4つの氣

氣には働き方によって「元氣(げんき)」、「営氣(えいき)」、「衛氣(えき)」、「宗氣(そうき)」に分類されます。

 

 

元氣」は生命活動の原動力で、先週お伝えした「先天の精」、「後天の精」を材料としています。

 

 

臍下丹田(せいかたんでん)、つまり下腹部に集まります。

 

 

「営氣」「衛氣」「宗氣(そうき)」は「後天の精」から作られます。

 

 

営氣」は脈中(血管)を通って全身を栄養します。

 

 

衛氣」は脈外を流れ、身体にバリアを張ります。それにより身体を病原体などから防衛します。

 

 

昼間は体表、夜間は体内に入ります。

 

 

ですから、夜間は無防備になってしまうため風邪をひきやすくなります。

 

 

「宗氣」は呼吸でえられる「清氣」と「後天の精」により作られ「心臓」「肺」の機能を支える役割があります。

 

 

高円寺南診療所 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭

高円寺南診療所は、海外での国際学会ではすでに、

 

Suginami International Clinic(杉並国際クリニック)

として活動しています。

 

以下は今年の2月28日から3月3日まで国際医学会が開催されるバルト三国の一つリトアニアの首都ヴィリニウスの風景写真です。

ヴィリニウス

 

 

To: Suginami International Clinic ⇐ 所属

 

Masahiro Iijima ⇐ 学会参加者

 

Koenji-minami3-46-5 Suginami Tokyo Japan

 

Original 20/11/2018 Electronic document Tax Invoice Receipt 80868

 

Item # Description Qty Price VAT Paid 2158391

 

Registration Fee Participant Ticket 1.0 €550 €0 €550 2158392

 

Gala Dinner Gala Dinner 1.0 €110 €0 €110 Total €660

 

Payments Date Method Details Amount Amount EUR 20/11/2018 Credit card Visa 12/20 ***4112 ref. 0080936 €660 €660 Total: €660

 

Invoice total before VAT €660 VAT €0 Invoice total €660

 

Paid €660 ⇐ 参加費

 

28/02/2019 ⇐ 学会開始日

 

The 6th International Conference on Prehypertension, Hypertension, Diabetes, Lipids and Obesity ⇐学会名

(高血圧前症、高血圧症、糖尿病、脂質および肥満症に関する第6回国際会議)

 

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この国際学会のタイトルはとても長いためか、PreHTという略称を持っています。これはPrehypertention(高血圧前症)の略称であり、私にとってはインパクトがありました。

 

この学会参加の決定理由は、1)テーマ、2)時期、3)開催地です。

 

とくにPrehypertention(高血圧前症)に相当する患者さんが増加しているなかで、どのような理解と対応をすべきか、という臨床的課題が生じていたからです。

 

高血圧前症 Prehypertensionとは(120-139/80-89 mmHg)の範囲の血圧範囲に相当します。これはNormal(正常血圧)とHigh normal(正常高値)を合わせた新たな変更による概念です。たとえ正常域血圧の範囲内でも、より早期の段階から注意が 必要であるという考え方に基づいています。

 

水氣道の継続会員は稽古の前後で血圧を測定することは習慣になっていますが、全般的にとても良好な血圧値を呈しています。ただし、水氣道の創始者で20年来の経験者である私自身の血圧でさえ、最近では高血圧前症の範囲にあることが多いです。充実してはいますがストレスフルな生活が原因であろうと推測していますが、しっかりと見極めなければならない責任があると感じています。

 

 

学会の案内文(原文)を掲載し、訳文を添えました。

 

About PreHT 2019

It is our pleasure to invite you to participate in the 6th International Conference on Prehypertension, Hypertension, Metabolic Disorders and Cardiovascular Disease, which will take place in Vilnius, Lithuania from 28 February – 3 March, 2019.

⇐ これはよろしいですね!

 

Prehypertension is a part of the continuum from normotension to hypertension it is a part of a dynamic process of stiffening and aging of the arteries and of the heart with its consequences.

訳:高血圧前症は正常血圧から高血圧までの連続体の中の一領域です。

それは動脈や心臓が硬化し加齢するという動的過程の一部であるということです。

 

Patients in the prehypertensive range will become finally hypertensive.

訳:高血圧前症領域の患者は最終的には高血圧状態に至ります。

 

Diseased arteries will not only participate in propagation of end organ damage but will enhance the progression of additional damage in the arteries and the heart.

訳:病的動脈は末端臓器に進展するにとどまらず動脈や心臓のさらなる障害を促進してしまうことになります。

 

Understanding the risk of borderline conditions in the metabolic syndrome will enable us to understand the nature of end organ damage and will create a possibility of better prevention of this continuous process.

訳:メタボリック症候群との境界域にあるリスクを理解するならば、末端臓器障害の性状を理解できるようになり、さらに、こうした連続的な過程を予防するためのより有効な手立てを考案することができるでしょう。

 

<杉並国際クリニック>準備室から

 

 

診療所改称の理由

 

高円寺南診療所は本年5月1日に、<杉並国際クリニック>となります。

 

 

高円寺南診療所は杉並区高円寺南3丁目46番5号に立地しています。

 

<高円寺南>という地名を冠する医療機関を引き継いだ医師として、開院以来30年間、常に意識せざるを得なかったことがあります。

 

それは、地域への医療貢献でした。

 

24時間医療、往診、在宅医療、介護などすべての柱を確立することが達成できれば、地域医療として立派な責任を果たすことは可能だと思い、地域密着型のプライマリケアの確立に心がけていた時期がありました。

 

プライマリケアとは患者の抱える問題の大部分に対処でき、かつ継続的なパートナーシップを築き、家族及び地域という枠組みの中で責任を持って診療する臨床医によって提供される、総合性と受診のしやすさを特徴とするヘルスケアサービスです。

 

しかし、開院以来<高円寺南>診療所の受診者の圧倒的多数が現役世代でした。初期の受診者のほとんどは、家族や地域とのつながりも乏しい単身生活者で、かつ局所的症状に対しての応急的対応を望まれる方が多かったためです。

 

特に、午前中の受診者は開院初期には長期にわたり一桁台で夕方以降の時間帯に受診者が集中する状況でした。無料の禁煙指導なども努力すればするほど患者を遠ざける結果を招きました。

 

その限られた夕刻以降の混雑時間帯に限って複合的で長期化した持病についての窮状を長々と訴える方が多数来院されるようになり、そのため待ち時間に耐えられない多くの患者さんを失いました。このようにして経営状態は一挙に暗転していきました。

 

もっとも、こうした経験がなければアレルギー専門医、リウマチ専門医、漢方専門医ばかりでなく心療内科専門医・指導医の資格取得し、より高度な医療水準の達成は果たせなかったと思われます。

 

 

このようにプライマリケアの実践のためには教科書的なひな形はなく、優れた指導者も皆無に等しいことを知りました。そして置かれた現場ごとに医師が自ら手探りで展開し、現場に必要な知識や技能は、そのつど貪欲に習得していかなければならないものであるという現実に直面しました。

 

そこで自分なりの新たな方向性を模索する必要に迫られ、今日のシステムを展開していくことにしました。

 

そのお蔭で現実の困難から逃げず、避けず、誤魔化さず、ピンチの状況にあって、チャンスを生み出す技を学び続けるという姿勢を確立することができたことは感謝すべきことです。

 

 

最近の診療所の傾向としては、超高齢社会を反映してか高齢者さらには後期高齢者に達した皆様も徐々に比率を増しています。しかし、それでもほとんどの皆様が生涯現役を望み、私を生涯の主治医として選んでくださっています。

 

診療圏については、地元高円寺という貴重な方はごく少数で、23区内よりも都下をはじめ、千葉、埼玉、神奈川など近県から長期間定期通院されている方が多いことが特徴です。

 

生涯現役を目指したいという多くの患者の皆様の願いと私自身の健康維持の必要性が独自の「生涯エクササイズ」着想を得ました。そうして平成12年(2000年)水氣道が誕生しました。

 

水氣道を創始し継続していなければ、開業医の日常業務の傍ら以下の3つの学位を立て続けに取得することは叶わなかったと思います。

 

 

〇東京大学修士(保健学)平成16年(2004年)3月25日

 

〇American Holistic College of Nutrition Doctor of Philosophy in Holistic Nutrition

米国栄養ホリスティック大学博士課程(通信制)ホリスティック栄養学博士

平成17年(2005年)10月30日

 

〇東京大学博士(医学)平成22年(2010年)3月24日

 

 

この中で、最もハードだったのは、率直なところ米国大学の博士取得でした。この大学は、米国の権威主義的な大学リーグには登録されていませんが、斬新でユニークな内容で時代の最先端の情報が詰まっていました。

 

英文の指定テキスト(教科書)30冊以上の熟読と短答式、論文式の英文レポートが課されました。そこでの集中的訓練を断念していれば、査読審査の厳しい英語の医学専門誌に1回でアクセプトされることはなかったでしょう。

 

そして、幸いにもそれが叶ったことが東大の博士(医学)号を取得に不可欠な条件の一つであった経緯については、事務長の家内(薬学修士、薬剤師)と事務次長の野口将成が詳しいです。

 

 

水氣道の活動会員は現在何とか70余名を維持している状況です。発足以来20年近くを経過しているにもかかわらず会員が100名にも達していない理由は、水氣道の真価を伝えることが難しいからだと思います。

 

水氣道は、身体のコンディションを向上させるだけでなく、精神を涵養し、さらに芸術や学問的活動のための潜在的能力を引き出す効能を持っています。

 

それは、多忙でストレスフルな毎日を送っている向上心に満ち溢れた方には特に有効です。

 

杉並国際クリニック(高円寺南診療所改め)や水氣道会員に御縁があるすべての皆様に水氣道をお勧めしたい理由がここにあります。

 

 

さて、現状としては、国際化を背景としてか外国籍の方の受診が顕著に増えて参りました。

 

特にアジア圏からの皆様は知識層が多く、待合室でもお名前を伺うまでは余り目立ちません。また欧米圏の出身の方の増加も同様に顕著です。

 

こうした傾向とともに英語での診療の必要性は急激に増加しています。私がデザインする「生涯エクササイズ」とは体一つで実践できる全人的習慣をベースとしているのが特徴なので、水氣道の他、外国語学習、歌唱を併行しています。

 

水氣道によって人体を楽器(人生を楽しむ器、他者を幸福にできる器)化することで歌うことの素晴らしさを再発見し、特にクラシックの声楽は、イタリア語、ドイツ語、フランス語その他の外国語の歌詞を伴います。

 

これが、平成27年(2015年)発足の聖楽院の活動を生み、外国語診療を促進する契機となりました。

 

 

高円寺南診療所は、水氣道、聖楽院の誕生とともに当初のからの使命追及を終え、新たなる時代に向けての体制を整え、杉並国際クリニックが誕生します。

 

院長である私自身が水氣道と聖楽院活動を継続発展させることによって生涯現役を確かなものとしていきたいと思います。

 

 

地域限定の母国語である日本語による従来のプライマリケア思想の呪縛から解放され、多言語による医療・保健・文化を統合するグローバルな創造的活動によって広く国際社会に向けて、皆様とともに楽しく有意義な貢献への第一歩を踏み出していきたいと思います。

 

新年明けましておめでとうございます。

 

 

今年もよろしくお願いいたします。

 

 

早速東洋医学の話を始めましょうか。

 

 

今回は「人体を構成する3つの柱についてお話しましょう。

 

 

人体を構成する3つの柱とは、

 

 

まず第一に「氣」が挙げられます。

 

・原氣(げんき)

 

営氣(えいき)

 

・衛氣(えき)

 

・宗氣(そうき)に分けられます。

 

 

第二に「五臓」が挙げられます。

 

・肝(かん)

 

・心(しん)

 

・脾(ひ)

 

・肺(はい)

 

・腎(じん)

 

 

に分けられます。

 

 

第三に「経絡」が挙げられます。

 

身体の様々な部位をつないで信号の伝達路としての役割を担っています。

 

・肺経(はいけい)

 

・大腸経(だいちょうけい)

 

・胃経(いけい)

 

・脾経(ひけい)

 

心経(しんけい)

 

・小腸経(しょうちょう)

 

・膀胱経(ぼうこう)

 

・腎経(じんけい)

 

・心包経(しんぽうけい)

 

・三焦経(さんしょうけい)

 

胆経(たんけい)

 

・肝経(かんけい)

 

 

に分けられます。

 

 

次回も東洋医学についてお話していきます。

 

 

高円寺南診療所 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭

今回で今年最後のコラムになります。

 

 

今年も大変お世話になりました。

 

 

今年はツボの話に始まり、氣の話や脈の話をしてきました。

 

 

東洋医学を少しでも身近に感じてもらえたら嬉しく思います。

 

 

来年は東洋医学の話をもう少し詳しくお話していこうと思います。

 

 

来年もよろしくお願いいたします。

 

 

高円寺南診療所 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭

<朝ミサ療法>

スピリチュアルな健康法としての健全な習慣

 

これまでの2回(12月4・11日)は、スピリチュアルな健康とは健全な習慣のことです

というサブタイトルでお話してきました。

 

今回は、スピリチャルな健康法の一つとして、私が個人的に実践している方法をご紹介させていただこうと思います。それをここでは仮に「朝ミサ療法」と呼ぶことにします。

 

 

この「朝ミサ療法」は、とてもユニークです。

 

その特徴を説明します。

 

まず、治療費がかかりません。これは、とても良いことです。

 

次に、水氣道や聖楽院の聖楽療法と同様に、診療所外の施設で行います。

 

さらに、治療者は居ますが、治療者は、ご自身が治療をしているという認識はありません。

 

これは聖楽院の協力アーティストであるピアニストなどの音楽家も同様で、音楽療法しているという意識がないのと似ています。水氣道についても、指導員・支援員をはじめ上級の修錬生も治療を行っているという認識を持ち合わせていないのと同様です。

 

ましてや、「朝ミサ療法」などという言葉自体、ご存知ないはずです。

 

 

この「朝ミサ療法」は、

 

平日の朝6時からおよそ25分程度行われています。

 

場所は、カトリック高円寺教会の大聖堂です。

 

この教会は、光塩女子学院(初等部・中等部・高等部)や聖心幼稚園に隣接する場所にあります。

 

カトリック等のキリスト教信者でなくとも、参加できます。

 

未信者のためにも神父様からの祝福が受けられます。

 

洗礼を強く勧められることは全くありません。

 

参加は、義務でなく任意です。

 

内容は、祈り、聖歌、「主の平和」と言って周囲に会釈するだけの短い挨拶、神父様からの祝別(祝福)です。神父や担当信者による短い聖書朗読はありますが、一般の方が要請されることはありません。

 

得られる効果は、スピリチュアルな全人的健康と健全な生活リズム形成による充実感溢れる毎日です。

 

ご興味・ご関心のあるかたは、私、飯嶋正広にお申し出ください。

 

なお、12月7日(金)に、「聖ヒルデガルト修養会」の第1回目の集会を、カトリック高円寺教会集会室にて開催しました。参加者は、私の他は水氣道会員の4名でしたが、充実した経験をすることができたことをご報告いたします。

 

次回は年明け2月1日(金)に、同じくカトリック高円寺教会(ビアンネ・ホールおよび集会室)にて予定しております。皆様からのお問い合わせ、ご参加申し込みをお待ちしております。

 

先週からの続きです。

 

temporalと時間との関係で、temporalを時間的と訳すとき、しばしば、これと一対を形成するのがspacial(空間的)です。しかし、spiritualが空間的かと言うと、どうもそうではならないのが言語の難しい所です。spiritualとはむしろ、空間的制約や時間的制約を受けない、すなわち「時空を超えた」世界での生き方ということにはならないでしょうか。

 

 

「時空を超える」何か尊いことを求めるとしたら、どうしたらよいのでしょうか?

 

私は、これを「時間や空間から解放される」という意味で受け止めています。

 

それでは、私自身が実際に「時間や空間から解放されている」のか、という検討課題が発生します。ホームページで公開している私のスケジュールを見てくださっている方は、むしろ、私が時間や空間の拘束を受けて、雁字搦め(がんじがらめ)になっているように感じられるかもしれません。

 

しかし、実際にはそうではないのです。私の24時間を知っている家族や身近な人々は、私が奴隷のように強いられているとは考えないはずです。

 

それどころか、いつも私が意味のある好き勝手な生き方を自由に謳歌していることを知っているからです。

 

 

 一見して、いつも時間に追われ、居場所を拘束されているかのようでいて、なぜ「時間や空間から解放されている」といえるのでしょうか。

 

その答えは実に簡単です。ヒントは無意識の世界にあります。半ば無意識で行っている好ましくない習性は悪癖といいますが、逆に、正しい認識をもって意識的に行動を反復的に繰り返せば好ましい習慣を形成することができるからです。

 

しかし、一旦完成させた習慣は簡単には壊れません。

 

なぜならば、習慣は半ば無意識で、つまり、さしたる努力を払うことなく反復し、継続させることができるからです。

 

ただし、油断は禁物です。毎日、少しずつでも油をさしておく必要があるからです。

 

これはほんのわずかな油(意識的努力)で済むのですが、怠け心が生じると、これを怠ります。これが、文字通りの油断です。油断大敵とはよく言ったものです。

 

 

高円寺南診療所は平成元年(1989)から約30年間、水氣道は平成12年(2000年)から約18年間、聖楽院は平成26年(2014年)から4年間、ライフワークとして継続しています。

 

長期にわたって継続できているということは、習慣になっていることを証明します。

 

 

私は、幸いなことに良い習慣によって支えられています。

 

良い習慣は良い出会いと、気づきの場を提供し続けてくれます。

 

いわば、人生を耕す生命の畑のようなものです。

 

スピリチュアルな生き方というのは、普段は特別に宗教性を意識しなくとも、与えていただける恩寵です。

 

ですから、健全な習慣を持つことはスピリチュアルな全人的健康への橋渡しになるものと思います。

 

 

スピリチュアルというと、音楽の世界では、黒人霊歌(ニグロ・スピリチュアル)が良く知られています。

 

医療や緩和ケア、心理学の領域ではスピリチュアリティという言葉が用いられます。とりわけ、ターミナルケアやガン治療など終末医療で注目される概念です。

 

ただし、心霊術とか交霊術でもスピリチュアル、スピリチュアリティ、スピリティズムなどの用語が用いられているため、一般の方には不可解で怪しげな言葉であるといった懸念が拭い去れないのではないかと思います。

 

 

スピリチュアル(英: spiritual)は、ラテン語の spiritusに由来し、霊的でること、霊魂に関するさまを表すキリスト教用語です。

 

キリスト教神学では、スピリチュアリティ(霊性)が用いられます。なお、わが国のキリシタン時代には、ポルトガル語読みでスピリツアル(すぴりつある)と表記されていたそうです。

 

現代英語としてのspiritualは、宗教的・精神的な物事、教会に関する事柄、または、神の、聖霊の、霊の、魂の、精神の、超自然的な、神聖な、教会の、などを意味します。

 

 

このように列記してしまうと、かえってわかりにくいのでOXFORD現代英英辞典を調べてみました。

 

① connected with the human spirit, rather than the body or physical things: “OPP”METERIAL

 

② connected with religion:-compare TEMPORAL

 

 

理解の助けとなるのは、まず1の“OPP”METERIAL(対義語:物質的)です。

 

spiritualの意味は、人間の身体や肉体よりもspiritに関与していること。

 

次いで、compare TEMPORAL(TEMPORALを参照のこと)、とありますが、宗教に関与していること。

 

 

temporalについては、

①(formal)connected with the real physical world, not spiritual matters:

 

(公式用語) スピリチュアルな事象ではなく現実の実体のある世界に関連

 

② (formal) connected with or limited by time:

 

(公式用語)時間に関連する、または時間の制約を受ける

 

③ (anatomy) near the temple(s) at the side of the head

  

(解剖用語)頭部の両側のtemple(こめかみ)に近い(もの)

 

 

私が医学生であった頃、解剖学の授業では、身体部位はすべて日本語、英語、ドイツ語の他にラテン語でも覚えさせられたことを思い出します。

 

実際、日本の解剖学用語辞典には、この4言語が併記されていました。骨学ではtemporal bone(側頭骨)を覚えましたが、日々の診療ではtemporal region (側頭部)とかtemporal headache(側頭部痛)という表現をカルテに記載していることが多いです。

 

ただし、一般の方にとっては、templeは寺院という意味の方で用いられていることが多いと思います。

 

私自身、templeには「こめかみ」という意味があることには気づきませんでした。

 

皆様、それでは食べ物は良く咀嚼(そしゃく)して、「こめかみ」を使って良く噛み、人生を良く味わいましょう。

 

そういえば、「かみ」しめることと神は同じ語源であると聞いたことがあります。オオカミ(狼)は大神だとか。

 

獅子舞の獅子に頭を噛んで貰うと縁起が良いというのも、このあたりに関係があるのかもしれません。

 

 

私が興味深いと感じるものの一つは、temporalと時間との関係です。

 

temporalを時間的と訳すとき、しばしば、これと一対を形成するのがspacial(空間的)です。

 

しかし、spiritualが空間的かと言うと、どうもそうではならないのが言語の難しい所です。

 

spiritualとはむしろ、空間的制約や時間的制約を受けない、すなわち「時空を超えた」世界での生き方ということにはならないでしょうか。

私が脈を診ていると患者様に「脈で何がわかるのですか」と尋ねられる時があります。

 

 

簡単に言うと、脈の状態を診て体に流れている氣の状態を探っています。

 

 

最初に手首にある動脈に軽く触れます。

 

 

その後に一番深くまで沈めます。

 

 

最後にその中間の深さで脈を診ていきます。

 

 

次回は・浮沈、・数遅、 ・虚実と名のついた脈状について解説します。

 

 

高円寺南診療所 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭

高血圧症、高血圧予備軍、肥満、糖尿病、脂質異常症、痛風、各種心臓病にてご来院中の皆様、ならびに線維筋痛症をはじめ各種心身症、神経症、うつ病等の皆様へ

 

2016年から毎年3月中旬に、2週間程の日程で、ドイツ心身医学会(DKPM)等に参加し、本年3月までで既に3回の学会発表を続けてきました。

 

DKPMは、日本心療内科学会と姉妹関係を締結しているドイツの専門医学会です。

 

私は2011年に姉妹関係締結書のための英文草稿を準備し、さらに、それを元に和訳(日本心療内科学会向け)、ドイツ語訳(ドイツ心身医学会側向け)したものが両学会の理事会の承認を得て、それぞれの締結書正文として認証されました。

 

私は、内科医ですが、日本心療内科学会の専門医のみならず登録指導医でもあるため、国際学会での研鑽は今後も継続していきたいところです。

 

 

ただし、来年のみは、例年のDKPMへの参加を見送ることにしました。

 

理由は、欧州にて、当クリニックの専門性に密接に関連する充実した複数の関連国際学会が絶妙なタイミング開催されるためです。

 

そこで出発時期を通例より3週間ほど早めて以下の国際学会へ参加し、研修を積むプランを作成しました。

 

 

<参加予定学会> 

○2月28日(木)~3月3日(日)<4日間>

第6回高血圧前症・高血圧症・代謝性疾患・循環器疾患国際会議

 

開催地:ビリニュス(リトアニア)

 

 

○3月4日(月)~5日(火)<2日間>

線維筋痛症の論点に関する国際会議

開催地:ウィーン(オーストリア)

 

 

○3月7日(木)~9日(土)<3日間>

第4回国際心理学

開催地:パリ(フランス)

 

 

今年から高円寺南診療所改め、杉並国際クリニック(Suginami International Clinic)の院長である医学博士、飯嶋正広として、国際学会に参加する予定です。