高円寺南診療所

鍼灸治療について

「三療一術」方式

高円寺南診療所では鍼灸治療に関して「三療一術」メソッドを使用して治療いたします。診断と治療が一体となった新しいメソッドです。このメソッドは、皆様の身体の苦痛のみならず心の苦悩を和らげることができる画期的なものです。せっかくの治療効果を妨げる不安、いらだち、焦り等をあらかじめ軽減すること。この方式には、自然治癒力を最大限に高めるメリットがあります。

確かな治療過程を築くため、3回を一連の治療単位とする方式を開発しました。

「三療一術」方式の治療指針

1回目で、鍼になじんでいただき、(ホップ)
2回目で、鍼治療に対する反応を確認し、(ステップ)
3回目で、今後の治療の方向性を決定する。(ジャンプ)

鍼治療に慣れていない皆様へ

そのような方にこそ治療効果が大いに期待できます。ただし、往々にしてこうした方々は心身の緊張度が高く過敏な傾向を示しがちです。そこで、せっかく鍼治療にチャレンジされる皆様が鍼嫌いになられないよう、以下の3点を心がけています。

  • 1. 苦痛がないこと
  • 2. 治療反応の意味を正しく理解していただくこと(好転反応)
  • 3. 確かな効果を感じていただけること

症状の経過が長い皆様へ

症状の経過が長く、重症化、複雑化している方の一般的な傾向は、心の余裕を失いがちです。初回の治療のみで治療効果を見極めたいという要求は心身の過緊張を招いてしまいます。それが新たな不安、いらだち、焦り等をもたらして、治癒を困難にします。焦る気持ちが生じるのは自然なことです。しかし焦って良いことは一つもありません。また病状に対する一定の理解に達しないうちに思い付きで色々なことを試すことは考え物です。

患者の皆様の心理的な傾向

初回診療で効果を自己判断しがちです。そのために無意識のうちに御自身にプレッシャーをかけてしまいます。それは心身の緊張を高め、治癒に不可欠なリラックス状態を築けない要因となります。

「三療一術」方式の利点

一、治療の効果が出るまで待てること。効果を焦らず一定の期間希望を持って待つことで、安定した効果を出すためのきっかけを作れること。(焦りを伴う過度で性急な期待は治癒効果を損ないます。)「三療一術」方式なら焦らずに待つことができます。

二、信頼関係を築きやすいこと。鍼に対する反応の意味を確認し理解しながら治療を続けていくことで、信頼関係を築いていけます。なぜならば、鍼灸治療とは、患者の皆様と術者で自然治癒力(回復力)を引き出す共同作業であるからです。

三、治療後の反応の意味を正しく理解できること。治療後の反応は様々です。快方に向かう兆しを症状が悪化したと誤解してしまうことは大きな損失です。治療後の反応の意味を正しく理解すること、安心して希望を持って頂く、このことは治療効果を最大限に高める鍵になります。

3回単位の治療として受けて頂くことを鍼治療の最初のステップとして御理解していただけたらと存じます。

坂本鍼灸マッサージオフィス(高円寺南診療所内)

主任 鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師 坂本 光昭