寒さと雨に見舞われる中、
「第36回めいた会」にご来場くださいまして
ありがとうございました。

 

めいた会というのは、「めいた音楽院」の年次発表会です。
「めいた音楽院」は杉並区和田にある地域の音楽教室ですが、杉並オペラ協会の関連機関でもあります。

 

私は、「めいた音楽院」の生徒ではないのですが、ピアノ講師の森嶋奏帆(かなほ)さんに声楽稽古の伴奏でお世話になっており、「めいた音楽院」で、大学院での課題作品の稽古をさせていただいているというご縁があります。

 

第34回(会場:杉並区勤労者福祉会館、西荻)から出演し、今年で3回目です。


昨年、セシオン杉並ホール(491席)の改修が完成したため、従来の会場が使えるようになりました。

 

私の自宅から至近の音楽ホールなのですが、実際にこのステージに立つのは初めてでした。


音響も良く、とても良いホールです。

 

これまでは、200席以下の小ホールやサロンでのコンサートへの出演ばかりでしたが、
オペラのアリアを歌唱するには、中ホール以上の規模の方が、適していると感じました。


武蔵野音楽大学の学内にも、モーツアルトホール、ブラームスホール、ベートヴェンホールなどの音楽ホールの設備環境があるため、大学院に入学後から、中ホールでの声楽演奏の経験を重ねることができるようになったことのメリットは大きいと思います。

 

昨年4月から通学中の武蔵野音楽大学(大学院)は、高円寺駅北口からバスで13分と最高に恵まれた立地であり、また、たとえば第3限目の授業時間は12:40~14:10なので、概ね、診療の休み時間を活用できたことも幸運でした。

 

今回の発表会は4部構成で、第4部の最後をコンサート形式でヴェルディ作曲オペラ「ドン・カルロ」第二幕から「友情の二重唱」を歌わせていただきました。


これは男声二重唱で、テノールのドン・カルロ役を私が、バリトンのロドリーゴ役を東浩市さん(杉並オペラ協会理事)が演じて歌い、無事にフィナーレを飾ることができました。

 

昨年までは、コロナ禍のため、お知らせを控えさせていただいておりました。
今年は、本番の一週間前に会よりプログラムをいただくという状況であったため、
ごく限られた方にしかお知らせできず申し訳ございませんでした。

 

来年も、ほぼ同時期の2月に予定されておりますので、よろしければご来場ください。


また、来年3月には、武蔵野音楽大学(大学院)修了者コンサートが開催されますので、楽しみにしていただければ幸いです。

 

大好評につき、年内のコンサート等のおしらせも、早目にご案内させていただくことにいたします。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

前回はこちら


5月15日にて

Days treak100

(100日連続記録)


Top3finishes8,

(週間でリーグ内3位位以内で終了した回数、ただし、ダイアモンドリーグでは未達成です!)

 

Total XP 72275

 

Diamond League

(最高級リーグ所属)

 

 

登録言語数10

達成ユニット数

英語49

イタリア語33

フランス語29

ドイツ語28

スペイン語22

中国語19

ロシア語17

ポルトガル語8

ギリシャ語4

ラテン語4

 

 

♯所感
義務教育の英語はともかく、高校生時代から少しづつ学んできた第2外国語のドイツ語を、イタリア語、フランス語の学習が進捗していることを確認しました。


イタリア語は、音大大学院では第一外国語であるため当然の結果なのかもしれません。フランス語については日常診療でフランス語圏の患者さんが増えてきたこともあるのではないかと思います。


音大の修士課程の専攻はロシア声楽であり、また修士論文のテーマはラフマニノフ関連であるため、ロシア語にはいっそう力を入れたいところです。

 

ギリシャ語(現代)とラテン語(死語)は、教養形成の一環として、無理をせず、余裕を持って少しづつ学んで行きたいと考えています。

進捗状況

 

(修習したユニット数)

英語46

イタリア語28

フランス語24

ドイツ語23

スペイン語19

中国語16

ロシア語14

ポルトガル語6

ラテン語2

ギリシャ語2

 

 

 

令和5年4月1日 進捗状況(ランク)

 

開始後連続56日目

 

所属ランク:黒曜石リーグ

 

トップ終了回数:3回

 

総合XP:54703

 

1月29日 ブロンズリーグ

2月 5日 シルバーリーグ昇格

2月12日 ゴールトリーグ昇格

2月19日 サファイアリーグ昇格

2月26日 ルビーリーグ昇格

3月 5日 エメラルドリーグ昇格

3月12日 アメジストリーグ昇格

3月19日 パールリーグ昇格

3月26日 黒曜石リーグ昇格

 

10月に入ったかと思ったら、いつの間にやら中旬です。

 

芸術の秋、イタリア古典歌曲は世界中で、昔も今も歌われています。

 

今回もVideo Duck の清水さんによって5年前にyoutubeに載せていただいた音源です。

私自身は、バリトン(中声)からテノール(高声)に変化し、さらにカウンターテナー(男声アルト・メゾソプラノ)の演奏を楽しむようになったいきさつを紹介させていただきましたが、初めて人前で(コンサートで)カウンターテナーで歌った時の記念すべき音源がコレッリ作曲 <あなたは知っている>です。

 

聴衆が皆、突然、何が始まったのか?目も口も大きく見開いて、見てはいけないもの、聴いてはいけないものに遭遇してしまったかのような唖然とした表情が並んでいたのを昨日のように覚えています。プログラムの声種にはテノールと書かれていたので無理もありません。

 

この当時は、音高の関係で、子音の種類によって発音が不明瞭になってしまうことや、声の芯が定まらず、息漏れがあり、効率的な呼吸ができないため、声の伸びや艶、ロングトーンのときの音高保持、様々な課題が山積していたことを想い出すことができます。

 

残念ながら、この段階では水氣道で鍛えた技を応用できるまでには至っていませんでした。なお、これまで非公開音源であったため、視聴回数は18回のままです。

 

ピアノ伴奏は先週に引き続き中村達郎さん。私が彼との稽古で、はじめてカウンターテナー唱法を始めたとき、心から心配してくれた心優しきピアニストです。それからというもの、数多くのイタリア古典歌曲を題材にカウンターテナーの稽古をはじめ、古典派より古いバロック声楽(古楽)に目覚めたことが、聖楽院の構想に繋がっていったのでした。

 

さて、今日は、お耳治しに、世界中の歌手の音源をお聴き比べください。

 

なお、曲目解説については、いろいろ検索してみたら、すばらしいコラムがありましたのでご紹介いたします。

 

解説ページ①

 

解説ページ②

 

このサイトには、気の利いたガイダンスが掲載されているので、その一部をご紹介します。

 

今回の選曲にあたって参考にさせていただきました。なお、下線を施したのは、その歌い手の名前です。

 

『さっそく、YouTubeでいくつかの演奏を聴いてみることに。
イタリア古典歌曲の入門曲として、多くの支持を受けていることもあって、多数の演奏がアップされている。

それも、想像以上に、男声プロの演奏が。

その中でも、Marko Fortunatoの演奏が、際立っている。

壊れゆく恋の後ろ姿を、哀惜の念で見送る、そんな男ごころを歌っているようだ。

同じく、テナーのRichard Tuckerの演奏にも、達観した、大人の男の味を感じる。

A'部のリフレインの歌い方に、適度のアレンジが加わっていて、なんだかシャンソンのようにも聞こえてくる。 バリトンの、Christopher Temporelliの包容力ある歌声にも、心が動く。 テナーにはない、温かさ、奥の深さは、成熟した男性そのもの。 ソプラノによる、代表的な演奏としては、Halrene Pomroy Olsonのものを挙げてみる。全体として、声のテンションが高く流れていて、男声とは表現しようとしているものが異なっているようにおもえた。』

 

 

 

<原詩と英訳>

 

Tu lo sai, Quanto t'amai (You know how much I loved you)
Tu lo sai, lo sai crudel (You know it, you cruel)
Io non bramo altra merce (I am not longing for other mercy)
Ma ricordati di me (but please remember me)
E poi sprezza infedel (and then dispise me, you unfaithful)

 

<戸口幸策さんの和訳>

 

私が貴女をどれほど愛していたか、
貴女は知っている、
知っている、むごい女(ひと)よ。
私はほかには何の報いも望みませんが、
私のことは憶えておいてください、
そして不実な男を軽蔑してください。

 

 

 

Masahiro Iijima:Contratenore 2015

#11.あなたは知っている To lo sai 作曲 / Giuseppe Torelli

演奏2015年2月8日 同仁キリスト教会礼拝堂ホール
限定公開
18 回視聴

•2015/03/19

こちらで視聴できます

 

 


Richard Tucker: Tenore1963

54,265 回視聴5.4万 回視聴

•2013/05/08

こちらで視聴できます

 


Promopera
 
Richard Tucker, Tu lo sai (Torelli) 1963

 

Yosinori IHARA: Tenore 2006

 

21,214 回視聴2.1万 回視聴

•2011/08/04

こちらで視聴できます

 

 


iharayo1267

タリア歌曲集 G.トレッリ あなたは知っている テノール 井原義則

 

Christopher Temporelli:Baritono2009

 

152,765 回視聴15万 回視聴

•2009/12/30

こちらで視聴できます

 

 


operadore3

Beautiful Italian song by Giuseppe Torelli performed by Christopher Temporelli, Bass and Quentin Kim, piano.

 

Vassiliev Alexis: Contratenore 2010

8,532 回視聴8532 回視聴

•2010/02/21

こちらで視聴できます

 

 



TORELLI air "Ah, tu lo sai..." Vassiliev Alexis conter-ténor/ контртенор Théâtre de Nesle, Paris 2010 Алексей Васильев контратенор, запись из театра Нель, Париж. counter tenor, contralto


Jeffie Leung:Soprano2012 

 

310,954 回視聴31万 回視聴

•2012/03/24

こちらで視聴できます

 

 

 

Jeffie Leung, Soprano Alexander Wong, Pianist Torelli, Composer

 

Marco Fortunato: Tenore2013

71,711 回視聴7.1万 回視聴

•2013/07/10

こちらで視聴できます

 

 

 

Tenor: Marko Fortunato Piano: Filip Fak Giuseppe Torelli: Tu lo sai


Halrene Pomroy Olson: Soprano 2014


71,630 回視聴7.1万 回視聴

•2014/05/11

こちらで視聴できます

 

Tu lo sai quanto t'amai; Tu lo sai, lo sai crudel! Io non bramo altra mercè; Ma ricordati di me, E poi sprezza un infedel. You now know how I loved you; You now know, my cruel love! Other loves I don't desire, just remember your old lover bringing scorn to the unfaithful.


Miranda Brugman:Soprano2017

37,507 回視聴3.7万 回視聴


•2017/12/01

 

 

November 14, 2017, Senior Recital Miranda Brugman, Soprano Elizabeth Strickland, Piano

 

Emily Young: Mezzosoprano2017


33,263 回視聴3.3万 回視聴

•2017/01/01

Emily Young - Mezzo Soprano Giuseppe Torelli - Tu Lo Sai Pianist - Brendon Shapiro

10月になり、すっかり秋めいてきました。
秋と言えば、芸術の秋、歌劇(オペラ)が恋しくなる季節です。

 

6年前に歌い、Video Duck の清水さんによって5年前にyoutubeに載せていただいた音源があります。今、改めて聴いてみると、「もっと頑張れ!」という気持ちと、「当時は、思い入れいっぱいで、怖いもの知らずだったな!」という気持ちが相半ばする感じです。

 

リッカルドの悩ましい思いと焦燥感を生き生きと自由に表現しようと意識して、意図的にピアノ伴奏より先走るように歌ったのですが、洗練された芸術的効果にまでは、なかなかとどきませんでした。とにかく音程と声量と響きを維持するための体力・スタミナを要する作品です。

 

ピアノ伴奏は中村達郎さん。一番長いお付き合いのピアニストなのですが、コロナ以降は残念ながら一度もお会いできていません。この当時が懐かしいですね。

 

 

さて、今日は、お耳治しに、同じ曲を歌った、今は亡き二人の巨匠の声をお楽しみいただきたいと思います。お二人をご紹介します。私自身は、バリトン(中声)からテノール(高声)に変化し、さらにカウンターテナー(男声アルト・メゾソプラノ)の演奏を楽しむようになったのですが、声域の変化というテーマにおいてカルロ・ベルゴンツィの歌唱法と生きる姿勢に関心を持っています。

 

サルヴァトーレ・リチートラ(Salvatore Licitra, 1968年8月10日 - 2011年9月5日)は、スイス生まれのイタリアのテノール歌手。ルチアーノ・パヴァロッティの代役を務めたことにより「新しいパヴァロッティ」として一躍スターダムにのし上がったが、悲しいことに交通事故により死去しました。

 

カルロ・ベルゴンツィ(Carlo Bergonzi, 1924年7月13日 - 2014年7月25日ミラノ)は、イタリアのテノール歌手。その美声を売り物として、特にヴェルディ作品の演奏を多く手がけたテノール歌手。 1948年バリトン歌手としてオペラでの活動を開始。しかし声の変化に気づき、改めて研鑚を積んで51年、パリでアンドレア・シェニエ(ジョルダーノ作曲、タイトル・ロール)を歌いテノールとして再デビューに成功。 同世代のフランコ・コレッリ(スピント系の力感ある歌唱で知られたテノール)と共にイタリア・オペラ人気を支えるスターとして、公演、録音で国際的に活躍。役柄への理解、自己管理等によって上演成功率の高さでも知られ、長く声の艶を保ち、21世紀に至ってもコンサート活動を続けた。

 

1967年以来数回来日もし、リッカルド(ヴェルディ作曲『仮面舞踏会』)等得意の役柄を歌いました。2000年5月にはニューヨーク、カーネギー・ホールにて、コンサート形式のヴェルディ『オテロ』タイトル・ロールに75歳という高齢で初挑戦し注目されたが、これは最後まで歌いきることができませんでした。しかし、2001年にも来日してリサイタルを開催、80歳近くとは思えぬ喉を披露しました。

 

 曲目解説 


ヴェルディ作曲 歌劇『仮面舞踏会』第3幕より

 

リッカルドのアリア 「永久に君を失えば」

 

ジュゼッペ・ヴェルディ(1813-1901)はイタリアを代表するオペラ作曲家。
歌劇『仮面舞踏会』は『運命の力』や『ドン・カルロ』と並ぶヴェルディ中期の名作で、1859年に初演されている。

 

ボストン知事リッカルド(原作ではスウェーデン国王グスターフ3世)は忠実な友レナートの妻アメーリアと惹かれ合うけれども、レナートへの友情のゆえにこの恋を諦め、夫妻を英国に帰す任命書に署名する。それを知らないまま、妻との密通を疑ったレナートは、仮面舞踏会のさ中に、リッカルドを刺し殺す。「彼女は潔白だ。君は帰国して栄転することになっていた」と任命書を差し出したリッカルドは、夫妻と民衆を祝福しつつ息絶える。ソンマの台本による。

 

「永久に君を失えば」は、舞踏会に先立って、逡巡の末この任命書にサインするリッカルドの心の葛藤を歌ったテノールの名アリアで、決意の苦しさと、舞踏会でアメリアと最後に会える喜びを歌う。

 

 

1) ヨセフ・飯嶋正広 版

歌劇 仮面舞踏会 永遠に君を失えば

 

こちらで視聴できます


演奏2014年8月20日 杉並公会堂小ホール

 

飯嶋正広(テノール)・中村達郎(ピアノ) 音の実験室 第1回公演より

 

•2015/01/21(1,388 回視聴;チャンネル登録者数 169人)

 

いいね! 3    

だめだね(やめとけ)!12

 

コメント:

発表して5年間での視聴数が1,388回という数字をどう評価するかについて、私は十分満足しています。翌年公開のレチトーラが2,491回、翌々年のベルゴンツィが1,192回であるのと比較すれば立派な数字だと思います。二人の巨匠との決定的な違いは、チャンネル登録者数とだめだね(やめとけ)!の有無です。しかし、いいね!の数3件は応援票ということでしょうが感謝です。いずれにしてもオペラ愛好家による数字の意味は大切にしたいと思います。

 

 

 

2) サルヴァトーレ・リチートラ 版 

 

歌劇 仮面舞踏会 永遠にきみを失えば 

 

こちらで視聴できます


•2016/01/18(2,491 回視聴; チャンネル登録者数1.64万人)

 

いいね! 6   

だめだね(やめとけ)!0

 

 

 

3) カルロ・ベルゴンツィ 版

 

歌劇 仮面舞踏会 永遠に君を失えば 

 

こちらで視聴できます

 

•2017/03/30(1,192 回視聴;チャンネル登録者数1.64万人)

 

いいね!8 

だめだね(やめとけ)!0

9月20日
 

 

藝術歌曲集 小倉百人一首(第二弾)youtube版・初公開

 

<藝術歌曲集 小倉百人一首No2.トスティ50番(高声)で歌う>

 

隠岐速人さんは、先週ご紹介させていただいた隠岐彩夏さんの御夫君です。
このYoutube企画の作業リーダーです。

 

小倉百人一首トスティ50番 第22曲 

 

詠み人: 前大僧正慈円『小倉百人一首第95番』から

 

まずは ↓ をクリックして、素晴らしい彼の声をお聴きください。

 

こちらで視聴できます

 

 


第2弾:CD1-2222おほけなく:前大僧正慈円

 

速人さんのオフィシャルサイトには、素敵な音源と画像が掲載されていて、楽しいひと時をお過ごしいただけることでしょう。

 

HPはこちら

 

なお、第一弾の曲(文章末尾)も 引き続きお楽しみください。

 

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ちなみに…

こちらから動画への応援をしていただけます!

 

どうぞ宜しくお願いいたします!!


これをクリックすると、以下のご案内があります。

無観客コンサート第二弾配信 

 

隠岐速人

 

2020/09/17 02:12

¥1,000

 

こちらの動画はコロナ禍で演奏活動が難しくなり、そんな中で企画した配信動画の2つ目の作品です。

 

もちろんリモートでの動画も作ったのですが、こちらはプロの音響さんにお願いして音も、動画も素晴らしいものに仕上げていただきました。

 

一本目のオペラとはまた違った、素敵な作品たちを聞いていただけましたら幸いです。

 

また、こちらの動画は9月30日までの期間限定となっています…

 

が!しかし!この曲たちが好きすぎて出来たらずっと公開していたいのです。

 

是非皆様からの応援(サポート)が必要です!どうぞ宜しくお願いいたします!

 

 

テノール・リリコ・スピント隠岐速人 

 

藝術歌曲集小倉百人一首No2.トスティ50番(高声)で歌う

 

DISC1-24.24憂かりける人を(74番)/源俊頼朝臣

 

こちらで視聴できます

 

9月13日

 

リリック・ソプラノ、隠岐彩夏の世界 

 

藝術歌曲集 小倉百人一首(第二弾)youtube版・初公開

 

<藝術歌曲集 小倉百人一首No2.トスティ50番(高声)で歌う>
に収録している50曲(50首)のうち、女流歌人の作品は、すべて彩夏さんに担当していただきました。

 

小倉百人一首トスティ50番 第29曲 

 

詠み人: 清少納言『小倉百人一首第62番』から

 

まずは、世界第一級の声をお聴きください。

 

こちらで視聴できます

 

なお、第一弾の曲(文章末尾)も 引き続きお楽しみください。

 

・・・・・・・・・・・・・・

 

隠岐さんは、夫君の速人さんとともに一昨年の年末の晦日にこのCDを収録してくれました。

年明け早々に文化庁派遣海外研修生としてニューヨークに留学する準備で多忙な時期であり、また生まれたばかりの男の子を抱えて大活躍の次期でした。

今年のニューヨークはコロナパンデミックで大変なことになってしまったことを想うと、とても不思議な気持ちになります。ともあれ、ご主人と二人目となった男の子と共にお元気でお過ごしの様です。

 

生憎のコロナ禍ですが、現実は現実として受け入れて、新しい時代に向けて着々と準備をしていらっしゃるようです。

すでに今秋以降のプログラムが発表されています。彼女のオフィシャルサイトのプロフィールの最後に、CD「小倉百人一首No.2」(発売元Office Amici) と忘れずに掲載してくださっていることをうれしく思います。

 

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隠岐彩夏 official site から



SCHEDULE

 

 2020年11月6日〜

 

ディズニー・オン・クラシック                       ~

 

まほうの夜の音楽会 2020

 

東京・名古屋・大阪

 

 2020年12月12日(土)15:30開演予定

 

第18回 ヘンデル・フェスティバル・ジャパン

 

世俗的オラトリオ《セメレ》(HWV 58) 全曲 

浜離宮朝日ホール

 

 

 2021年3月12日(金)

 

女性作曲家シリーズvol.3   

 

「ようこそ、ポリーヌ・ヴィアルドのサロンへ」 

 

サントリーホール小ホール

 

 

 2021年7月4日(日)   

 

2020信濃楽友会演奏会 J.S.バッハ「マタイ受難曲」

 

キッセイ文化ホール(松本文化会館) 大ホール

 

 

 2021年7月11日(日)13:30開演予定

 

オルフ祝祭合唱団 オペラ《魔法の笛》 

 

(全曲原語による演奏会形式上演 字幕付)

 

なかのZERO 大ホール

 

 

 

PROFILE

 

隠岐彩夏Ayaka Oki

 

ソプラノ

青森県五所川原市出身。

 

青森県立五所川原高等学校卒業。

 

岩手大学教育学部芸術文化課程音楽コース卒業。

 

東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程、博士後期課程(独唱)修了。

 

R.シューマンの歌曲を研究し博士号(音楽)取得。

 

第60回藝大メサイアのソリストを務める。

 

声楽を佐々木正利、朝倉蒼生、秦貴美子、寺谷千枝子、Nazzareno Antinori, Ira Siff, Mignon Dunnの各氏に師事。Edith Mathis, Robert Holl, Eva Blahová, Mark Padmore, Michael Geesのマスタークラスを受講。

 

2009年第20回友愛ドイツ歌曲コンクール第一位。文部科学大臣賞受賞。副賞としてウィーン(ベーゼンドルファーホール)にてリサイタルを行う。

 

2013年Théâtre Lyrichorégra 20(於モントリオール)日本代表。

 

2013.14年日本演奏連盟宗次エンジェル基金奨学生。

 

2014年度三菱地所賞受賞。

 

2016年Wiener MusikseminarにてEva Blahová氏のマスタークラスを受講。第85回日本音楽コンクール声楽部門第一位、岩谷賞(聴衆賞)、E.ナカミチ賞受賞。

 

2017年トッパンホール主催Michael Gees、Mark Padmore両氏のマスタークラスを受講。

 

2019年文化庁新進芸術家海外研修員、日米芸術家交換計画派遣生日本人フェローとして渡米。ニューヨークにて研鑽を積む。

 

2020年第5回東奥文化選奨受賞。盛岡バッハ・カンタータ・フェライン会員。二期会会員。

 

NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」に出演。

 

CD「Gift」(発売元Office Amici)

 

CD「小倉百人一首No.2」(発売元Office Amici)

 

隠岐彩夏オフィシャルホームページ

主な出演歴


J.S.バッハの教会・世俗カンタータやミサ曲、《マニフィカト》《マタイ受難曲》《ヨハネ受難曲》《ロ短調ミサ》《クリスマスオラトリオ》、ハイドン《ニコライミサ》《天地創造》、ペルゴレージ《聖母マリアの夕べの祈り》(日本初演)、ヘンデル《メサイア》《Dixt Dominus》《ソロモン》遊女1・シバの女王、ベートーヴェン《第九》、モーツァルト《戴冠ミサ》《ハ短調ミサ》《レクイエム》、フォーレ《レクイエム》、メンデルスゾーン《パウルス》《エリアス》、ブラームス《ドイツレクイエム》、ドヴォルザーク《スターバト・マーテル》、プーランク《グローリア》等、宗教曲のソリストを数多く務める。

 

オペラでは《愛の妙薬》アディーナ、《ラ・ボエーム》ミミ、ムゼッタ、《カヴァレリア・ルスティカーナ》ローラ役にて出演。

 

・・・・・・・・・・・・・・

 

 ソプラノ・リリコ隠岐彩夏

 

藝術歌曲集小倉百人一首No2.トスティ50番(高声)で歌う

 

DISC1-1.1やすらはで寝なましものを(59番)/赤染衛門

 

こちらで視聴できます

 

 

聖楽院
9月7日(月)

 



野上さんは、へこたれることなく、アートを創造しています。


東京都採用作品のご紹介

 

東京都アートにエールを!

 

このコロナ期間に
東京都のアートにエールを!
という企画に作品を応募しましたら
採用されまして
なんと今再生回数が1万回を超えました!


作詞作曲、録音、撮影、編集、メイクなどなど
すべてやりましたので
ほんっとに大変でしたが
生涯の中で自分の作品を世に残せることは
本当にありがたいことですね。


これもコロナがなければ取り組まなかったことですから
どんなこともチャレンジすることは
これからも忘れずに生きていこうと感じています。
良かったら聴いてください♪

 

こちらで視聴できます

 


湖龍−絆−

公開日 2020.07.27

視聴回数 10620回

07その他

作詞:野上結美

 

しとしとと春の雨 静寂に包まれ

 

響くのは カジカガエルの声 

 

水面にしたたる雨音

 

風を染めるように金糸が舞い 

 

雲は切れ切れに こぼれる光

 

 

震える心 恋い焦がれ待ちわびて

 

空をたぐり寄せた

 

吸い込まれ振り返れば 黄金色の鱗が

 

気高く輝き 木漏れ日が包み込み

 

微笑みかけてくれた

 

天へ地へと 昇り舞う姿 

 

 

歓喜に水面が震える


あなたと共に生きる世界を

 

 

 

ただひたすらに 心に金糸を結び

 

息吹を通す

 

時を知らせる カジカガエルの声

 

垂れ落ちる雫の音

 

キラキラと水面にうつる太陽が

 

光輝く

 

アララコ

 

 

 

声楽家、ミュージカル俳優、ピアニスト、パーカッショニスト。
それぞれの分野で活動しているアーティストが集結し、芦ノ湖の九頭龍神社からインスピレーションを得て作られた「湖龍-絆-」を、総合芸術として完成させました。


日頃、講師として教えているトーン音楽教室のスタジオにて録音、撮影、編集し、観ていただく方に楽しんでいただけるよう心を込めて作成しました。

 

なかなか思うような活動が出来ない中、今回の作品を皆で創り上げていく過程で、自分たちの活動の原点を思い出させてくれたような気がしています。

 

心を豊かにする芸術・文化の灯が消えぬよう、今後も様々な作品を配信していきたいと思います。

聖楽院 9月6日

小倉百人一首トスティ50番 第42曲 

 

詠み人: 権中納言匡房『小倉百人一首第73番』から

 

まずは

こちらをお聴きください。

 

なお、第一弾の曲(文章末尾)も 引き続きお楽しみください。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

野上さんは、昨年の11月14日に開催された私たちの音楽祭に向けて、聖楽院のレッスン生の指導を担当してくれました。

 

また、当日も素晴らしい演奏をしてくれました。彼女は福岡県の直方(のおかた)市の出身で、地元の名士でもあります。その直方市の公式サイトに掲載されているインタヴュー記事を転載させていただきました。

 

 

ヴォーカル/ヴォイストレーナー

1979年生まれ、直方市出身。武蔵野音楽大 学声楽科を総代で卒業。二期会オペラ研修 所を修了後、オペラ「魔笛」にて夜の女王役 でオペラデビュー。読売交響楽団等との共演、その他多数のコンサートに出演。

 

近年は、CMやTV番組の挿入歌、箏(こと)やダンサー、DJ とのコラボレーション、ジャズシンガーなど活動の場を広げている。また、演歌やPOPS、クラシックの歌を指導するなど、ヴォイストレーナーとしても活躍している。

 

 

歌って教えて楽しんで

 

更新日 2019年07月22日

 

一番つらい時期、音楽に救われて

今は大勢の前で歌ったり、人に歌を教えたりしていますが、小さい頃はコンプレックスのかたまりでした。

幼少期は本当に病弱で、体育祭にもほとんど出ていません。

絶対音感にも苦しめられていました。

しゃべる声が音で聞こえるので、他の人と会話にならないんです。

学校ではピアノの調律の狂いや、合唱のハモリがおかしいと吐き気がするくらいでした。

吹奏楽部でも、他の人とチューニングが合わないことが気持ち悪くて演奏を止めてしまうことがあり「なんで止めるの?」となって、私が「合わないから」と返すと「生意気な子ね」というように大変だったんです。

 

そんな苦しい時期を救ってくれたのが、音楽でした。

音楽が私の心を代弁してくれたのです。激しいピアノの曲を弾いたときに、自分が今怒っていたんだという感情に気づいたり、歌ったときには歌詞の中に本当の自分の感情を見つけたり、自分との対話はいつも音楽を通してだったと思います。

 

 

オペラ、そしてジャズとの出会い

実は中学生までは、ピアニストになりたかったんです。歌は小学4年生から直方少年少女合唱団で習っていましたが、ピアノは4歳くらいから始めていました。

 

直方高校に進学する頃、ピアノの先生に「あなた歌のほうが向いているんじゃない」と言われて、私としては「今?」って感じでした。

ただ、歌うことも大好きで、ドレスを着て人前に出るのも好きでした。

そこで、本格的に歌を習い始めたんです。

 

高校卒業後は武蔵野音楽大学の声楽科に進み、さらに二期会というオペラ研修所で2年間学びました。

 

声楽の人って、太っているイメージがあると思います。

それには理由があって、喉の声帯が車のエンジンで、体がボディだとすると、エンジンが大きいと体も大きくしないといけないんです。

 

私の場合も、二期会の先生から「君は喉のエンジンに比べてやせすぎ」と言われたのがきっかけで筋トレなどをして20キロ太りました。


二期会の後は、本場のオペラを学ぼうと25歳頃にイタリアに留学しました。

そこで思い知らされたのは、イタリア人と日本人との肉体の違いでした。

発声には筋肉が大事なんですが、筋肉を正しく使える骨格が日本人にはないことに気づいたんです。

声を響かせるには、ろっ骨をいかに丸くするか。でも、日本人のろっ骨周りを輪切りにすると、ひらべったいんです。

だから最初は、筋肉で骨を丸く広げていく作業から始めました。

筋肉痛で寝返りするのもつらかったのですが、おかげで今はとても歌いやすいです。そんなクラシック音楽一本の私が、ジャズと出会ったのは30代前半の頃でした。


あるとき、ラムセスというグループとジャズを即興で歌う機会があったんです。

初めて歌ったのですが、ラムセスのメンバーが「いけるね」と。

それでちゃんと学ぼうと、レッスンを受けにニューヨークに行きました。

 

後で母から聞いた話なのですが、祖父が直方でジャズマンだったらしいのです。

ただ私が生まれる前に祖父は亡くなったので、顔も演奏も知りませんが…どこか運命を感じますよね。

ジャズのライブではいつも祖父がそばにいて喜んでくれているような気がします。

 

 

歌う楽しさを教える


イタリア留学では、歌を教えるほうにも興味がわきました。

日本人留学生は、声を壊す人が結構多いんです。

それは骨格の差、筋肉の差が分からず、無理なレッスンをしてしまうから。それを教えてくれる人がいなかったんです。

私自身も大学生の頃に経験した教育実習で、教える楽しさを感じていましたので、歌を教えるヴォイストレーナーとしても、活動の場を広げることにしたのです。
 

今では教え子は、子どもからご高齢の方まで多彩です。

私のモットーは「楽しく」。まずは楽しくやっていると、課題ができたとき、厳しく向き合う勇気が出てくるんです。

 

この繰り返しがうまく回ると成長していけると思っています。生徒さん自身が、このループを見つけて進んでいくようになったときが一番うれしいです。

 

 

音楽人生の原点、直方

 

人生の半分以上を東京で暮らしていますが、音楽活動が軌道に乗れば乗るほど、私の感情の基盤を作ってくれた直方への想(おも)いが強くなっていくのを感じて、直方でライブをしてみたいなと思ったんです。

それに応えてくれたのが、直方の友人たちでした。

 

昨年の夏、ユメニティのおがたで開催したジャズライブも、直方の友人たちの力なしでは実現できなかったと思います。

同級生がライブ運営を担当し、宣伝などをしてくれました。

直方の人は熱いですね~。みんな思いやりがあって、胸が熱くなります。直方の魅力を歌った「のおがたフレンズ」にも、地元の仲間たちの思いが込められています。

 

 

1つの見方にこだわらない

 

コンプレックスって、結局「目線」の問題だと気づいてからすごく楽になりました。自分がコンプレックスだと思っていることも、他の人にとっては、そうではないかもしれません。

1つの目線にこだわらないために、若者にはいろんな人に出会ってほしいです。

人の輪が広がれば自然と自分の視野も広がっていきます。だから、私は積極的に人に会うようにしています。

 

みなさんにも試してもらいたいです。大丈夫!できます!だって私の幼少期なんて、人見知りどころか、人の会話もまともに聞けなかったんですから。

 

 

 

藝術歌曲集小倉百人一首No2.トスティ50番(高声)で歌う

(第1弾)

 ソプラノ・リリコ野上結美

 

DISC2-25.49-2忘れじの(54番)/儀同三司母

 

こちらで視聴できます