

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治療の開始時は24.1と低い値でしたが最高71.9まで上昇しました。

 

これは、長期間の緊張状態により疲労痛みなどが感じにくくなっていたものが、回復するにしたがい感じられるようになったためと思われます。

 

3人共、治療に対して積極的でした。