今回は、腰痛のためのストレッチを行いましょう。
まず前回までに学んだ腰部と頚部の検査を行って下さい。
ストレッチの前と後で動き易さを比べるので
<痛み、怠さ、突っ張り>等の不快な症状が出るポーズがあったら記憶しておきましょう。
<注意>
・痛みが出るほど強くストレッチしない。
・やり過ぎは禁物です。後で痛くなったら、1日休んでもう一度 やってみましょう
・1つの動作につき、深呼吸3~5回(15~20秒)行ってください。 1日1回~2回、朝、寝る前(風呂あがり)に行うのがよいでしょう。
まず、大腿部(太腿)の前をストレッチしてみましょう。
壁に手をついて身体が揺れないようにして下さい。
深呼吸を3回ほどしながら大腿部(太腿)の前に集中しましょう。
終わったら反対の足も同様に行います。
このストレッチは腰を反らす動きを楽にします。
次は大腿部(太腿)の後ろのストレッチを行います。
まず、鼠径部(ビートたけしさんの「コマネチ」というギャグを思い出して下さい)に手を当てます。
そこを支点にして身体を倒して下さい。
大腿部(太腿)の後ろに伸びを感じたら手をテーブルや壁について下さい。
深呼吸を3回ほどしながら大腿部(太腿)の後ろに集中しましょう。
このストレッチは、身体を前に倒す動きを楽にします。
次は、大腿部(太腿)の内側と体幹の横を伸ばすストレッチを行います。
椅子に座り、右足を左足の大腿部にのせます。
右足はなるべく床と並行になるようにします(無理はしないでください)。
右足大腿部(太腿)の内側が伸びている感覚があれば OKです。
右の股関節が痛くなければ胴体を左斜めに倒していきます(股関節に痛みがある場合はやらないでください)。
右の腰と臀部が伸びている感覚があれば OKです。
深呼吸を3回ほどしながら右大腿部(太腿)の内側と腰と臀部に集中しましょう。
反対側も同様に行って下さい。
このストレッチは身体を横に倒す動きを楽にします。
終わったら、腰の検査を行いましょう。
動きが楽になりましたか?
うまくいくと頚部の動きも楽になっています。
頚部の検査もしてみて下さい。
次回は肩こりためのストレッチを行います。