水氣道実践の五原理・・・集団性の原理(結論)その3
(教学不岐・環境創造の原則)
水氣道の「道」は、自己実現から自己超越へ向かうための道
自己超越したひとの活動は、生命が尽きる直前まで実行することができ、かつ、その自由は誰も奪いえません。水氣道が生涯エクササイズであるとする所以もそこにあります。
ただし、水氣道は自己実現よりも、その先を目指しています。それは「自己超越」です。自己超越とは「他者や自己を超えた存在に向けて奉仕をすること」です。
人間の本質は、自己を超えた存在、愛そのものである神のような存在が、本能的に志向されていていることにあり、だからこそ、自己超越、すなわち互いに奉仕し合う安定的な信頼関係性の中で生かされているときに、強い生きがいと幸福感を覚えるものなのではないでしょうか。
「自己超越」という心理状態や生きる態度に到達するためには、「自然回帰」の意義を理解して、自然そのものに委ねる中にあって、互いに教えを受け、あるいは教えを授けるといった営みを通して、環境を再創造していけるようになることが必要であると考えます。
人間の生きがい感の根本は、最終的に神の存在を受け入れる必要に気づくことから始まると受け止めることができれば獲得可能です。しかし、すべての人がそれを受け入れることは容易ではありません。しかし、自然回帰といって、「個」としての心身を統一して、「集団」に宿る霊性と統合することができれば、いきいきとした生命の躍動感を味わうことができます。
水氣道では、稽古に参加するだけで誰でも自然回帰を試みることができます。
また、水氣道の稽古に参加するということは、奉仕、利他、愛といった態度価値が育まれるために、人間に強力な生きがい感を与え、空虚感を満たしてくれることになるでしょう。
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