タイトルは『原因 不明の心身の不調』です。
これは典型的な現代医療の落とし穴の一例です。
そもそも『紙上診察室』という医療コラムは、
東京新聞の担当窓口 が、
読者の方からの実際の健康相談を受けています。
担当部門からの依頼があった医師が
紙面でお答えするのがこのコラムです。
相談依頼者は高円寺南診療所を受診された方ではないため、
相談者とは面識はありません。
ただし、ご相談の内容はとてもお気の毒な内容であり
リアルなお話です。
とても、ありふれたケースでもありながら、
なぜ解決できないのでしょうか。
専門領域が細分化され、
縦割りの診療体制になりがちな大病院では、
個々の医師の力だけでは、どうにもならないこともあります。
高円寺南診療所は、平成元年開設以来、
原因不明の症状に何十年間も苦しんできた方の相談を、
比較的多数例の経験を重ねてくることができました。
幸い、多くの患者の皆様とともに解決に向けて
努力と工夫を重ねてくることができました。
その経験から学び取ることができたものは、
とても貴重な共有財産です。
ですから、高円寺南診療所を受診できない皆様にも
分かち合いたいと願っております。
記事は下記のページで 掲載されています。6月21日の記事です。