漢方治療に関しては一般社団法人 日本東洋医学会 一般の方へ

のHPを検索してみました。

 

ここには<漢方ストーリー>という読み物がりますので、お読みになってください。

ただし、具体的なQ&Aは掲載されていません。

 

そのため、以下のQ&Aを採り上げ、解説を加えてきました。

 

慶應義塾大学医学部漢方医学センターの漢方Q&A

 

富山県立中央病院 内科和漢・リウマチ科-Q&A

 

 

三和生薬株式会社のHP「よくあるご質問」をご紹介しております。

 

 

 Q

漢方薬の効果を高める方法はありますか?

 

A

漢方薬はおだやかに効くというのが特徴ですが、少しでも早く症状が楽になると良いですね。効果的に効かせるためには『養生(ようじょう)』も必要です。

 

当たり前のようですが、食生活の見直し、規則正しい生活、腹八分目、体を冷やさない、運動をして血行を良くするなどを併せて行なえば体内が活性化して効果も一段と高まります。

 

その処方にあった具体的な養生法(ようじょうほう)はお買い求めの薬局・薬店にご相談ください。

 

 

<杉並国際クリニックからのメッセージ>

現在日本の東洋医学界では、古典医学書に基づく薬物療法を漢方医学、経穴などを鍼や灸で刺激する物理療法を鍼灸医学、両者をまとめて東洋医学と呼んでいます。

 

ところで<最近、漢方薬が効きにくくなってきた>、と嘆く漢方薬処方医同志の会話を学会の懇談会で耳にしたことがあります。さすが、漢方専門医だけあって、不適切な処方が原因ではなく、具体的な養生法を患者さんに説明しても、多忙、面倒などの言い訳ばかりが目立ち、一向に生活習慣を改めようとしない患者さんが増えてきたことを残念に感じているようでした。

 

杉並国際クリニックでは、漢方薬の効果を高めるために以下の工夫をしているのでご紹介いたします。

 

そもそも漢方医学または漢方は、狭義では漢方薬を投与する医学体系を指します。また漢方は、漢方薬そのものを意味する場合もあります。広義では、中国医学を基に日本で発展した伝統医学を指し、鍼、灸、指圧なども含んでいます。

 

そこで、漢方薬の処方単独でなく鍼灸療法を組み合わせることによって、治療上の相乗効果を期待することができます。これらの養生法に加えて鍛錬法も重要であり、バランスよく両者を取り入れることができるようにサポートすることが大切だと考えています。

 

 

以下のQ&Aを採り上げ、解説を加えてきました。

 

慶應義塾大学医学部漢方医学センターの漢方Q&A

 

富山県立中央病院 内科和漢・リウマチ科-Q&A

 

三和生薬株式会社のHP「よくあるご質問」をご紹介いたします。

 

 

 Q

家族(知人)と同じ症状(病気)なので貰って服用して良いですか?

 

A

「証(しょう)」(Q1を参照)の箇所で説明した様に、西洋医学の診断で同じ病名がついても、漢方医学的な診断が違う場合には使う薬も違います。自己判断で服用せずに必ず医師または薬局・薬店にご相談ください。

 

 

<杉並国際クリニックからのメッセージ>

「知人と同じ症状なので貰って服用」した経験のある方は結構いるようです。

 

一番問題なのは、自分に効果がある薬だからといって、他人に強く勧める方です。このような悪しき行為は、漢方薬に限らず、とくに睡眠薬などでもみられる現象です。幸い、このような理解のレベルの方は、杉並国際クリニックの診療レベルを知って積極的に選んで定期的に受診されている患者さんにはみられません。

 

なぜならば、同じ症状だからといって、同じ原因によるものとは限らないし、同じ病気であるかどうかの判断はできないはずだし、仮に同じ原因で同じ病気だったとしても、効果の現れ方や副作用の起こり方は、一人一人の体質やコンディションの違いによって異なることを学習されているからです。

 

漢方薬は副作用の無い安全な薬だという思い込みや、素人判断によって他人に害を及ぼしかねないことに対して鈍感な方も珍しくはない昨今です。杉並国際クリニックは、そうした誤りに対しても、懇切丁寧に訂正させていただき、皆様と同様に、皆様の周囲の人々にとって有益な結果が得られるよう支援させていただきたいと考えています。

 

一方で、中医学の伝統的な考え方の一つに、「母子同服」というものがあります。最近では、高齢者の認知症にも使われるようにもなった漢方薬で、古来より子どもの心身症に使う「抑肝散」は、昔から母子同服が望ましいと指示があります。心理学も発達していない時代に、漢方治療では母子関係の重要さに着目していたのです。

 

一番身近いいるお母さんなどの存在は、子どもに大きな影響を与えます。子どもの病気の原因がお母さんとの関係にあることも少なくありません。そのため、漢方療法では、診察時には子どもだけでなく、お母さんの様子も観察します。

 

子どもに質問しているのにお母さんが先取りして返事をする(過干渉)、子どもがいちいちお母さんの顔色を見ながら返事をする(過剰適応)、というような場合、お母さんの干渉が強すぎて子どもにストレスを与えていると考えられます。特にお母さんが精神的に不安定である場合は、子どもだけでなくお母さんにも気持ちを静める漢方薬を処方するようにします。これを「母子同服」といいます。

 

この場合も、医師による見立てによって処方された漢方薬を内服していただくのが原則であって、お母さんが自己判断で「母子同服」を行うことはとても危険ですので、厳に戒めてください。

三和生薬株式会社のHP「よくあるご質問」をご紹介しております。

 

Q

漢方薬をオブラートに包んで服用しても良いですか?

 

A

漢方薬は、本来その香りや味も重要な薬効の一つです。しかし、どうしても苦手な人がいるのも事実です。止むを得ない場合はオブラートに包んで服用しても問題ありません。胃の中で早く溶けるように少し多めの白湯(さゆ)を一緒に飲むのを忘れずに!

 

 

<杉並国際クリニックからのメッセージ>

漢方薬がどうしても苦手な人には、治療の必要性があっても、敢えて内服を勧めません。その理由は、不快な有害反応が若干発生しやすくなるからです。

 

しかし、何とか漢方薬を服用できそうな方には、治療の必要性があれば、積極的にお勧めしています。今まで内服の経験の無い方ばかりでなく、これまで漢方薬を我慢して内服していた方であっても、お薬に慣れて内服が苦でなくなり、あるいは習慣になり、また効果が出始めると、親しみを感じて美味しく感じられるという方もいらっしゃいます。

 

漢方薬の飲み方については、クラシエ薬品のウェッブサイトが役に立つと思いますので、紹介します。

 

クラシエ薬品が運営する医療用医薬品ウェブサイト

 

漢方治療に関しては一般社団法人 日本東洋医学会 一般の方へ

のHPを検索してみました。

 

ここには<漢方ストーリー>という読み物がりますので、お読みになってください。

 

ただし、具体的なQ&Aは掲載されていません。

 

そのため、以下のQ&Aを採り上げ、解説を加えてきました。

 

慶應義塾大学医学部漢方医学センターの漢方Q&A

 

富山県立中央病院 内科和漢・リウマチ科-Q&A

 

現在は、三和生薬株式会社のHP「よくあるご質問」をご紹介しております。

 

Q

中国の漢方薬と日本の漢方薬は同じですか?

 

A

違います。原点は中国の古医書に基づきますが、江戸時代にオランダから西洋医学が伝来し「蘭方(らんぽう)」と呼ばれたため、日本の医学は漢に由来する医学ということで「漢方」と呼ぶようになり、この時期から日本独自に発達したものです。

 

中国の漢方薬は「中薬(ちゅうやく)」と言い中医学という考えに基づいています。

 

「中薬(ちゅうやく)」の中には日本と同じ名前の処方もありますが内容や配合比率、量などは同じとは限りません。

 

また、日本で製造販売される漢方薬は厳しい安全基準が定められていますが、外国製の場合、日本で認められていない農薬や添加物などが使われていることがあります。

 

 

<杉並国際クリニックからのメッセージ> 

質問者は「中国の漢方薬」、「日本の漢方薬」という表現を用いています。質問者は医学、とりわけ漢方医学の専門家ではないと想定されますので、回答者は、まず用語の意味について解説するところから説明をはじめることが大切ではないかと思います。

 

そのそも漢方薬とは、日本の医薬品です。そして意外に思われるかもしれませんが漢方医学は、日本で発達した日本医学です。ですから、ことさらに「中国の漢方薬」というのは不適切な表現であり、ふつうは「中医薬」ということになります。専門家が、あえて「中国の漢方薬」と表現する場合には、特別な背景や事情があると考えてよいでしょう。

 

漢方医学は「気血水」「虚実」などの理論や、「葛根湯」などの方剤(複数の生薬の組み合わせ)を中国医学と共有し、テキストとして中国の古典医学書が用いられてきました。しかし両者には多くの違いがあり、漢方医学の特徴としては具体的・実用主義的な点が挙げられます。

 

現在の漢方の主流の一つである古方派では、中国医学の根本理論である陰陽五行論を観念的であると批判し排除しました。そのため、古方派漢方には病因病理の理論がなく、主に「証」の概念に応じて『傷寒論』など古典の記載に則って処方をします。証を立てるための診断法としては、腹診を重んじることが特徴です。脈診を重視する中医学とは対照的です。

 

また、日本で使われる生薬の種類は中国より少なく、一日分の薬用量は中国に比べて約3分の1です。

 

漢方医学の処方は、『傷寒雑病論』(『傷寒論』及び『金匱要略』と呼ばれる2つのテキストとして残る)を基本とした古い時代のものに、日本独自の経験に基づいて改変を加えたものです。「温病」(うんびょう)など、明から清にかけて中国で確立した理論は、温病論に関心のある専門家を除いて、ほとんど漢方医学には受け継がれていません。

 

杉並国際クリニックが使用する漢方製剤は、保険適応となっている漢方エキス製剤のみであり、一日分の薬用量も中国に比べて概ね3分の1以下です。ただし、古方派漢方医学のように腹診を尊重し、経験の蓄積に基づく実証的な立場を維持しつつ、中国医学の根本理論である陰陽五行論を軽視せず、むしろ尊重し、さらには西洋医学との組み合わせにより統合的な診断・治療を実践しています。

漢方治療に関しては一般社団法人 日本東洋医学会 一般の方へのHPを検索してみました。

 

ここには<漢方ストーリー>という読み物がりますので、お読みになってください。

 

ただし、具体的なQ&Aは掲載されていません。

 

 

そのため、以下のQ&Aを採り上げ、解説を加えてきました。

 

慶應義塾大学医学部漢方医学センターの漢方Q&A

 

富山県立中央病院 内科和漢・リウマチ科-Q&A

 

 

三和生薬株式会社のHP「よくあるご質問」をご紹介しております。

 

Q

漢方エキス剤と煎じ薬の違いは?

 

A

よくたとえられますが、インスタントコーヒーとドリップコーヒーの違いと思ってください。エキス製剤は煎じた汁の水分を飛ばして粉末にしてから細粒や錠剤にします。

 

両者は全く同じとは言えませんが、エキス製剤は携帯も便利で煎じる手間もいらず、手軽に服用出来るので今では広く用いられています。

 

 

<杉並国際クリニックからのメッセージ>

高円寺南診療所では、エキス製剤を使用してきました。解説での表現を借りるなら、インスタント漢方薬、ということになりそうです。<製剤名の最後に「湯(トウ)」>が付いていれば、原則的にはインスタント・コーヒーのようにお湯を注いで、薬剤エキス顆粒をよく溶かしてから、ゆっくり内服していただきます。

 

ただし、これにも例外があって、たとえば、吐き気を催しているような場合には、冷水とともに内服していただくのが良いでしょう。

 

 

杉並国際クリニックでも、引き続き、エキス製剤を処方していきます。

 

エキス製剤のメリットは、たとえば、1日2回ないし3回服用していただくときに、かならずしも同じ漢方薬でなくても処方し易いということです。

 

同じ人でも、概日リズム(サーカディアン・リズム)があるため、朝のコンディションと夜のコンディションでは異なります。そのため、朝には朝用、夜には夜用の漢方を処方することによって、メリハリのある1日をサポートすることが、エキス製剤では容易に可能となります。

 

せんじ薬は、同じ薬をまとめて調剤せざるを得ないので、杉並国際クリニックでも引き続き実践する時間薬理学的な発想に基づく処方を行うことには不向きだと思います。

漢方治療に関しては一般社団法人 日本東洋医学会 一般の方へ

のHPを検索してみました。

 

ここには<漢方ストーリー>という読み物がりますので、お読みになってください。

ただし、具体的なQ&Aは掲載されていません。

 

そのため、以下のQ&Aを採り上げ、解説を加えてきました。

 

慶應義塾大学医学部漢方医学センターの漢方Q&A

 

富山県立中央病院 内科和漢・リウマチ科-Q&A

 

 

三和生薬株式会社のHP「よくあるご質問」をご紹介しております

 

最後に<杉並国際クリニックからのメッセージ>を加えてきました。

 

 

A

授乳中ですが漢方薬なら飲んでも乳児に影響はないですか?

 

前回の、この質問に対する追加の情報です。

 

ツムラのホームページのQ&Aが若干の言及しています。

 

Q:
授乳中ですが漢方薬は飲めますか?

 

A: 

薬の種類、服用期間、お母さん及び赤ちゃんの状態などを総合的に考慮する必要があります。例えば、便秘に効果のある漢方薬をお母さんが飲んでいると、その授乳を受けた赤ちゃんが下痢するということがあります。その他の漢方薬については、いまのところ問題となる報告はされておりませんが、念のため、受診する時、あるいは薬局薬店でお薬を買う時に、授乳中であることをお申し出ください。

 

 

<杉並国際クリニックからのメッセージ>

「便秘に効果のある漢方薬」とは、一般的には大黄を含む漢方薬を指すものと考えてよいでしょう。しかし、実際には、大黄だけではないようです。

 

独立行政法人 医薬品医療機器総合機構のホームページには、より具体的なQ&Aがあります。

 

Q3

授乳中です。赤ちゃんに影響の少ない市販の便秘薬はありますか?

 

A3

赤ちゃんへの影響はないと考えられているくすりもあります。薬局で便秘薬を買う時には、薬剤師に授乳中であることを伝えて相談してください。

 

解説

便秘薬は、大まかに、

(1)腸の粘膜を刺激して腸の動きを活発にするものと、

(2)便に水を含ませ便を軟らかくするものに分類されます。

 

(1)に分類される便秘薬のうちピコスルファートナトリウムやビサコジルは母乳中へはほとんど移行しないので乳児への影響はないとされています。しかし、例えば、センノシド、センナ、ダイオウ、カサンスラノールなどは母乳中に移行して乳児に下痢を起こすことがあるとされています。これらを服用する場合は、授乳しないでください。

 

(2)に分類される酸化マグネシウム、グリセリンなどは、水分を腸管内に移行させて便のかさをふやし、軟らかさを保ちます。通常は体内にほとんど吸収されないので乳児への影響はほとんどないと考えられます。

 

まず問題ないとされるくすりでも、赤ちゃんに軟便や下痢など普段と違った様子がないかよく観察しながら服用(使用)してください。

 

便秘薬の使用に加えて適度な運動と十分な水分摂取や、サツマイモ、セロリ等の繊維の多い野菜を摂るなどの食生活の工夫も併せて行うと効果的です。くすりを服用しても便秘が長期にわたる場合は医療機関を受診してください。その際は、授乳中であることを医師に必ず伝えましょう。

漢方治療に関しては以下のQ&Aを採り上げ、解説を加えてきました。

 

慶應義塾大学医学部漢方医学センターの漢方Q&A

 

富山県立中央病院 内科和漢・リウマチ科-Q&A

 

三和生薬株式会社のHP「よくあるご質問」を紹介しています。

 

最後に<杉並国際クリニックからのメッセージ>を加えてきました。

 

 

 Q

授乳中ですが漢方薬なら飲んでも乳児に影響はないですか?

 

A

薬の種類にもよりますが、お母さん・赤ちゃんの状態を総合的に判断する必要があります。乳汁に移行するとされる場合でもお母さんに吸収された成分のわずか1%以下と言われており、これが赤ちゃんにどの位の影響を与えるかを考える必要があります。

 

構成生薬として下剤に用いられる大黄が配合されている処方の場合、大黄の主成分であるアントラキノン誘導体は母乳中に移行して乳児に下痢を起こす可能性があることが知られています。大黄の入った漢方薬は授乳中は服用を避けるか、授乳を一時中止してください。

 

詳しくは医師または薬局・薬店にご相談ください。

 

 

<杉並国際クリニックからのメッセージ>

 

授乳中の薬剤使用にあたっては、薬剤の添付文書をもとに判断することが原則となります。実際には、国内外を問わず添付文書では動物実験における母乳移行データをもとに「授乳を避けること」と記載されています。

 

海外では母乳の利点を生かすため、母乳移行薬物による乳児の影響をヒトのデータに基づき正確に評価する考え方が浸透しています。

 

たとえば、乳汁中/血漿中濃度比(M/P比)、相対的乳児投与量(RID)などのヒト母乳への薬物移行性あるいは乳児が母乳を介して摂取する薬物量に基づき評価数ことを推奨しています。

 

国立研究開発法人国立成育医療研究法人センターのホームページには、以下のコラムがあります。

 

授乳中にお薬を使うにあたって知っておいていただきたいこと

授乳中に安全に使用できると考えられる薬(一覧表)

授乳中の使用には適さないと考えられる薬

妊娠中・授乳中のお薬Q&A

授乳と薬の電話相談について

 

 

漢方薬は、<授乳中に安全に使用できると考えられる薬(一覧表)>にも<授乳中の使用には適さないと考えられる薬>にも掲載されていません。漢方薬を薬剤として無視しているか、そもそも漢方薬を薬と認めていない立場なのか、あるいは、漢方薬に関してはデータが不十分なのか判然としません。

 

 

ツムラのホームページのQ&Aが若干の言及しています。

 

Q

授乳中ですが漢方薬は飲めますか?

 

A 

薬の種類、服用期間、お母さん及び赤ちゃんの状態などを総合的に考慮する必要があります。例えば、便秘に効果のある漢方薬をお母さんが飲んでいると、その授乳を受けた赤ちゃんが下痢するということがあります。その他の漢方薬については、いまのところ問題となる報告はされておりませんが、念のため、受診する時、あるいは薬局薬店でお薬を買う時に、授乳中であることをお申し出ください。

 

⇒「便秘に効果のある漢方薬」とは、一般的には大黄を含む漢方薬を指すものと考えてよいでしょう。しかし、実際には、大黄だけではないようです。

 

 

独立行政法人 医薬品医療機器総合機構のホームページには、より具体的なQ&Aがあります。

 

Q

授乳中です。赤ちゃんに影響の少ない市販の便秘薬はありますか?

 

A

赤ちゃんへの影響はないと考えられているくすりもあります。薬局で便秘薬を買う時には、薬剤師に授乳中であることを伝えて相談してください。

 

解説

便秘薬は、大まかに、(1)腸の粘膜を刺激して腸の動きを活発にするものと、(2)便に水を含ませ便を軟らかくするものに分類されます。

 

(1)に分類される便秘薬のうちピコスルファートナトリウムやビサコジルは母乳中へはほとんど移行しないので乳児への影響はないとされています。しかし、例えば、センノシド、センナ、ダイオウ、カサンスラノールなどは母乳中に移行して乳児に下痢を起こすことがあるとされています。これらを服用する場合は、授乳しないでください。

 

(2)に分類される酸化マグネシウム、グリセリンなどは、水分を腸管内に移行させて便のかさをふやし、軟らかさを保ちます。通常は体内にほとんど吸収されないので乳児への影響はほとんどないと考えられます。

 

まず問題ないとされるくすりでも、赤ちゃんに軟便や下痢など普段と違った様子がないかよく観察しながら服用(使用)してください。

 

便秘薬の使用に加えて適度な運動と十分な水分摂取や、サツマイモ、セロリ等の繊維の多い野菜を摂るなどの食生活の工夫も併せて行うと効果的です。くすりを服用しても便秘が長期にわたる場合は医療機関を受診してください。その際は、授乳中であることを医師に必ず伝えましょう。

漢方治療に関しては一般社団法人 日本東洋医学会 一般の方へ

のHPを検索してみました。

 

ここには<漢方ストーリー>という読み物がりますので、お読みになってください。

ただし、具体的なQ&Aは掲載されていません。

 

そのため、以下のQ&Aを採り上げ、解説を加えてきました。

慶應義塾大学医学部漢方医学センターの漢方Q&A

 

富山県立中央病院 内科和漢・リウマチ科-Q&A

 

 

三和生薬株式会社のHP「よくあるご質問」をご紹介いたします。

 

 

最後に<杉並国際クリニックからのメッセージ>を加えてきました。

 

今回は関連するQ6とQ7を掲載します。

 

Q6

妊娠の可能性があるので漢方薬なら安心と思いますが?

 

A

漢方薬が胎児に影響を及ぼしたという報告は現在のところありません。

 

但し、妊娠が判明した時点で、その後の服用については必ず医師または薬局・薬店にご相談ください。

 

 

Q7

妊娠中でも漢方薬を服用出来ますか?

 

妊娠中の体はとてもデリケートです。また、妊娠後12週に入るまで は赤ちゃんへの影響が最も大きい時期なので、どんな薬を服用する場合 も必ず専門家へご相談ください。

 

漢方薬には妊娠前~妊娠中~出産後を通してずっと服用できる『安胎薬(あんたいやく)』と呼ばれる薬や、妊娠中のつわり、風邪、便秘、貧血、尿路感染などに服用可能な処方があります。

 

詳しくは医師または薬局・薬店にご相談ください。

 

 

<杉並国際クリニックからのメッセージ>

妊娠可能性がある女性に対する漢方処方の目安は、妊婦への処方が可能な漢方薬であれば安心です。ただし、妊婦への漢方投与は治療上の有益性が危険性を上回ると医師が判断した場合のみに行うのが原則とされます。

 

しかし、これは、ナンセンスな原則です。なぜならば、漢方薬に限らず、すべての薬剤についての原則だからです。ただし、短期間の漢方処方で問題が生じることは少ないことは知られています。

 

 

急性の病気で、たとえば妊婦の感冒などの治療では、桂枝湯、香蘇散などを処方する機会は多いです。

 

また、つわり(妊娠嘔吐・悪阻)の漢方として、16半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)、21小半夏加茯苓湯(しょうはんげかぶくりょうとう)、32人参湯(にんじんとう)、116茯苓飲合半夏厚朴湯(ぶくりょういんごうはんげこうぼくとう)などを処方することは昔から広く行われていて安全です。

 

 

習慣性流産に対しては、古くから安胎薬(あんたいやく:胎児の発育を保護し、助ける薬)として、23当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)は殊に有名です。

 

この薬は、不妊外来へ永年通院したあげく、挙児を諦めたという女性が、水氣道を始めると同時に処方したところ、3か月を待たずにご懐妊という経験を立て続けに3度しています。

 

この経験は科学的にみれば、単なる偶然として評価されてしかるべきでしょう。ただし、挙児へのこだわりから解放された、一種の悟りの境地に至ることができたこと、水氣道をはじめて、プールの温水を羊水に、自分自身が胎児になったような疑似体験を楽しめたこと、などの条件が整った上で、当帰芍薬散を服用したことが相乗的に作用した可能性は完全には否定できないのではないか、とも思っています。

漢方治療に関しては一般社団法人 日本東洋医学会 一般の方へ

のHPを検索してみました。

 

ここには<漢方ストーリー>という読み物がりますので、お読みになってください。

ただし、具体的なQ&Aは掲載されていません。

 

そのため、以下のQ&Aを採り上げ、解説を加えてきました。

 

慶應義塾大学医学部漢方医学センターの漢方Q&A

 

富山県立中央病院 内科和漢・リウマチ科-Q&A

 

今回からは、三和生薬株式会社のHP「よくあるご質問」をご紹介いたします。

 

 

高円寺南診療所の立場から、<杉並国際クリニックからのメッセージ>を加えてきました。

 

 

Q           

漢方薬はよく食前、食間の服用と言われますが、食後ではいけませんか?

 

A

漢方薬は一般的には、食前(食事の30分~1時間前)や食間(食事と食事の間の事で食後2時間位)に飲みます。

 

用法・用量の記載を確かめて、その指示に従って飲んでください。何らかの理由で、どうしても食前や食間に飲めない場合は、医師または薬局・薬店にご相談ください。

 

 

<杉並国際クリニックからのメッセージ>

同様の質問は、12月8日にもありましたが、この回答は、とくに具体的なので採り上げました。

 

 

漢方薬内服のタイミングですが、

 

①食前(食事の30分~1時間前)

 

②食間(食事と食事の間の事で食後2時間位)に飲みます。

 

以上が伝統的に推奨されている漢方薬服薬のタイミングです。

 

 

少しわかりにくいので、<前の食事後2時間くらいで内服し、次の食事は内服後1時間くらいは控える>というふうに覚えておくと良いでしょう。

 

実際には、それほどこだわるには及びませんが、病者の心理としては、少しでも効果的な方法で内服したいのも理解できます。

 

ただし、内服に緒タイミングを外したからといって、内服を間引きする方もたくさんいらっしゃることは残念です。見当違いな完璧主義は良い結果をもたらしません。何よりも、おおよそのところで自分が納得して安心して内服することが大切です。

 

また漢方薬にはそれぞれ個性的な風味があります。苦手な味や香りであることもあるでしょうが、それすらも効き目であると割り切って素直に受容することができれば素晴らしいです。

 

徐々に慣れていって、おいしく感じるようになる頃は、むしろその漢方薬とのお別れ(卒業)の時期が近づいている証拠かもしれません。

 

希望をもって内服をはじめ、穏やかな効き目に感謝できるようなタイプの方は漢方薬が良く効くタイプだと思います。

 

 

診療所の書き込みに、「素直な方にとっては良い病院だと思います」(☆1つ)というのを見て苦笑したことがあります。その方ももう少し素直でさえあったなら、納得できる結果が得られたのではないかと気の毒に思います。