<はじめに>

 

 

前回は「肺経」ついてお話しました。

 

 

「尺沢」は 「鼻炎」で鼻汁が出る、鼻閉、「喉の痛み」に、

 

 

「孔最」は鼻炎の症状が更にひどいとき、「痔の痛み」よく使います。

 

 

今回は「大腸経」を見ていきましょう。

 

 

<大腸経>

 

2大腸経

 

「大腸経」は人差し指から鼻の横につながります。

 

 

20個の経穴があります。

20個の経穴は

 

1. 商陽(しょうよう)

 

2. 二間(じかん)

 

3. 三間(さんかん)

 

4. 合谷(ごうこく)

 

5. 陽溪(ようけい)

 

6. 偏歴(へんれき)

 

7. 温溜(おんる)

 

8. 下廉(げれん)    

 

9. 上廉(じょうれん)

 

10. 手三里(てさんり)

 

11. 曲池(きょくち)

 

12. 肘髎(ちゅうりょう)

 

13. 手五里(てごり)

 

14. 臂臑(ひじゅ)

 

15. 肩髃(けんぐう)

 

16. 巨骨(ここつ)

 

17. 天鼎(てんてい)

 

18. 扶突(ふとつ)

 

19. 禾髎(かりょう)

 

20. 迎香(げいこう)

 

 

となります。

 

 

この中から「合谷」「手三里」「曲池」を紹介しましょう。

 

 

「合谷」は人差し指と親指の間の窪みにあります。

 

2019-06-06 00-15

 

 

「頭痛」「歯痛」「肩こり」「便秘・下痢」「目の疲れ」に効果がありツボの中でもエースと言える存在です。

 

 

 

「曲池」肘を曲げた時にできる外側の横じわの端にあります。

 

 

「手三里」は「曲池」から指3本分手の方向にあります。

2019-06-06 00-14

 

 

 

「肩こり」に効果があります。

 

 

暇な時に刺激してみてください。

 

 

楽になりますよ!

 

 

杉並国際クリニック 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭

 

ICU(国際基督教大学)からの謎の問い合わせ

 

 

ICU:

「そちらのクリニックでは、アメリカの医師免許を持った先生はいらっしゃいますか?」

 

杉並国際クリニック:

「おりません。申し訳ございません。」

 

 

ただそれだけの問い合わせだったそうですが、少し気になる点があります。

 

電話の記録から、確かにICUからの問い合わせであることは確認できました。

 

気になるのは、問い合わせの目的です。

 

単純に考えれば、<ICUの学生さんを紹介したいのだが、杉並国際クリニックでアメリカの医師免許をもった医師の診察は受けられるか?>ということなのだろうと思います。

 

 

杉並国際クリニック(Suginami International Clinic)を称しているので、米国医師免許を有する医師がいる可能性を期待したのかもしれません。高円寺南診療所30年の歴史において、ICUから問い合わせがきたことは一度もないからです。

 

 

すると、次に疑問に思うのは、そもそも、問い合わせの主であるICUの担当者の所属部署は、どのような機能を持っているかということです。

 

これは、ICUのホームページで検索できました。

 

どうやらHealth Care Officeという名称の保険管理室があるようです。

 

それはYoutubeの動画でも紹介されています。

 

すると、ICUのHealth Care Office(保健管理室)にはschool physician(校医)が配されているが、薬局や診療所ではないことが案内されていました。

 

 

そして、

Our English might not be perfect, but we are all happy to support international students!

(私たちの英語は完璧ではないかもしれませんが、一同よろこんで外国人学生を支援させていただきます。)

というコメントが示されていました。

 

保健管理室のスタッフは、どうやら英語のネーティブではなさそうな気配です。

 

必要に応じて、近隣の医療機関を紹介する業務も行っているようですが、近隣の三鷹市、武蔵野市などにも、米国医師免許をもつ医師が見つからなかったのかも知れません。それは、当然のことです。米国医師免許をもつ医師はほとんどが米国で勤務しているからです。逆に米国留学経験者が多いことが常識となっている日本の医学部の教授を例に挙げるならば、彼らのうちで米国医師免許保持者は皆無に近いのが現状だと思われます。

 

そもそも、日本で受診する医療機関を決めるに際して、なぜ米国医師免許保持の有無が決め手になるのでしょうか。仮に米国医師免許をもっていても日本の医師免許がなければ、医療行為をすることはできないので、当然、ダブルライセンスということが前提でしょう。

 

英語での医療コミュニケーション能力の目安でしょうか、それとも日本の医師免許しかない医師は信用するに値しない、ということでしょうか。もし、後者であるとすれば、我々日本人医師としては、とても残念な思いです。

 

英語での日常診療が当たり前の環境を整備していかない限り、外国人の方に安心して受診していただけるようにはならない可能性があります。

<(鍼灸)東洋医学の話をしようー 経絡(2) 肺経 >

 

 

<はじめに>

 

 

前回経絡の種類と経穴の数についてお話しました。

 

 

今回から「経絡」と「経穴」の話をしていきましょう。

 

 

まずは「肺経」から見ていきましょう。

 

 

 

<肺経>

1肺経

 

 

 

「肺経」は胸部から始まり母指の爪の生え際までのびます。

 

 

11個の経穴があります。

 

 

11個の経穴は

 

1.中府(ちゅうふ)

 

2.  雲門(うんもん)

 

3.天府(てんぷ)

 

4.侠白(きょうはく)

 

5.尺沢(しゃくたく)

 

6.孔最(こうさい)

 

7.列缺(れっけつ)

 

8.  経渠(けいきょ)

 

9.太淵(たいえん)

 

10. 魚際(ぎょさい)

 

11. 少商(しょうしょう)

 

 

です。

 

 

主に、喘息、喉の痛み等、呼吸器系疾患によく使われます。

 

 

私がよく使う経穴は

 

 

「尺沢」「孔最」です。

 

 

「尺沢」は 「鼻炎」で鼻汁が出る、鼻閉、「喉の痛み」によく使います。

 

 

「孔最」は鼻炎の症状が更にひどいときによく使います。

 

 

とても効果があります。

 

 

 

また、「孔最」は「痔の痛み」によく効くそうです。

 

 

学生時代にM先生が話していました。

 

 

痔の痛みで座れなくなった妊婦に灸をして痛みを取ったそうです。

 

 

試してみたいのですが、その機会は訪れません(笑)。

 

 

 

最後に「尺沢」「孔最」の部位をお伝えしましょう。

 

2019-05-23 19-09

 

 

「尺沢」は上腕二頭筋(力コブの筋肉)の腱の親指側にあります。

 

 

「孔最」は「尺沢」から指4本(人差し指~小指)下にあります。

 

 

鼻炎でお困りの方ぜひ刺激してみてください。

 

 

楽になりますよ!

 

 

 

杉並国際クリニック 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭

<(鍼灸)東洋医学の話をしようー経絡(1)>

 

 

<はじめに>

 

 

前回「氣」の旅ー「脾」「肺」「腎」との関係』についてお話しました。

 

 

 (1) 「脾」で飲食物を消化して「氣」の元(水穀の精微)を作る。

 

 

(2)「肺」による呼吸の力で「氣」を全身にめぐらせる。

 

 

 (3)「腎」は「氣」を貯蔵する

 

 

ということと

 

 

「氣」を全身に巡らせるために「深呼吸」することをおすすめしました。

 

 

しかし、胃腸の調子が悪く、不安や抑鬱が強い場合には全身のエネルギーが消耗してしまいます。

 

 

そのため「深呼吸」をしてみようという気力が湧かないこともあります。

 

 

「深呼吸」できない人は、体幹部を緩めたり、胃腸の状態を改善することにより「深呼吸」ができるようになります。

 

 

ぜひご相談ください。

 

 

 

今回から「経絡」と「ツボ」のお話をしていきます。

 

 

「ツボ」を刺激して健康になりましょう。

 

 

 

<経絡とは>

 

 

経絡」とは「氣」というエネルギーが流れる通り道です。

 

 

そこに「経穴(つぼ)」が分布しています。

 

 

「経穴」を刺激して体の不調を治療してきます。

 

 

「経絡」には

 

(1).肺経

 

(2).大腸経

 

(3).胃経

 

(4).脾経

 

(5).心経

 

(6).小腸経

 

(7).膀胱経

 

(8).腎経

 

(9).心包経

 

(10).三焦経(さんしょうけい)

 

(11).胆経

 

(12).肝経

 

と体の正中に流れる

 

(13).督脈(とくみゃく)

 

(14).任脈(にんみゃく)

 

があります。

 

 

「経穴」の種類はWHOの分類で361(昔、私が学校で習ったときは365ありました)

 

 

左右に分布している「経穴」もあるので、全身に670ほどあります。

 

 

次回は「肺経」の経絡と「経穴」について説明していきます。

 

 

杉並国際クリニック 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭

<線維筋痛症 JFIQの経過報告>

 (図1)

スクリーンショット 2019-05-03 時刻 12.50.38 

JFIQは線維筋痛症の経過観察に欠かせない指標です。

 

 

最高点が100点で、20点未満が正常値になります。

 

 

 (図1)は左側が初期時の点数、右側が現在の点数でその2点を結んだものです。

 

 

 図2)

 スクリーンショット 2019-05-03 時刻 12.49.29

(図2)は線維筋痛症の治療効果の割合を表したものです。

 

 

 50以上点数が下がると「著効」です。

 

 

 20以上50未満点数が下がると「改善」です。

 

 

 20未満の点数の低下は「無効」の判定となります。

 

 

<今回の考察>

 

 

正規性の検定で初期値、現在値共に正規性がありました。

 

 

その後、関連2群の検定と推定を行いました。

 

 

1)統計的にみて、JFIQスコアが有意に改善したことが証明されました。P(危険率)=0.001%でした(図1)

 

 

pが0.05以下であれば統計学的優位である。

 

 

pが0.01以下であれば統計学的に極めて優位である。

 

 

2)JFIQスコアの判定基準として、20点以上改善されると治療が有効、50点以上改善されると著効となります。

 

 

  今回、 17名の平均で    31.9点改善していたため、全体として鍼治療は   有効であったと言えます。

 

 

個別でみると、著効4名(32.5%)、有効7名(41.2%)、無効6(35.3%)でした。(図2)

 

 

 

杉並国際クリニック 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭

<東洋医学の話をしよう3ー臓腑(8) ー 番外編 氣ー脾ー肺ー腎2>

<はじめに>

前回ー「氣」「脾」「肺」「腎」の働きについて復習しました。

 

 

今回は氣がどのように循環していくか説明した後に、私の体験をふまえ健康のために大切なことをお話します。

 

 

<「氣」の旅ー「脾」「肺」「腎」との関係について>

 

 

身体を「氣」というエネルギーが循環することで健康を保つ事ができると東洋医学では考えています。

 

 

「氣」が巡らないと生命活動ができなくなるからです。

 

 

それでは「氣」が全身に巡っていく過程を説明していきましょう。

 

 

(1).「脾」で飲食物を消化し「水穀の精微」という「氣」のもと(栄養素に相当)を作ります。

 

 

(2).「水穀の精微」が「肺」に運ばれます。

 

 

(3).外気である「清氣(せいき)(酸素に相当)」と「水穀の精微」が混ざって「氣」が作られます。

 

 

(4).「肺」による呼吸で全身に「氣」が巡ります。

 

 

(5).夜間に睡眠を取ることにより「腎」に「氣」が貯蔵され身体の活動を支えていきま す。

 

 

つまり、飲食物を「脾」で消化して「氣」のもと(水穀の精微)を作り

 

 

「肺」による呼吸の力で「氣」を全身にめぐらせます。

 

 

そして「腎」は「氣」を貯蔵するというわけです。

 

 

 

<健康のために大切なこと>

 

 

「食べる」「寝る」「呼吸」、活動を支えていくためにどれも大切なものです。

 

 

その中で、どれが一番大切でしょうか?

 

 

私は、「呼吸」であると考えています。

 

 

「食べる」「寝る」は1週間程度できなくても死ぬことはありません。

 

 

しかし、「呼吸」は5分もできないと死んでしまうからです。

 

 

「呼吸」によって「氣」が巡らないと「臓腑」が働けません(推動作用の障害)。

 

 

それにより、生命活動のもとである「氣」が作られなくなります。

 

 

「氣」が作られなければ体調の悪化が避けられません。

 

 

数年前、私は体調を崩し「食欲不振」「睡眠障害」になりました。

 

 

何より困ったのは、「呼吸がままならない」ことでした。

 

 

体に力が入らず、深い呼吸ができないのです。

 

 

溜め息ばかりついていました。

 

 

体は温まらず(温煦作用の障害)、手が冷えてしまい患者様に冷たい手で触れることになり迷惑をかけることもありました。

 

 

「氣」が巡らない(推動作用の障害)ので臓腑の働きが低下してしまいます。

 

 

「脾」の働きがさらに低下し飲食物の消化がままならなくなり、「氣」が作られないこと により体力が低下していきました。

 

 

「氣」が作られなくなれば「腎」に貯蔵された「氣」を消費してしまいます。

 

 

これを「腎虚(じんきょ)」といいます

 

 

さらに眠れないので「腎」に「氣」が貯蔵されることもないわけですから、

 

 

さらなる体力の低下が待っていました。

 

 

歩くのが辛くなり、何もかもが億劫になりました。

 

 

正しい姿勢を維持するのが困難で背中が丸くなってしまいました。

 

 

そうなるとさらに「呼吸」がしずらくなりました。

 

 

そこから回復するきっかけになったのは何だったのだろうかと今考えると、「深呼吸」であったと思います。(水氣道では金澤さんの理氣航法で習得できます)

 

 

胸部をのばすストレッチをして丸まった胸を開き、できる範囲で深呼吸を試みました。

 

 

ほんの少しだけですが、気持ちと体が楽になった感覚がありました。

 

 

(水氣道では姿勢が改善し呼吸が改善することによって動作や意識が改善します)

 

 

毎日少しずつ繰り返していきました。

 

 

少しずつ深い呼吸ができるようになるにつれ、体調が回復していったように思います。

 

 

薬の服用だけで体調が回復することは困難だったでしょう。

 

 

呼吸によって「氣」が巡らないと「血液」も巡らない(推動作用の低下)ので薬がきちんと運ばれないわけですから。

 

 

今は、暇を見ては「深呼吸」をするようにしています。

 

 

「呼吸」が健康の第一歩なのだと実感しています。

 

 

「呼吸」できることの喜びを日々感じて生きていきたいと思っています。

 

 

 

<まとめ>

 

 

「呼吸」「睡眠」「食事」は生きていくために大切なものです。

 

 

その中でも「呼吸」がいちばん大切です。

 

 

深呼吸」で「氣」を巡らせ健康を維持していきたいものです。

 

 

「呼吸」ができる喜びを噛み締めて生きていきたいものですね。

 

 

高円寺南診療所 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭

国内地域医療診療所から国際標準クリニックへの変革に向けて②

 

杉並国際クリニック開設に向けて、医療機関として最も大切な強化項目として、第一に医療安全を挙げたいと思います。

 

最近の日本医学会およびその専門分科会が主催する学会プログラムには、必ず医療安全・医療事故・医療法制・医療倫理に関する教育研修会・講演会が準備されています。

 

専門医は高度な医療の担い手であるため、必然的にリスクの大きな専門業務に携わることになるため、専門医資格更新のためには、この領域での研修が必須となっています。

 

概ね退屈な内容なのですが、これまでとは違って、抜群に優れた講演を聴くことができました。リウマチ学会が主催するレクチャーなので、リウマチの臨床を題材にしたものですが、その内容は、日常臨床のあらゆる領域で役立つ内容であることに感服しました。

 

講師の門野先生は1995年に東大医学部卒業後、1999年に東大大学院医学系研究科に進学され、途中、米国ペンシルバニア大学医学部への留学を経て、2006年に医学博士号取得をされた方です。埼玉医科大学の整形外科教授に就任して、大学病院全体のリスクマネジメントの管理者として指名されたとのことで、必ずしもご自分が進んで入りこんだ領域ではなさそうでした。

 

同じような経歴の方でも、話の上手な方と、そうでない方がいます。しかし、頭の良い人の話は、ややもすれば地味で退屈しそうな話題の中にも、キラリと輝くような宝物を掘り当ててくれます。話の展開もとてもすっきりしていてストレスが溜まらず、どんどん話に引き込まれていきます。私は、地頭が悪いせいか、とても彼のようにはいかないので、きっとまわりの人をイライラさせていることでしょう。それでも物事の必要性に気が付けば、<逃げず、避けず、胡麻化さず>取り組むべきことには、好むと好まずとを問わず、きちんと取り組んできたことだけは誇りにしたいと思います。

 

今後も、<日々精進あるのみ、継続は力なり>の<努力より工夫を>の精神で参りたいと思います。

 

 

医療機関の安全性の向上・リスクマネジメントの基本は、従業員に対する徹底した教育にあるようです。しかし、それにはいろいろな工夫と仕掛けが必要になってきます。

 

今後の<Mr.NoGucciの懺悔>のための格好の材料も満載されていました。

 

 

日本リウマチ学会2019アニュアルコースレクチャー

 

4月14日(日)

14:15~15:15am

 

ACL6:

医療安全という観点からみた関節リウマチ治療~何に気をつけるか?~

    

演者:門野多峰(埼玉医科大学整形外科)

 

 

医療安全管理

安全な医療提供のための条件:

1)リスクマネジメント

リスクとベネフィットのバランス

 

例1)リウマチ治療薬は感染症のリスクが伴う

 

例2)リウマチ患者の悪性新生物発生率は低いが、悪性リンパ腫は例外

 

 

有害事象の予防策

例1)腎機能障害があればメトトレキサートの投与量を減らす

例2)免疫抑制をかけている場合は肺炎球菌ワクチン接種を促す

 

 

有害事象の早期治療開始

2)セイフティマネジメント

ヒューマンエラー(標準的行為からの逸脱行為):教育が重要!

ヒューマンエラーのタイプ分類

 

1)知識不足・スキル不足の防止

 

2)意図的な不遵守の防止

①守るべきことを明確にする

②守れるだけの技能を身につけさせる

③守れる環境を整える

④守る必要性・理由を納得させる

⑤監督者等によるパトロール・監督と指導を徹底させる

 

 

対策の基本パターン

エラープルーフ化:

 

目的)人的エラーに起因する問題を防ぐ

 

内容)作業を構成する人以外の要素(薬剤、機器、文書、手順等)の「作業方法」を改善すること

 

原理)

①排除(Elimination)

②代替化(Replacement)

③容易化(Facilitation)

④異常検出(Detection)

⑤影響緩和(Mitigation)

 

 

有害事象の予防対策

コミュニケーションエラーは最大のリスクとなりうる

 

①誤伝達⇒口頭指示を受けて複唱

②誤解釈⇒勘違いを減らすために、普段から思い込みやこだわりを減らす

③確認・注意不足⇒後で実施しようとして忘れることがあるため、備忘システムを構築する:確認・注意のコミュニケーション(情報の共有・意識の共有・スキルの向上・システムによる指摘)

④伝達の欠如⇒

⑤リスクコミュニケーション⇒一方向性でなく双方向性のコミュニケーションに

 

 

チーム活動

ステップ1:改善の機会をみつける

ステップ2:対策案を作成する

ステップ3:対策案を評価・選定する

 

 

エラーがあったときの早期発見・早期対策

患者とのコミュニケーション

知識格差があるので歩み寄るコミュニケーションスキルを

 

1)Teach-back Technic:患者さんに理解した内容を話してもらう

守るべきこと、なすべきことのみでなく、その理由も答えてもらう

 

2)質問することを奨励する雰囲気を形成する

 

 

 

<ボランティア募集>

5月1日(水)の午前中および2日(木)の午後から、杉並区内全域に約100か所に及ぶ無料掲示板「でんごんくん」に水氣道の広報のためのポスター貼付ラリーを始めます。

飯嶋班(担当:高円寺・和田・方南町地区)、野口班(担当:西武線沿線)、金澤班(担当:成田地区)、加藤班(担当:阿佐ヶ谷地区)などがスタンバイしています。

 

目下、ポスター貼付ラリー同行ボランティアを募集中です。

<東洋医学の話をしよう3ー臓腑(8) ー 番外編 氣ー脾ー肺ー腎1>

 

<はじめに>

 

 

前回まで「五臓( 「肝」「心」「脾」「肺」「腎」)」のお話をしてきました。

 

 

聞き慣れない言葉が多く難しく感じられた方も多いのではないかと思います。

 

 

今回は、その中の「脾」「肺」「腎」と「氣」の関係を説明していきます。

 

 

それによって「食事」「呼吸」「睡眠」の大切さをお伝えできたらと思います。

 

 

最初に「氣」それから順に「脾」「肺」「腎」の働きを復習してから本題に入ります。

    

 

 

 

    <「氣」の働き>

 

 

「氣」は生命活動を支えているエネルギーです。

 

 

氣の役割にはいろいろありますが、その中でも今回重要なのは「推動(すいどう)作用)」

と「温煦(おんく)作用」です。

 

 

「推動作用」とは 「氣」が*臓腑(ぞうふ)や**経絡(けいらく)の活動、血液循環の機能を推し進めます。(*臓腑ー内臓のこと   **経絡ー氣の通り道で全身に分布します。)

 

 

「温煦作用」とは全身を温める作用です。

 

 

その他の作用は以前こちらで解説してありますので、御参照ください。

 

 

 

<「脾」の働き>

 

 

「脾」の働きにもいろいろありますが、「氣」と「脾」の関係で重要なのは「運化(うんか)」と「昇清(しょうせい)」です。

 

 

運化とは食べ物を消化吸収し水穀の精微(すいこくのせいび)という「氣」のもとををつくります。

 

 

昇清(しょうせい)ー水穀の精微を心肺へと昇らせる

 

 

その他の作用は以前こちらで解説してありますので、御参照ください。

 

 

 

<「肺」の働き>

 

 

「肺」の働きにもいろいろありますが、今回大切なのは「氣をつかさどる」ことと「宣発(せんぱつ)作用と「粛降(しゅくこう)作用」です。

 

 

「氣をつかさどる」とは空気中の「清氣(せいき)」を取り込んで「脾胃」で作られた「水穀の精微」を組み合わせて「氣」を作ることを言います。

 

 

「宣発」と「粛降」作用とは、一言で言うと呼吸によって全身に「氣」を巡らせることを言います。

 

 

その他の作用は以前こちらで解説してありますので、御参照ください。

 

 

 

<「腎」の働き>

 

 

「腎」の働きはいろいろありますが「氣」との関係で大切なのは「精」の貯蔵です。

 

 

「精」とは腎に蓄えられているエネルギーのことで、両親から受け継いだ「先天の精」と「脾胃」で消化吸収してできた「後天の精」があります。

 

 

「腎」はこれらの「精」を貯蔵します。

 

 

夜間に寝ることで「精」の貯蔵が進み日中の活動エネルギーになります。

 

 

本来、夜間に休息を取ることが人の生活リズムに合っています。

 

 

したがって夜間にしっかり睡眠を取ることが「腎」の機能が働きやすくなり「氣」を貯蔵しやすくなり心身の疲労回復が可能になります。

 

 

健康的な生活リズムを守ることが大切であることがわかります。

 

 

その他の作用は以前こちらで解説してあります。御参照ください。

 

 

次回「氣」が体の中でどうやって循環していくか解説していきます。

 

 

高円寺南診療所 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭

<東洋医学の話をしよう3ー臓腑(7) ー まとめ>

 

 

<はじめに>

 

 

前回は「」について解説しました。

 

 

今回は、今までの臓についてのお話をまとめておきましょう。

 

 

(「」についての記事はこちらにありますので目を通してみて下さい。)

 

 

<東洋医学の話をしよう3ー臓腑(1)>

 

 

では「五蔵」「六腑」について解説しました。

 

 

・「五臓」とは肝」「心」「脾」「肺」「腎」のことを言う。

 

・「六腑」とは「胆」「小腸」「胃」「三焦」「大腸」「膀胱」のことを言う。

 

・「五臓六腑」の「臓」とは「氣」「血」「津液」を備蓄する臓器である。

 

・「腑」とは「氣」「血」「津液」を動かす中腔性の臓器である。

 

 

というお話でした。

 

 

<東洋医学の話をしよう3ー臓腑(2) ー 肝>

 

 

では「肝」の働きについて解説しました。

 

 

・肝の主な働きは「疏泄(そせつ)」、「蔵血(ぞうけつ)」です。

 

・体内の氣の運動を調節する働きのことを「疏泄」と言います。

 

・血液の貯蔵の働きのことを「蔵血」いいます

 

・「肝」には「怒」の感情、「筋」「目」に関係が深い。

 

 

というお話でした。

 

 

<東洋医学の話をしよう3ー臓腑(3) ー 心>

 

 

では「心」について解説しました。

 

 

・「心」は血液を体全体に送り出す役割を担う

 

・「心」は「精神活動の源」

 

・「汗」、「舌」と関係が深い

 

 

というお話でした。

 

 

<東洋医学の話をしよう3ー臓腑(4) ー 脾>

 

 

では「脾」について解説しました。

 

 

・運化(うんか)ー食べ物を消化吸収し水穀の精微(すいこくのせいび)をつくる

 

・昇清(しょうせい)ー水穀の精微を心肺へと昇らせる

 

・統血(とうけつ)ー血の脈外への漏出(出血)を防ぎます

 

・生血(せいけつ)ー水穀の精微から血を生成する

 

・「脾」は「肌肉(ひにく)」「唇」「涎(よだれ)」「思(し)」と関係がある。

 

 

というお話でした。

 

 

<東洋医学の話をしよう3ー臓腑(5) ー 肺>

 

 

では「肺」について解説しました。

 

 

・呼吸器系の機能を司る

 

・氣をつかさどる

 

        「清氣」と「水穀の精微」を組み合わせて「氣」を作ります

 

 

・宣発(せんぱつ)と粛降(しゅくこう)

       

     

          宣発作用と粛降作用によって全身に氣を巡らせます

 

 

・水道通調作用ー水分を全身に行き渡らせます

 

・皮毛、鼻と関係がある

 

というお話でした。

 

 

<東洋医学の話をしよう3ー臓腑(6) ー 腎>

 

 

では「腎」について解説しました。

 

・「精」の貯蔵

 

・生長・発育・生殖をつかさどる

 

・骨や髄をつかさどり脳を栄養する

 

・尿道・生殖器、聴力、骨と関係する

 

・水分の代謝

 

・納気(のうき)をつかさどる

 

 

          肺の呼吸の役割の吸気を助ける

 

 

というお話でした。

 

 

いろいろと難しい話になってしまったと思います。

 

 

それぞれの表題をクリックすると、該当するページに飛びます。

 

 

繰り返し読んでいただけたら幸いです。

 

 

 

高円寺南診療所 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭

運動器症候群(ロコモ、と略す)対策としての水氣道

 

ロコモの概念

以下の原因により、歩行障害をきたし、生活活動制限、社会参加制限、要介護

に至る病態を指します。

 

Ⅰ:局所の形態障害

  1. 体を支える部位(骨粗鬆症)⇒ 易損性・易骨折性 ⇒ 組織損傷・骨折
  2. 曲がる部位(変形性膝関節症、変形性腰椎症)⇒ 疼痛、可動域制限
  3. 動かす/ 制御する部位(骨格筋萎縮症:サルコペニア
  4. ⇒ 筋力低下、筋拘縮、バランス低下

 

Ⅱ:全身の機能障害

A 神経障害 ⇒ 易損性・骨折、疼痛、可動域制限、筋力低下、筋拘縮

B バランス低下 ⇒ 歩行障害 ⇒ 生活活動制限、社会参加制限、要介護

 

 

日本整形外科学会公式、ロコモティブシンドローム予防啓発公式サイト

「ロコモチャレンジ」

 

 

ロコモの診断法:「ロコモチェック」

1)片足立で靴下がはけない

2)家の中でつまずいたり滑ったりする

3)階段を上るのに手すりが必要である

4)横断歩道を青信号で渡りきれない

5)15分くらい続けて歩けない

6)2㎏程度の買い物(1リットルの牛乳パック2個程度)をして持ち帰るのが困難である

7)家の中のやや重い仕事(掃除機の使用、布団の上げ下ろしなど)が困難である

 

1つでも当てはまると「ロコモ」です。

 

現在の移動能力評価:「ロコモ度テスト」

1)下肢筋力:立ち上がりテスト

2)歩幅:2ステップテスト

3)身体状況・生活状況:ロコモ25

 

テストの結果を「該当せず」「ロコモ度①」「ロコモ度②」で判定します。

 

ロコモ度①:移動機能の低下が始まっている状態

筋力やバランス力が落ちてきているので、ロコトレ(ロコモーショントレーニング)を始めとする運動を習慣づける必要があります。

また、十分なたんぱく質とカルシウムを含んだバランスの取れた食事を摂るように気をつけましょう。

 

ロコモ度②:移動機能の低下が進行している状態

自立した生活ができなくなるリスクが高くなっています。

特に痛みを伴う場合は、何らかの運動器疾患が発症している可能性もありますので、

医療機関の受診をお勧めします。

 

 

立ち上がりテスト・2ステップテスト

 

ロコモ25

 

トレーニング法:「ロコトレ」片足立・スクワット

 

 

 

ロコモの予防の具体的方略:『水氣道®

水氣道の稽古(トレーニング)内容は、体の支え、関節、動作および運動の制御、神経機能の回復・強化、バランス機能の向上という、ロコモの原因となるすべての要素を万遍なく鍛錬します。

 

水中で多様な歩行訓練を行うため、陸上での通行の歩行機能の向上のみならず、転倒防止訓練にも役立ちます。

 

なお、水氣道は集団稽古(グループ・エクササイズ)であるため、参加者の生活活動制限、社会参加制限を直接解消し、要介護に至るプロセスを強力に阻止することができます。

 

したがって、水氣道はロコモ予防に対する理想的な方略であるということができます。