ペンネーム M.K さんより

 

「筋肉だけでなく〇〇も意識するというのは考え至らなかったので面白かったです。」

 

と言う感想をいただきました。

 

「〇〇」はストレッチ教室で説明させていただく大切なキーワードです。

 

 

 

5月21日(土曜日)  13時よりストレッチ教室を開催します。

ぜひご参加下さい。

 

第7回  5月21日(土曜日)  13時より30分  

第8回 6月4日(土曜日)        13時より30分

第9回 6月18日(土曜日)      13時より30分

定員  :4人  

対象 :当院で鍼治療経験者

参加費: 2,000円

場所  :高円寺南診療所 リハ室

私は鍼灸師として

実に多くの線維筋痛症の患者の皆様に

寄り添ってきました。

 

そこで感じたのは、身近な人たちにさえ理解されない痛みや、

本人でさえも気づいていない深い苦悩でした。

 

怠けていると誤解されたり、非難されたり

することもあるようです。

 

 

 

線維筋痛症の患者は本当に怠け者なのでしょうか?

 

私は胸を張って「そうではない」と断言することができます。

 

怠け者どころか、むしろ「頑張りすぎる生真面目な方たち」です。

 

ご家族の方は、本来それを一番理解できるはずなのです。

 

しかし残念ながら、実際には必ずしもその通りではないのです。

 

 

 

 

少子化超高齢化でかつストレスフルな現代社会になっては、

 

誰しもが自分自身のことで精いっぱいになり、

 

肉体的・精神的・時間的あるいは経済的な余裕を見失いがちになります。

 

 

線維筋痛症の家族を持つ多くの皆様も、こうした社会環境の下において、

 

とても大変な思いをされているに違いありません。

 

 

 

 

そこで、ご家族の皆様に是非ともお願いがあります。

 

線維筋痛症は決して治らない病気ではないということを信じてください。

 

肉親といえども理解して貰えない苦痛には、

 

さらにやっかいな苦悩が増し加わるのだという真実を、

 

もう一度、受け止め直していただけないでしょうか。

 

 

何物にもまして最も身近なご家族によるご理解とご支援こそが、

 

患者さんの最有力の治癒資源であるということを、

 

私は確信をもって証言したいと思っています。

 

 

 

高円寺南診療所 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭

 

 

線維筋痛症問診票( J-FIQ)での著効例をお知らせします。

 

 

線維筋痛症は、症状が多彩なため治療評価が簡単ではありません。

 

さて病気の進行度や症状、患者さんの機能障害の程度などを総合して疾患活動性といいます。

 

効果的治療のためには、疾患活動性や治療の評価を客観的に適切な尺度を使う必要があります。

 

痛みだけではなく多様な障害を総合的に評価することが不可欠です。

 

 

 

J-FIQとは、線維筋痛症が患者の日常生活にどの程度影響を及ぼしているかということに関する質問票であるFIQの日本語版です。

 

これは治療の評価方法として日本で使用しうる唯一の基準です。

 

20項目の質問等に基づき評価結果を数量化することができます。

 

 

 

高円寺南診療所ならびに併設鍼灸治療室坂本オフィスでは、このJ-FIQを用いて、

患者さんの重症度や治療効果を客観的に評価しています。

 

 

 

 Aさん( 女性・50代)

image035

64.1から12.2と順調に改善した例です。

 

 

 

Bさん(女性・60代)

image038

89.2から29.4まで改善した例です。

 

 

 

さん(女性・70代)

image034

治療の開始時は24.1と低い値でしたが最高71.9まで上昇しました。

 

これは、長期間の緊張状態により疲労痛みなどが感じにくくなっていたものが、回復するにしたがい感じられるようになったためと思われます。

 

3人共、治療に対して積極的でした。

 

「私たちの脳は、意識的な仕事を行っているときだけ活動し、

何もせずぼんやりしているときは脳も休んでいる」と考えられてきました。

 

 

<しかし>

 

安静時に活動が高くなり、特定の課題を遂行することによって抑制される脳領域がいくつか認められています。

 

 

<このことから>

 

安静時の脳活動が注目されるようになってきました。

 

 

<この活動は>

 

安静時にみられる基本的な脳活動という意味で、「デフォルト脳活動」と呼ばれます。

 

それぞれの領域はネットワークを形成しています。

 

 

<したがって>

 

これらの脳内ネットワークはデフォルトモードネットワーク(DMN)と呼ばれます。

 

 

<線維筋痛症患者の脳内ネットワークの特徴は>

 

1.前帯状回(ACC)、島皮質(IC)、大脳基底核の間の結合が増強している。

 

2.内側前頭前野(mPFC)、視床(Thal)、中脳中心灰白質(PAG)などへの抑制系ネットワークが減弱している。

 

 

12週間の認知行動療法で、FM患者の痛みに対する左前頭葉の反応や、視床との結合が回復した。

 

Jensen KB, Loitoile R,Kosek E,et al:

Cognitive Behavioral Therapy increases pain-evoked activation of the prefrontal cortex in patients with fibromyalgia. Pain 153 : 1495-1503,2012

 

 

 

前回の投稿

それには、2つ考えられます。

 

1.「痛み」が軽くなると、仕事、家庭等の悩みに向き合わなければならず「苦悩」が浮上する。

2.「痛み」がある間は、「苦悩」に向き合わずにすむ。つまり、「痛み」に専念できる。

これは、”疾病利得”として心療内科の世界ではよく知られています。

 

これはどういうことでしょうか?

 

「痛み」とは身体を媒体として「苦悩」を自他に見える形にしたものであり「痛み」を通して自分自身の存在を感じる。

また、「苦悩」がある状況は、「痛み」に伴う「疼痛行動」として表現することにより他人に理解してもらいやすくなります。

 

つまり、「苦悩」は、「痛み」の原因になるということです。

 

「痛み」を取ることだけを考えて「苦悩」を置き去りにしていませんか?

身体のケアを通して「苦悩」の解決を一緒に考えていきましょう。

<痛みと苦悩の間で  その1>

身体の「痛み」さえ無くなれば、全て解決するとお考えの皆様へ

 

私は高円寺南診療所で多くの経験をするまで患者の皆様の身体の「痛み」を取り除けば、全ての問題が解決し、皆が救われるものと固く信じていました。

 

しかし、「痛み」が軽くなっても救われない方が多数いらっしゃることに気付かされました。

 

例えば、「痛み」が軽くなっていくのもかかわらず、眉間のシワがむしろ深くなっていくことを数多く観察したのです。

 

なぜこのようなこと不可解はことが起こるのでしょうか?

次回(4月23日)に続きます。

ペンネーム 「さっちゃん 」さんより、

「日常腰痛が時に起きるので、専門的なアドバイスをいただき、今後の習慣にしようと思う。

今後も是非アドバイスをお願い致します。」

 

分からないことがありましたら、ぜひ質問をお寄せ下さい。

理解して習慣にしてもらえれば、腰痛が楽になることでしょう。

 

最後に、ペンネーム「ブンブン」さんより、

「なるほどと思う事が色々あって楽しかったです。」

 

僅か30分の時間でしたが、楽しんでもらえて嬉しいです。

私も楽しかったです。

今後ともよろしくお願いします。

ありがとうございました。

 

また、

2016年4月16日(土曜日) 午後1時

2016年4月20日(水曜日) 午後5時30分

2016年4月23日(土曜日) 午後1時  

にストレッチ教室を開催します。

 

詳しくは

http://www.suikido.jp/?p=192  

まで、よろしくお願いします。

 

腰痛、肩こりでお悩みの皆様は 「ストレッチをして下さい。」とのアドバイスを親身で熱心な治療者から受けることが多いと思います。  

 

しかし、「どのようにしたら良いのだろうか?」と迷ってしまうのではないでしょうか。

 

また、気になる部位をいきなり伸ばして、不快になって止めてしまった方も多いと思います。

 

治療者である私自身、短時間でストレッチの指導をする難しさを感じてきました。

 

そこでストレッチの講座を行うことにしました。

 

 

 

  この講座を受講すると

 

1.どの部位をどのような手順でストレッチしていけば良いのか分かるようになります。

 

2.市販のストレッチの本を参考に自分なりの方法を工夫することができるようになります。

 

3.自分で腰痛、肩こりを軽くすることができます。  

 

理屈は簡単ですので、不安を感じる方も安心して参加してみてください。

 

気になる部位をいきなり伸ばすようなことをしなくても、楽になることに驚くことでしょう。  

 

 

 

対象

1.水氣道に参加されている方

 

2.腰部に軽い痛みのある 方

 

3.肩こりがつらいと感じる方  

 

 

日時

2016年4月16日(土曜日) 午後1時

 

2016年4月20日(水曜日) 午後5時30分

 

2016年4月23日(土曜日) 午後1時  

 

 

時間  30分

 

 

定員  4人

 

 

参加費 2,000円

 

 

場所   高円寺南診療所 リハ室  

 

 

参加希望は野口まで

 

動きやすい服装でおいで下さい。

ペンネーム 「匿名希望」さんより、

「ストレッチと一言で言っても何をやれば良いか分からないですが、このストレッチは全身まんべんなく伸ばすことができるのでとても参考になりました。」

 

ペンネーム 匿名希望 さんより、

「ストレッチというと、痛い箇所にするものと思いこんでいたので、びっくりしました。

しかし、同時に「なるほどなぁ」と納得もできました。

 

今までTV等で知ったストレッチは「〇〇に効くらしい」としかわかっていませんでしたが、今回教えていただいた方法を基本にすれば、痛い箇所だけでなく、全身で調子をみることができますし、他のストレッチもパワーアップするのではと思います。

 

とても楽しかったです。」

 

私の願いが通じたかのような感想、ありがとうございました。

なぜそのポーズなのか、理解してもらえたら嬉しいです。

 

これからもよろしくお願いします。

 

次回のストレッチの感想の掲載は4月16日の予定です。

 

また、

2016年4月16日(土曜日) 午後1時

2016年4月20日(水曜日) 午後5時30分

2016年4月23日(土曜日) 午後1時  

にストレッチ教室を開催します。

 

詳しくは

http://www.suikido.jp/?p=192  

まで、よろしくお願いします。

 

ペンネーム 「H.K」さんより、

「実際にやりながらのレッスンで心身納得のいくレッスンでした。」

 

ペンネーム 「TH」さんより、

「体のメカニズムから教えて頂けたので、頭で理解しながら、体を動かし体がラクになったのを実感できた。」

 

ペンネーム 「CT」さんより、

「実際に動かしてポイントを詳しく指導して頂くと正しく効果的にできるので大変ためになりました。」

 

ペンネーム「トラコ」さんより、

「短時間での効果がすぐ出て驚きでした。人間の体の不思議さを改めて実感!!」

との感想をいただきました。

 

なぜこのポーズをとるのか、理屈が頭だけでなく、体でわかるように伝えていけたらと思っております。

感想ありがとうございました。

 

次回のストレッチの感想の掲載は4月13日の予定です。

 

また、

2016年4月16日(土曜日) 午後1時

2016年4月20日(水曜日) 午後5時30分

2016年4月23日(土曜日) 午後1時  

にストレッチ教室を開催します。

 

詳しくは

http://www.suikido.jp/?p=192  

まで、よろしくお願いします。