『水氣道』週報

 

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水氣道実践の五原理・・・集団性の原理(結論)その2

 

(教学不岐・環境創造の原則)

 

水氣道の「個」は自己実現に終わらない

 

水氣道の目指す「個」の在り方は「自己実現」に終わるべきものではありません。

なぜならば、現実の社会で誤解されがちな「自己実現」とは自己の欲求実現を目的とした行動の結果に過ぎないものに成り下がってしまったからです。これに対して、本来の「自己実現」には一過性ではない自己実現感が伴ないます。

 

ここでいう自己実現感とは、「結果」という見返りを求めずに行う過程で、自分が自分として輝いている喜びとして湧きあがってくるものです。ですから、すぐに安直な、自分に都合の良い「結果」ばかりを求めたがる人は自己実現感から遠ざかってしまいがちなのです。

なぜならば、このような「自己実現」では、自分が幸福になれないだけでなく、社会にも平和がもたらされないからです。

 

平和でない社会の中で幸福な人生を全うすることは至難の業なのですが、残念ながら、多くの人々がその真実を忘れかかっているように思われてなりません。そこで、次回は、「自己実現」を実力達成の成果とその顕彰の在り方の観点から考察してみたいと思います。