7月12日(日)


日本循環器学会オープニング・セレモニー企画

 

新型コロナウイルスをめぐり、国の対策の効果を検証する専門家会議メンバーの山中伸弥・京都大教授と、厚生労働省クラスター対策班の西浦博・北海道大教授がオンラインで対談しました。

山中さんは「まだまだ長い対策が必要。何もしないと10万人以上が亡くなるというのは今も変わっていない」と訴えました。
 

対談は日本循環器学会が学術大会のオープニング・セレモニーとして企画し、

10日、動画投稿サイト「ユーチューブ」に公開しました。

 

こちらで公開

 

 

私も、先ほど専門家会議メンバーの山中伸弥・京都大教授と、
厚生労働省クラスター対策班の西浦博・北海道大教授がオンライン対談し、そのあと日本循環器病学会の重鎮との質疑応答を興味深く試聴しました。

 

専門家の中で、私の意見と最も近い立場におられる西浦先生が北大から京大に異動することによって、私が懸念していた両人の弱みが補完し合って、各人の強みが生かされることが期待できるものと考えています。また感染症関連学会ではない日本循環器病学会が、これまで果たしてきた役割も大きいです。

 

今回のような取り組みを通して、相互に補強し合って信頼度のより高い、影響力のより大きい情報発信源になりうることを期待しています。

 

さて、Covid-19に関するBCGワクチン仮説支持やファクターX提言問題で迷走し、世間を騒がせている世界の山中教授でしたが、
私はCovid-19に対するBCG効果について「交絡因子」による見かけ上の効果であるという見解を杉並国際クリニックの医療コラムで表明し、山中先生が支持する仮説を否定していました。この件は、今回、西浦先生は、「交絡因子」という言葉を使わずに明確な情報を提供して山中先生を納得させています。西浦先生が山中先生に説明する表現法は、素人にもわかりやすい表現を用いているのが素晴らしいです。

 

ただ、山中先生が御専門外の社会活動に迷走しているのではなく、iPS細胞を使った肺臓器様組織や心筋細胞を作製して、それらにSARS-V2ウイルス(Covid-19の原因ウイルス)を感染させる研究を総括されているということについてご本人の肉声で聴けたことは幸でした。

 

Youtubeの中で、山中先生はエスアイアールモデルという言葉を用いていて、一般の皆様には難しいと思われるので、予め私が解説しておくことにします。

 

SIRモデル(エスアイアールモデル)は、感染症の短期的な流行過程を決定論的に記述する古典的なモデル方程式です。名称はモデルが対象とする

• 感受性保持者(Susceptible)

• 感染者(Infected)

• 免疫保持者(Recovered、あるいは隔離者 Removed)

の頭文字SIRにちなむものです。

 

原型となるモデルは、W・O・カーマックとA・G・マッケンドリックの1927年の論文で提案されました。

 

W. O. Kermack and A. G. McKendrick (1927). “A Contribution to the Mathematical Theory of Epidemics”. Proc. Roy. Soc. of London. Series A 115 (772): 700-721. doi:10.1098/rspa.1927.0118. JFM 53.0517.01

 

 

さて、西浦・山中対談での骨子は、
「科学者(臨床医を含む)は勇気と覚悟を持たねばならない」
「ロンドンやニューヨークで起こってきたことが、今後、東京でも起こり得る」(西浦氏見解)
日本人の感染者が少ない原因となる未知の因子(ファクターX)は「保健所やクラスター対策班の努力が大きかった」(山中氏見解)

「ただし、感染者からの重症化率、死亡率に関しては、日本は欧米と同水準である」
(西浦氏見解)

 

そして、私が山中先生の視点で評価したいのは、以下の3点についての言及です。

 

台湾の抑え込み成功例、

二重の苦しみ:病気と偏見、

勇気ある発信が大切

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

以下は、私自身のための参考ノートです。詳細は直接ご視聴くださることをお勧めします。

 

 質問者1:佐賀大学 野出孝一(循環器内科教授)

日本での発生率の低さ(ファクターX):

社会的規範、コミュニケーション(挨拶を含む)習慣の違い?

 

Q:循環器学会、Covid-19に伴う脳卒中対策について
 マスクやグローブ供給の遅れ、行政やNPOとの協働による迅速な対応が必要

 

医療従事者を防御することでの感染爆発の防止
 

 

重症化する過程で心臓や脳血管などの循環器疾患の合併症を発症すること

 

病態の再現、iPSで作成した心筋細胞、肺のオルガノイドに新型コロナウイルスはとても感染し易い

 

 

 質問者2:大阪大学大学院 坂田泰史(循環器内科教授)

Q:医師の在り方

医師の在り方を変えていかなければならない。

遠隔医療などの新しいメソッド、しかし、従来の触れ合う医療の

維持も大切

臓器別医療では対応できない病気なので、患者の全体を診る医療が必要

 

短期的:非専門医を含めた感染管理、救急の現場など不顕性感染患者対応技術の習得、速やかな検査ができる体制の整備

 

 

 質問者3:京都大学大学院 田崎淳一(循環器内科助教)

Q通常の治療を受けるタイミング

流行爆発時には、入院患者の事前検査を拡充する

対応要員を限定する、現場自体での感染リスクを最小限にする工作

 

 

 質問者4:京都大学大学院 木村剛(循環器内科教授)
Q.ワクチン開発は困難(本庶教授)という意見に対して、
多数の健康な人に接種するための効果判定や安全性を担保することは難しい。

 

感染終息にむけて、ワクチンを期待できない環境下で、複数年を要して流行を繰り返しながら、弱毒化していくことを期待していく他には、楽観的な予測はできない。楽観視しないことが大切。

 

二項対立:生命と社会経済の両立の困難

長期戦略で臨むことの必要性

 

 

・・・・・・・・・・・・・・

 

<SIR数理モデルに興味のある方のために>

西浦先生が活用されている解析モデルの一つだと思われます。山中先生もそれをもとにこのモデルに即した質問を西浦先生にされていました。

 

SIRモデルにおいては、まず全人口を感染する可能性がある者=感受性保持者(S)・感染者(I)・免疫保持者(R)の3つへ分類します。

 

そして、感受性保持者(S)と感染者(I)との積に比例して、感受性保持者(S)は定率で感染者(I)に移行すると仮定します。
また感染者(I)は定率で免疫保持者(R)に移行する(感染期間は指数分布に従う)と仮定します。

 

感受性保持者の中から感染者が発生することや、感染者の多くは免疫保持者になることは自明なので、それぞれが一定の割合で起こるとことを前提とすることがこの仮説の中核部分です。そして、それぞれ感染率(β)、回復率(隔離率)(γ)という定数を置きます。

 

いずれにしても、この時間(t)発展を非線形常微分方程式で記述される連続力学系として表せば、 


5

となります。ただし、β > 0 は感染率、γ > 0 は回復率(隔離率)を表す(逆数 1/γ は平均感染期間を表す)。これをフローチャートで 表せば

 

S  βI ⇒  I  γ ⇒    R 

のように簡潔にまとめることもできます。

上記の3式の和を取れば、

6

 


であり、
これは総人口 N(t) = S(t) + I(t) + R(t) が一定値をとる保存則(閉鎖人口の仮定)

4


に対応します。この保存則により、本質的に2変数の方程式です。


簡単のため初期値を I0 = I(0) > 0, S0 = S(0) > 0 とおくと

3

 

 

のとき、すなわち

2


のとき流行が発生(閾値現象)します。この無次元量 (R0 )は基本再生産数と呼ばれます。このような最も単純なモデルでは

1


が成り立ち、エンデミックな定常状態や周期的な流行といった現象は説明できません。

 


コメント:

このモデルは有用ですが、私はいくつかの欠点があることを踏まえた上で活用すべきだと考えています。それはこの数理モデルが成立するための仮説自体に内在しています。

 

その1)

このモデルは単一の病原体を対象にしていること

 

① Covid-19関連の重症化、死亡はSARS-V2感染単独によるものだけではなく、合併感染症や基礎疾患の影響を受けるということ

 

② Covid-19の原因ウイルスであるSARS-V2の遺伝子に多様性があり、遺伝子変異があるため、それぞれのウイルス種の性質が互いに近似していなければ妥当な予測がつかないこと

 

 

その2)

このモデルは、総人口をはじめ、感染率(β)や回復率(隔離率)(γ)を定数としていること

感染率や回復率は、環境や季節の変化によっても大きな影響を受けるため、定数とは成り得ない、また総人口は一定でなく、国内外への人口の移動があり、しかも、移動する人間の背景が多様であること。

 

 

ただし、このモデルは流行の拡大防止対策の原理を提供してくれます。
 

流行が勃発する条件は、

2

逆に、この基本再生産数(R0 )<1を維持することで、流行を防ぐことができます。
  

それは、予防措置の徹底により感染率(β)を減らし、感染者の隔離や適切な治療的ケアにより回復率(隔離率)(γ)を増やす、という当たり前の常識的結果になるわけです。それに加えて、初期値である感受性保持者 S0 = S(0)が少なければ流行は起こりにくくなります。ワクチン接種等による予防が大切になるということです。
  

 

 

まとめ:
杉並国際クリニックが提唱している秘策第1弾(漢方セルフメディケーション5点セット)、第2弾(生薬配合マスク)をはじめとする複数の段階的戦略は、このSIR数理モデルを基礎に置きながらも、このモデルの限界や欠点をも考慮して検討してきたものであることを付言しておきたいと思います。

7月12日(日)

前回はこちら

 

私たち人類の身体と心と精神の健康と幸福にとって詩の朗読や音楽の演奏や鑑賞は貴重な文化活動です。Covid-19禍の影響で、こうした活動が抑止されていることはとても残念なことです。


私がクラシック声楽を学び始めたのは15年ほど前、2005年頃だったと記憶しています。

そして2011年に東京国際声楽コンクールで5位入賞(男声1位)し、ウィーン国立音楽大学にて2週間の短期研修を受けるチャンスに恵まれました。

このときお世話になったのがクラウディア・ヴィスカ教授で、今日までお世話になっています。

 

残念ながら今年は恒例の3月のレッスンは叶いませんでした。

以下の歌曲は、ファンの強い勧めに応じて、はじめてyoutubeにアップしたアマチュア時代の作品です。

 

#1.薔薇 Rosa / 作曲Paolo Tosti

演奏2011年2月5日 同仁キリスト教会礼拝堂ホール

15,496 回視聴1.5万 回視聴


•2011/02/17 チャンネル登録者数 171人


2011.2.5 同仁キリスト教会礼拝堂ホール 飯嶋正広 (テナー) 中村達郎 (ピアノ)

 

歌詞と対訳は以下のサイトで紹介されています。

 

サイトはこちら

 

「専門家の日本語訳」ではない旨の謙遜の断りが書かれていますが、かえって専門家の日本語訳でない方が歌の心をうまく伝えることができることがあると思います。

 

Rosa(薔薇)の解説(歌詞・対訳)~トスティ


2017年10月21日
Rosa(薔薇)はフランチェスコ・パオロ・トスティ(Francesco Paolo Tosti, 1846年~1916年)によって1885年に作曲されました。


詩はロッコ・E・パッリアーラ(Rocco E. Pagliara, 1855年~1914年)によるものです。

 

トスティはイタリアの作曲家で、主に歌曲を多く作曲しました。
イタリア語はもちろん、英語、フランス語の詩も取り上げ、歌曲の芸術的評価を高めました。

トスティの歌曲の美しい旋律と繊細な和音はたくさんの人に愛されているのではないでしょうか。


ここでは、トスティ作曲の「Rosa(薔薇)」の対訳や解説を紹介したいと思います。
それぞれの単語の意味も掲載していますので参考にしてください。


不自然な場合もありますが、歌詞と日本語訳は可能な範囲で行が対応するように訳しています。

専門家の日本語訳ではありませんので、参考程度にご覧ください。

 


Una povera rosa è rinserrata
nel tuo piccolo libro di preghiera:
una povera rosa di brughiera
che la lunga stagione ha disseccata.
哀れな薔薇は再び閉じ込められる
あなたの小さなお祈りの本の中に。
荒野の哀れな薔薇よ
長い季節で枯れてしまった。

 

Chi te l'ha dato quel mesto fiore?
Qual ti rammenta sogno gentil?
”Ah!” tu rispondi,”Fugge l'amore!
Fuggon le splendide sere d'april!”
誰が君にその悲しげな花をあげたのか?
どんな優しい夢をあなたに思い起こさせるのか?
「あぁ!」君は答える「その恋は逃げてしまう!
光り輝く四月の夕方は逃げてしまう!」

 

Or muta la contempli e d'improvviso,
ti si vela di pianto la pupilla:
or,la baci,tremando,e disfavilla
su la tua fronte,un vivido sorriso!
今 あなたは黙ったままそれを見つめ、不意に、
君の瞳は涙でぼやける。
今 それに口づけし、震えながら、きらめく
君の顔に、鮮やかな微笑みが!


Chi te l'ha dato quel mesto fiore?
Qual ti rammenta sogno gentil?
”Ah!” tu rispondi,”Fugge l'amore!
Fuggon le splendide sere d'april!”
誰が君にその悲しげな花をあげたのか?
どんな優しい夢をあなたに思い起こさせるのか?
「あぁ!」君は答える「その恋は逃げてしまう!
光り輝く四月の夕方は逃げてしまう!」


・・・・・・・・・

 

さて、先週ご紹介したプロ声楽家5人衆の音源ですが、
皆様の御支援を受けて、1週間の間に、再生回数が大きく増えました。


好評価、チャンネル登録、公開コメントもよろしくお願いいたします。

これらの指標を参考にして、新たな作品を発表していきたいと思いますので、お知り合いの方にも、是非ご紹介してください。

 


テノール・リリコ

上原正敏

藝術歌曲集小倉百人一首No2.トスティ50番(高声)で歌う


DISC2-1.26わが庵は(8番)/喜撰法師


ソプラノ・リリコ

野上結美

藝術歌曲集小倉百人一首No2.トスティ50番(高声)で歌う


DISC2-25.49-2忘れじの(54番)/儀同三司母

 

ソプラノ・リリコ

隠岐彩夏

藝術歌曲集小倉百人一首No2.トスティ50番(高声)で歌う


DISC1-1.1やすらはで寝なましものを(59番)/赤染衛門


テノール・レッジェーロ

志摩大喜

藝術歌曲集小倉百人一首No2.トスティ50番(高声)で歌う


DISC1-9.9 あはれともいふべき人は(45番)/謙徳公


テノール・リリコ・スピント

隠岐速人 

藝術歌曲集小倉百人一首No2.トスティ50番(高声)で歌う


DISC1-24.24憂かりける人を(74番)/源俊頼朝臣

 

7月12日(日)


週間<外国語>旅行

 

前回はこちら



ブラジル大統領ボウソナウ氏がCovid-19に罹患してNo1

 


南米のトランプ大統領の異名をもつブラジル大統領のボウソナウ氏は、Covid-19に罹患しトランプ氏が一時予防目的で使用していた薬剤を自分の治療薬として用いています。


私は、トランプ大統領もPCR陽性反応が出ていたのではないかと疑っています。
治療であればやむを得ず使うとしても、わざわざ予防目的で服用するとは考えにくいからです。

 


Ministério da Saúde não sabe quantos pacientes que usam hidroxicloroquina têm acompanhamento cardíaco
保健省は、ヒドロキシクロロキンを使用した患者のうち、どれだけの患者が心臓の追跡調査を受けているかを把握していない

 

Presidente Jair Bolsonaro disse estar usando medicamento que causa risco cardíaco e fez dois eletrocardiogramas por dia.
ジェイル・ボルソナロ大統領は、心臓のリスクを引き起こす薬を使用していると述べ、1日に2回の心電図を行った。

 

O Ministério da Saúde não sabe quantos pacientes de covid-19 que usam hidroxicloroquina têm acompanhamento cardíaco. Diagnosticado com a doença, o presidente Jair Bolsonaro disse estar usando o medicamento que causa risco cardíaco e fez dois eletrocardiogramas por dia. Não há evidências científicas de que o uso do remédio seja seguro e eficaz para combater o novo coronavírus.
保健省は、ヒドロキシクロロキン(註1)を使用しているCovid-19患者のうち、どれくらいの患者が心臓の経過観察をしているのかを把握していない。

この病気と診断されたジェイル・ボルソナロ大統領は、心臓のリスクを引き起こす薬を使用していると述べ、1日2回の心電図を行っているという。

新型コロナウイルスに対抗するために、安全で効果的な薬剤を使用しているという科学的根拠はない。


(註1)ヒドロキシクロロキン:

免疫調整薬でプラケニル®という商品名で日本でも保険処方されている全身性エリテマトーデス(SLE)の標準治療薬。適応はSLEの他には皮膚エリテマトーデスのみである。SLE網膜症以外の網膜症、黄斑症がある場合には禁忌となるため、定期的な眼科検査が必須である。重大な副作用には低血糖のリスク等があるが不整脈については明記されていない。ただし併用薬によっては心室性不整脈が発生することもある。

 

 

“Não há nesse momento um dado publicado acerca desse acompanhamento de pacientes, seja no SUS [sistema único de saúde] ou seja de uma forma muito ampla no sistema privado”, afirmou Hélio Angotti Neto, titular da Secretaria de Ciência, Tecnologia, Inovação e Insumos Estratégicos em Saúde (SCTIE), em coletiva de imprensa nesta quinta-feira (9).
「この病気の患者モニタリングについては、現在のところ、SUS[単一の医療システム]でも、非常に広範な民間システムでも、公表されているデータはない。」

と、科学・技術・イノベーション・戦略的健康提言(SCTIE)事務局の責任者であるヘリオ・アンゴッティ・ネト氏は木曜日(9日)の記者会見で述べている。

 


De acordo com o secretário, “cabe ao médico prescrever a medição e decidir pela melhor forma de acompanhamento laboratorial ou por meio de exames complementares”. “Em relação ao suporte aos pacientes nessa condição, os municípios e estados organizam suas redes assistenciais e seus fluxos de encaminhamento”, disse.
秘書によると「測定を規定し、検査室でのフォローアップや補助検査で最善の方法を決めるのは医師次第」という。「この状態の患者への支援については、自治体や州が支援ネットワークや紹介の流れを整理している」とのこと。

 


Pressionado pelo presidente, entusiasta de cloroquina, o Ministério da Saúde ampliou em maio a recomendação de uso do medicamento, que passou a incluir quadros leves de covid-19. Desde então, a pasta prevê o uso de cloroquina com azitromicina ou de sulfato de hidroxicloroquina com azitromicina para pacientes com sintomas leves no SUS, como coriza, diarreia, dor abdominal, febre, tosse, fadiga e dor de cabeça.
クロロキン(註2)愛好家の大統領の圧力下で、保健省は5月にcovid-19の薬を使用するための勧告を拡大した。

その後、鼻水、下痢、腹痛、発熱、咳、倦怠感、頭痛などのSUSの軽度の症状を有する患者には、アジスロマイシン(註3)とのクロロキン併用またはアジスロマイシンとのヒドロキシクロロキン硫酸塩の使用が可能なペーストが提供されるようになった。


(註2)クロロキン:

抗原虫薬に分類されるマラリア治療薬で日本国内では未承認薬。


(註3)アジスロマイシン:

マクロライド系薬(15員環薬)抗菌薬でジスロマック®という商品名で日常臨床でも使用されている。グラム陽性菌、クラミジア、マイコプラズマなどに強い抗菌力を有し、またグラム陰性菌には既存のマクロライド薬より強い抗菌力をもつ。そのうえ、1日1回3日間投与で治療を終結できるため、杉並国際クリニックで必要に応じて処方することのある代表的な抗菌薬の一つである。

 


Até então, o ministério só indicava o uso compassivo da cloroquina para casos graves. Em 1º de abril, foi publicada uma nota informativa pela SCTIE que liberava o uso do medicamento em casos confirmados da doença e a critério médico, “como terapia adjuvante no tratamento de formas graves, em pacientes hospitalizados, sem que outras medidas de suporte sejam preteridas”.
それまで同省は、重症化した場合にはクロロキンの温情的使用を示しただけだった。

4月1日、SCTIEは「他の治療法を排除することなく、入院中の重症例の補助療法として」確定症例での医学的基準での使用を発表した情報覚書を発表した。

 


A principal preocupação era com o potencial da droga em causar arritmias cardíacas. “O coração é uma bomba que depende da ativação de um sistema elétrico próprio. Esse medicamento - tanto a cloroquina quanto a hidroxicloroquina - pode produzir o prolongamento de uma dessas fases elétricas do coração e propiciar um ambiente favorável a uma arritmia que pode ser potencialmente fatal”, explicou Denizar Vianna de Araújo, titular da SCTIE, à época.
主な懸念事項は、この薬が心臓の不整脈を引き起こす可能性があることだった。

「心臓は自らの電気系統の活性化に依存するポンプです。この薬-クロロキンとヒドロキシクロロキンの両方-は、心臓のこれらの電気相のいずれかを延長させ、潜在的に致命的となる可能性がある不整脈を引き起こしやすくする環境をもたらします」と、当時SCTIEの代表者であったDenizar Vianna de Araújo氏は説明した。

 


Por esse motivo, a pasta só liberava o uso para casos graves, já que esses pacientes estão internados, o que permite um acompanhamento médico. Antes, a recomendação era de que fosse feito eletrocardiograma no paciente antes do início do uso da droga e que os profissionais de saúde acompanhem a condição cardíaca durante a internação.
そのため、これらの患者は入院となり、医療的なフォローが可能であるため、フォルダーは重症例に限ってファイル文書が用意されていました。

以前は、使用開始前に心電図を行い、医療従事者が入院中の心臓の状態を監視することが推奨されていました。

 


O protocolo atual diz apenas que a “cloroquina deve ser usada com precaução em portadores de doenças cardíacas, hepáticas ou renais, hematoporfiria e doenças mentais”.
現行のプロトコールでは、「心臓病、肝臓病、腎臓病、造血器病、精神疾患のある患者にはクロロキンを慎重に使用すべきである」としか書かれていない。

 


コメント:

つまり、五臓六腑のいずれか一つに障害がある人は要注意ということです。


クロロキンとヒドロキシクロロキンはいずれも持病がある人には毒であるということになります。

7月11日(土)



統合医療(東洋医学・心身医学) のコラムで緊急報告をすることは、今回が初めてです。そこで、緊急対策:新型コロナウイルス感染予防対策<杉並国際クリニックの秘策>資料がお手元にある皆様は、資料をご参照の上、以下の情報をお読みください。

そのあと、資料全体を再読してご確認いただきたいと思います。

 

すでに、新型コロナ感染による血栓症予防のための「地竜」の活用法については、説明いたしておりますが、この「地竜」を、より早めに使用していただくことになる可能性があります。


私が「地竜」に期待しているのは、その有効成分であるルンブロキナーゼです。

 

ルンブロキナーゼ(lumbrokinase)は、元宮崎医科大学副学長(現宮崎医科大学名誉教授)美原恒が発見したタンパク質分解酵素の名称です。

名称の由来は、ルンブルクスルベルスという食用赤ミミズから抽出された物質であることによるもので、ミミズ酵素、みみず酵素とも呼ばれています。

現在、ルンブロキナーゼ(を含むとされるミミズの乾燥粉末)が健康食品として開発され発売されていて、国内は元より、海外でも関連商品が出回っています。


ミミズは古来より漢方薬として用いられていたため、血栓症の治療に使えるのではないかと考えた美原の研究により、ルンブルクスルベルスの内臓などから線溶活性を持つルンブロキナーゼ群が発見されました。

美原・須見がルンブロキナーゼについて学会報告をしたのは、1989年に東京で開催された国際血栓止血学会が最初です。


ルンブロキナーゼのフィブリン平板法の実験では、治療に使われるウロキナーゼよりもフィブリン溶解活性が強いという結果が示されています。

また、ヒト試験でも、ルンブルクスルベルス自身が持つ線溶酵素が線溶を行う(外因性の線溶活性)ことに加えて、被験者の持つ線溶活性酵素を分泌させる(内因性の線溶活性)ことが実験結果から推測されています。

 

これらのことから、ルンブロキナーゼには抗血栓作用があることが示されました。糖尿病、高血圧症、バージャー病などの患者にこの酵素を服用させた結果、それぞれの患者の病状が改善したという報告があります。

 

これらは、中医学あるいは漢方では、概ね血瘀または瘀血という病態に相当し、「地竜」は駆瘀血剤(瘀血を治す薬)であり、通経絡(「経絡」というエネルギーの流れの滞りを改善する薬)と考えることができます。


私は「地竜」によってCovid-19による脳血栓を予防することは、脳炎の予防や増悪を阻止するうえでも有意義である可能性があると考えています。また、「地竜」に限らず、一般に漢方生薬は抗アレルギー作用を持つものが多いことも強みであると考えています。


その理由については、以下に述べます。

 

 

英国の最新研究から


ウイルス感染によって小児で脳の炎症が引き起こされることがありますが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の重症患者にも神経系の合併症リスクがあることは知られています。

COVID-19では、軽症の成人においても脳炎の有病率が増加しているようである、と英国の科学者たちは述べています。


英ユニバーシティー・カレッジ・ロンドン(UCL)の医学研究チームは8日、

せん妄や神経系の損傷、脳卒中など命の危険がある合併症は決してまれではなく、当初考えられていたよりも一般的で、軽症の患者にも深刻な問題を引き起こす恐れがあると警鐘を鳴らしました。

 


学術誌「ブレイン(Brain)」に発表された論文によると、

COVID-19と診断された入院患者と感染疑いの患者合わせて43人の神経系の症状を調べたところ、一時的な脳機能障害が10例、脳炎が12例、脳卒中が8例、神経系の損傷が8例見つかった。

 

この調査結果に基づいて、研究者は、臨床医が早期診断を行い、患者の転帰を改善するために、可能性のある神経学的影響を認識する必要があることを指摘しています。

 

本研究の上席著者であるUCLクイーン・スクエア神経学研究所とユニバーシティ・カレッジ・ロンドン病院NHS財団信託のマイケル・ザンディ博士は、次のように述べています。

我々は、脳の炎症などの神経学的疾患を持つ人の数が予想以上に多く、呼吸器症状の重症度とは必ずしも相関がないことを確認しました。」
「我々はCOVID-19に感染した人々の脳の合併症を警戒し、注意を払う必要があります。」

 

研究チームはまた、せん妄や脳卒中、神経損傷などの他の神経生物学的合併症も、この病気に関連していることを発見した。研究チームによると、研究対象となった43人の患者のうち、呼吸器症状が出なかった患者も含まれていました
 

脳炎が確認された患者のほとんどは、急性散在性脳脊髄炎(ADEM)と診断されました。

そして、神経系の症状がみられた患者はいずれも、脳脊髄液から新型コロナウイルスは検出されず、ウイルスが脳を直接攻撃していないことが示唆されます。

 

そこで研究チームは「COVID-19の神経学的合併症のいくつかは、ウイルス自体ではなく、免疫反応から来るかもしれないことを示唆している」病気に対する免疫反応によって引き起こされた脳の炎症の証拠を発見したとの見解を付け加えました。
 

Covid-19は中国語では「新型冠状病毒素肺炎」と表記されますが、肺炎ばかりでなく脳炎を警戒する必要があることが明らかになってきました。

とりわけ、急性散在性脳脊髄炎という中枢神経系を散在性に急性かつ単相性に侵す炎症性脱髄性疾患は、麻疹、風疹、水痘などの主としてウイルス性感染症の発症に続いて起ことが以前より知られていました。

Covid-19の原因ウイルスであるSARS-V2も例外ではなかったということです。
 

この急性散在性脳脊髄炎は、また遅延型アレルギーの機序によって発症し、病理学的には中枢神経白質の静脈周囲の小脱髄巣と細胞浸潤がみられます。

発症は急性で、発熱、頭痛、嘔吐に始まり、項部硬直、せん妄、嗜眠状態、痙攣、麻痺(肩麻痺、四肢麻痺)、膀胱・直腸障害を来します。

これまででは水痘、麻疹、上気道感染後(3~7日)に発症することが多く、症状は数日で極期となり、一般的には数週間から2カ月で改善するとされてきました。

ステロイドパルス療法、血漿交換療法、大量免疫グロブリン療法などによって通常1~6カ月で回復し70~90%が予後良好とされています。


しかし、SARS-V2によるCovid-19では急性出血性白質脳炎といって、劇症型で発熱・髄膜刺激徴候が強く神経学的徴候も強いタイプである可能性もあります。

その場合、壊死性血管炎、高度の浮腫などがみられるため、意識障害、けいれん、四肢麻痺が出現し急速に進行するため、死亡率が高いことが予測されます。
 

そこで、当クリニック御通院中の皆様にとっては、すでにご周知のこととは存じますが、セルフメディケーション漢方セットを、予防の段階から、ガイダンス解説書を参考に、最大限に有効にご活用願えたらと存じます。

7月11日(土)

 

前回はこちら


ボリビアのLa Razón紙の続きの続き

 

Dinero en dólares

ドル建てのお金

 

Lo mínimo que donante pidió a cambio de su plasma por ser paciente recuperado del COVID-19 fue $us 500. La familia estaba consiguiendo el dinero cuando el médico les dijo que ya no era necesario contar con el suero porque el paciente se estaba recuperando.

COVID-19から回復した患者が血漿と引き換えに求めたドナーの最低額は500ドルで、患者が回復したので血清は不要になったと医師に言われて家族はお金を手にしていた。

 

“Mi hermano, un médico de 42 años y que aún sigue internado en la Caja Nacional de Salud, aquí en Santa Cruz, se está recuperando y eso es bueno. Ya no fue necesario seguir buscando al donante”, señaló un familiar vía telefónica con La Razón.

「私の兄は、ここサンタクルスの国民健康基金に残っている42歳の医師で、回復しているし、それは良いことだ。寄贈者を探し続ける必要がなくなった」と、家族がラ・ラゾン紙の記者に電話で話していた。

 

El médico sospecha que fue contagiado cuando hace algunas semanas tuvo que atender un parto de emergencia por sufrimiento fetal y la paciente tenía sospechas de ser portadora del virus. Él la operó siguiendo las medidas de bioseguridad, pero pese a ello pudo haber sido contagiado.

数週間前に胎児の障害のため緊急分娩に立ち会わなければならなくなった際に、医師が感染した疑いがあり、患者がウイルスを持っていることが疑われたという。彼は母体保護対策のために彼女を手術したが、それにもかかわらず彼は感染していた可能性がある。

 

El hermano movió cielo y tierra para buscar el plasma del tipo ORH+, hasta fue al Banco de Sangre en Santa Cruz, pero la respuesta que le dieron fue un retundo no y que vea cómo conseguir un donante. Entonces, una buena opción fue anunciarlo en las redes sociales.

兄弟はORH+タイプの血漿を探すためにあちこちを移動し、彼もサンタクルーズの血液銀行に行ったが、彼らが彼に与えた答えは、完全なノーであり、彼はドナーを探すようにとのことであった。だから、ソーシャルネットワーク上で発表するのが良い選択肢だった。

 

“Ante el anuncio había personas que querían donar, pero, siempre quieren sacar algo. Había siempre un interés, pues tienen ‘deudas’ que deben pagar. Gracias a Dios, duró poco el calvario. Los donantes me decían que estaban mal, que no tenían dinero para la segunda prueba, y que si les iba a reconocer algo porque estaba pasando por dificultades económicas”.

「提供したい 」という人もいたが、いつも何かを得ようとしている。支払わなければならない「借金」には利息がつきまとっていたのである。神に感謝、苦難の道は短かった。寄付者の方たちからは、「二回目の検査のためのお金がない」「金銭的に苦しいから何かを貰えないか」と言われていた。

 

Ahora el médico se recupera y su familia espera pronto su retorno a casa.

今、先生は回復しており、家族はすぐに帰れるようにと待っている。

7月10日(金)
週間<外国語>旅行


ペテロのように

 

Come Pietro, costruire sulla roccia che è Gesù
ペテロのように、イエスである岩の上に建てる

 

29/06/2020
L'inutilità delle lamentele
苦情の無駄

 

E c’è un altro elemento importante: in quella prima comunità “nessuno si lamenta del male (...) nessuno insulta Erode. E noi siamo tanto abituati a insultare i responsabili... ”. Tempo sprecato e inutile per i cristiani, fa notare Francesco, quello passato a lamentarsi di quello che non va e prosegue:
そして、もう一つ重要な要素があります:初代の共同体では、「誰も悪政について文句を言わない(...)誰もヘロデを侮辱しないのです。責任者を侮辱するのには慣れていたし野です... 」. それはクリスチャンにとって無駄な時間であり、役に立たない時間であると、フランシスは指摘しています。

 

Le lamentele non cambiano nulla. Ricordiamoci che le lamentele è la seconda porta chiusa allo Spirito Santo, come vi ho detto il giorno di Pentecoste:
la prima è il narcisismo, la seconda lo scoraggiamento, la terza, il pessimismo.
Il narcisismo ti porta allo specchio, a guardarti continuamente;
lo scoraggiamento, alle lamentele.
Il pessimismo, al buio, all’oscuro.
Questi tre atteggiamenti chiudono la porta allo Spirito Santo.
Quei cristiani non incolpavano, ma pregavano.
In quella comunità nessuno diceva: “Se Pietro fosse stato più cauto, non saremmo in questa situazione”. Nessuno. Pietro umanamente, aveva motivi di essere criticato, ma nessuno lo criticava. Non sparlavano di lui, ma pregavano per lui. Non parlavano alle spalle, ma parlavano a Dio. E noi oggi possiamo chiederci: “Custodiamo la nostra unità con la preghiera, la nostra unità nella Chiesa? Preghiamo gli uni per gli altri?”
苦情は何事も変えません。ペンテコステの日にお話したように、これらの不平不満は聖霊に通じる第二の扉を閉ざすものであることを心得ておきましょう:

その第一は自己愛、第二は落胆、第三は悲観です。

自己愛は、いつも自分自身ばかりを見る鏡にあなたを導く;
落胆は、不平不満の鏡の中に。
悲観は、不安と暗闇の鏡の中に。
これら3つの態度が聖霊への扉を閉ざします。
それらのキリスト教徒は非難するのではなく、祈りました。

その共同体では誰も「ペテロがもっと慎重になっていたら、こんな状況にはならなかっただろう」と言ってはいませんでした。人間的に言えば、ペテロには批判される理由があったが、誰も批判しませんでした。彼らは彼(註:ペテロ)のことを語りかわりに彼のために祈りました。彼らは彼の後ろ姿ではなく、神に向かって話していました。

それでは今日、私たちは自らに問いかけることができます。「私たちは祈りを通して、その祈りは教会で、一致を保てているだろうか、互いに祈り合っているだろうか」と。

 

Pregare per chi ci governa

私たちを支配する者のために祈る

 

Preghiera e non insulto: Francesco a braccio si sofferma anche sui governanti, esortando a percorrere la strada del bene, dell'unità e non quella del parlare contro:

祈りと非侮辱:腕組したフランシスコ教皇はまた、支配者たちにも触れ、彼らに善の道、団結の道を歩むように、そしてそれらに反することを言わないように、と警告しているのです。

 

Chiediamo la grazia di saper pregare gli uni per gli altri. San Paolo esortava i cristiani a pregare per tutti e prima di tutto per chi governa. “Ma questo governante è…”, e i qualificativi sono tanti; io non li dirò, perché questo non è il momento né il posto per dire i qualificativi che si sentono contro i governanti. Che li giudichi Dio, ma preghiamo per i governanti! Preghiamo: hanno bisogno della preghiera. È un compito che il Signore ci affida. Lo facciamo? Oppure parliamo, insultiamo, e basta?".

互いのために祈る方法を知る恵みを求めましょう。聖パウロは、すべての人のために祈るように、そしてまず統治者のために祈るようにとクリスチャンを促しました。「しかし、この支配者といったら......」といったお決まりの不平がたくさんでています。しかし、私はそれを言いません。それは私が支配者に対して感じられる不平を言う時でも場にもいないからです。神は彼らを裁くが、私たちは支配者のために祈ろうではありませんか!」と。
祈りましょう:彼らは祈りを必要としています。それは、主から託された私たちの役割なのです。それを行いましょうか?それとも、ただ話して、侮辱して、それで済ませてしまいましょうか?"

 

 

La preghiera spiana la strada dell'unità

祈りは団結への道を開く

 

Papa Francesco si domanda “che cosa accadrebbe se si pregasse di più e si mormorasse di meno”. Anche oggi, come per Pietro quando si trovava in carcere, “tante porte che separano si aprirebbero, tante catene che paralizzano cadrebbero”. E il Papa invita a chiedere al Signore la grazia di saperlo fare e precisa:

教皇フランシスコは、「もしより多く祈られ、不平不満が少なくなったらどうなるだろうか」と自問自答しています。今に至っても、獄中にいたペテロについては、「仕切られていった多くの扉が開き、麻痺させる多くの鎖が落とされることになる」と言われています。そして教皇は、その方法を知り、決定する方法を知ることの恵みを主に求めています。

 

Dio si attende che quando preghiamo ci ricordiamo anche di chi non la pensa come noi, di chi ci ha chiuso la porta in faccia, di chi fatichiamo a perdonare. Solo la preghiera scioglie le catene, solo la preghiera spiana la via all’unità.

神は、私たちが祈るときに、私たちのように考えていない人、私たちの面前で扉を閉じた人、私たちが何とか許そうと苦労している人たちのことも心に置くことを期待しています。祈りだけが鎖を緩め、祈りだけが一致への道を開くのです。

 

7月10日(金)

前回はこちら

 

RAに対して、早期診断・早期治療を行った症例で寛解を導入し、それを維持できた症例では関節破壊を伴う機能障害を起こすことなく、もともと病気がなかった人と同様の生活を送ることができます。

 

しかし、初診時にすでに関節破壊を高度に起こした症例では、早期例に較べて、寛解導入・維持はより難しくなります。そのため、機能障害を残すことが多くなります。ですから、RA治療は早期診断・早期治療が重要であり、一方、初期治療が不十分であれば関節予後を悪化させる可能性があります。

 

RAは全身性疾患なので、丁寧で慎重な経過観察とセルフケアや主治医とともに生涯学習を続けることによって予後を大きく改善できる可能性があり、実際にそれを実感しています。

そのためには、それぞれの医療機関の特徴を生かした早期診断・治療基準やそのための戦略を明らかにしておくことは大切だと考えています。

そこで「関節リウマチ早期診断・治療管理基準(杉並国際クリニック版)」を公開させていただきます。

関節リウマチ早期診断・治療管理基準

 

RAの診断や疾患活動性の再燃などで治療を開始したり、変更が必要だったりする場合は、早期に私たちリウマチ専門医を受診していただくことが望まれます。

 

7月9日(木)

 

前回はこちら


症例14(その5)


第4節:“これが差別か” 

男性は11日間入院。検査で2回陰性となり退院した。
しかしその後、思いもよらない事態に直面した

 

退院した時は先生に、きょうから誰に会ってもいいかっていうことや、やってもいいこと、だめなことを教えてくださいって聞いたら「別に何もないよ」と。「陰性2回出て、あんたはたぶん日本でいちばん安全な人だよ」って言われて出てきたんで。保健所にも確認したんですよね、「やっちゃいけないことがありますか」って聞いたら保健所も「ない」と。じゃあどこにでも行けるんだなぁと思って。

 


男性は肺炎の経過観察で病院を受診しようとした

 

退院してきて5日目なんですけども、紹介状もあるんで「肺炎を見てもらいたい」(と言ったら)「来ないでくれ」と。「僕もう完治してるんですよ。肺炎の薬だけでもほしいんですけど」って言ったら「コロナにかかった人は一切受け付けてない」と。

 

「もしあなたがコロナの発生源になったらうちの病院も困るんで」(註1:医療機関も不安感を募らせた患者さんを相手にしているので、風評被害の後始末を恐れています。その後の対応が、想像を絶するくらい大変なものになるからです。医療従事者の立場からは、現在診療を担当している患者さんに対する責任がとても大きく、残念ながら已むを得ない対処だと思います。)って感じだったから。

ネットで「クリニック・肺炎・福岡」で検索して、8件くらい病院に電話して、ことごとく全部断られて、もういいやってなって。

 

今、薬も飲んでなくてそのまま放置してる状態なんですね、肺炎の治療をしていなくて。美容室も髪切りたかったんですけど(断られたんで)…。

入院していた時に(融資の相談をしている政策金融公庫と)面談の日程が決まったんですね。たぶんこのぐらいには(病院を)出られると思いますということで金曜日に決まったんですよ。

(退院後に)電話がかかってきて、「電話で面談します」と。「なんで行ったらだめなんですか?」って。「いやもう来なくていいです。○○さんはコロナにかかっていたんで」と政策金融公庫から言われて電話で面談になりました。

やべえなと思いましたよ、ほんとに。僕、こういうことされたことないから、これが差別かと思いました。僕がされてるぐらいだからいっぱいあるだろうなと思ってるんですけど。

 

(感染したほかの人も)相当嫌な思いをしてると思います。おかしな世の中だなぁと思った。差別する人っていうのは情報量が足りなくて、うちの社員も僕が説明したら「あーそうなんだ」っていうのがほとんどなんですね。

だからもっとそういう情報流せばいいのになぁって。例えばPCRを受けて陰性で出てきた人はカードがある(註2:残念ながら、この考え方には無条件では賛成できません。PCRの検査は不完全です。陰性の結果は慎重に評価すべきですPCR検査陰性であっても、今後感染するリスクは消えません。特に、この方のように自覚症状の発現が遅いタイプの方が感染源になると多くの方を危険に晒すことになるからです。)「私は治療が終わった人ですよ」(註3:「私は人生が終わった人ですよ」という状況にならなくて良かったと思います。)という証明があったりすると認識が変わる(註4:一般の方の認識を変えることは、とても難しいと思います。)のかなあと思うんですけどね。


(4月27日取材 福岡放送局 森並慶三郎)

 

コメント:

この方のような経験をすると、人間不信や社会不信に陥り兼ねないと思います。あるいは医療不信というか怒りを感じておられるとしても已むを得ないことです。


一般に人々から安心感と信頼感を得ることは、不安感や不信感を植え付けることの100倍以上難しいと思います。これは、30年以上開業医を続けてきたうえでの心からの実感です。

 

私たちの多くは艱難を経験しています。「艱難汝を玉にする」場合もありますが、くれぐれも「艱難汝をダメにした」にはならないように心がけていきたいものです。

 

<終わり>

7月9日(木)


前回はこちら

 

水中運動

そのまま直ちに水氣道®のエクササイズに取り入れることができます。
その場合は、全員で日本語とフランス語の両方でインストラクトできるようになると、とても楽しいことでしょう。ただし、周囲の人たちは驚くかもしれませんね。

 

タイプA 

En position debout, tendez vos bras latéralement dans l’eau.
立った状態で、水中で両腕を横に伸ばします。
  

Decrivez des petits cercles simultanés avec les deux bras dans un sens,
両腕で同じ方向に同時に小さな円を作ります。

 

puis dans l’autre.
そして別の方向でも行います。

 

タイプB  

Debout, pieds bien à plat au fond du basisin.
まず、プールの水底面に足底をぴったりつけて立ちます。

 

Croisez les bras au-dessus de la tête en posant les mains sur les coudes opposés.
両手を反対側の肘に置き、頭の上で腕をクロスさせます。

 

Inclinez le buste latéralement vers la droite et tirez sur le coude gauche en inspirant.
胴体を右側方に傾け、息を吸いながら左肘を引き寄せます。

 

Redresses le buste et expirez.
胴体をまっすぐに戻して、息を吐きます。

 

タイプC 

Debout,mains appuyées sur le rebord de la piscine,
まず、プール縁に手をついて立ちます。
  

pieds à plat au fond: vos jambes sont tendues et légèrement écartées.
足底が平らに:両脚は伸ばして、足の間は少し離す。

 

Soulevez les talons en ouvrant les genoux latéralement puis reposez-les.
膝を側方に開いて踵を少し持ち上げ、また元に戻します。

 

Expirez en soulevant les talons.
踵を持ち上げて息を吐きます。

 

Inspirez en les abaissant.
踵を落としながら息を吸い込みます。

 

タイプD 

Debout, les jambes tendues, appuyez-vous sur le rebord de la piscine de telle manière que votre buste se trouve a angle droit.

まず、脚を真っ直ぐにして立ち、胴体が直角になるようにプールの縁にもたれかかります。
  

Élevez une jambe tendue derrière vous et redescendez-la en expirant.

伸ばした片方の脚を後ろに高く上げ、息を吐きながら降ろしていきます。

 

タイプE 

Le dos au mur,
壁に背を向け、

 

mains appuyées sur le bord de la piscine,
両手をプールサイドに置き、

 

groupez vos genoux sur un côté en expirant.
息を吐きながら膝を片側に寄せます。

 

Tendez ensuite vos jambes devant et regroupez-les de l’autre côté.
そして、足を前に伸ばして反対側に寄せます。

 

タイプF 

Une planchet serrée entre les cuisses,

太ももの間にボードを挟みます。

 

une ceinture de flottaison autour de la taille,

救命胴具をつけます。
  

 

Rapprochez en soufflant le menton vers les genoux

息をしながら顎を膝の方に近づけ、

 

et rallongez -vous en respirant.

呼吸をしながら体を伸ばします。

7月9日(木)


前回はこちら

 

関節リウマチ(RA)の画像診断は、近年の治療戦略の進歩とともに大きく変化しました。

RAの主な病態である滑膜炎とその結果である骨病変が筋骨格超音波検査(関節エコー)により評価可能であることが明らかとなり、RA診療における関節エコーの活用が精力的に検討されています。

特に治療の直接のターゲットである滑膜炎の活動性を画像で評価することは、 単純X線を中心とした従来のRAの画像診断にはなかった概念であり、RA画像診断におけるパラダイムシフトと言えます。

 

RA診断における関節エコーの必要性 RAの主要病態は滑膜の炎症であり、早期に適切な治療が行われない場合の身体機能予後ならびに生命予後は不良になります。

近年、メトトレキサート(MTX)および生物学的製剤 を中心とする抗リウマチ薬による治療介入が、特に関節破壊が進行する以前に行われた場合に診療アウトカムが大きく向上することが示されました。

 

そのため米国リウマチ学会(ACR) および欧州リウマチ学会(EULAR)は共同ワーキンググルー プを結成し、RA治療の中心であるMTXを必要とするRAを 早期に分類できる新規分類基準を作成しました。

完成された 2010年ACR/EULAR RA分類基準は結果として「RAらしさ」、すなわち小関節に好発する多関節炎、自己抗体陽性、炎症反応上昇、そして持続性病態を良く反映したものとなりました。

しかしながらその有用性の検証では、MTX必要性予測の精度が検証コホートにより必ずしも高くないことが示され(ROC解析のAUC;0.66-0.82)、臨床評価によるRA分 類精度の限界が示唆されました。

2010年ACR/EULAR RA分類基準の精度のばらつきの主要な原因としては、診察による関節腫脹および圧痛の再現性の低さが挙げられます。

 

RA患者全体としての腫脹関節数ならびに圧痛関節数の有用性は良く検証されているが、より軽度の関節所見を示す早期RA患者においては、検者により 腫脹あるいは圧痛の有無に差が出る可能性が高いです。

これに対して関節エコーでは明瞭に滑膜病変が描出されます。

従来の診察よりも正確に滑膜炎を検出可能であり、またその再現性は診察よりも高いため、RA分類の精度を向上することが期待されます。

実際、新分類基準では「滑膜炎有無の確認に画像診断が用いられてもよい」と述べられているが、具体的な方法の記載はありません。

 

関節リウマチ診断の大前提は1か所以上の関節腫脹です。

そしてRAとして分類するための基準は合計6点以上とされています。

2010年ACR/EULAR RA分類基準の別の問題点として、 鑑別診断が各自に委ねられていることが挙げられ、個人差による診断制度のバラつきが避けられません。

そこで客観性の高い情報を得ることが可能な関節エコーはRA以外の関節疾患(変形性関節症、乾癬性関節炎、痛風性関節炎、偽痛風など)の鑑別診断に有用です。

 

特に変形性関節症に代表される変性性/退行性/加齢性変化はRA診療において重要な鑑別病態ですが、関節エコーでは骨表面の形態、滑膜肥厚の有無および分布、滑膜血流シグナルの有無 により、炎症性/非炎症性病態の区別を診察よりも正確に行うことができます。

つまり関節エコーは他疾患、他病態の鑑別により、2010年ACR/EULAR RA分類基準の特異性を高めることが期待されます。

 

以上で説明しましたが、関節エコーが滑膜炎および骨びらんの正確な評価、また鑑別診断の補助によりRA診断の精度を向上させることができます。

関節エコーで得られる画像情報はデータとして得られる診断精度の向上だけではなく、診察技術や単純X線の読影技術の向上、RAの病態のより詳細な理解に寄与すると考えられ、本画像診断の今後の普及が期待されていて、すでに杉並国際クリニックにおいても大変重宝しています。

<明日へ続く>