『聖楽院』便り:令和4年の声楽コンクール参加計画No1

 

今回は、クリスマス・イブです。この日に相応しい宣言を公開させていただきたいと思います。

 

来年は「聖楽院」再興を期して、11年振りに声楽コンクールにチャレンジします!
新型コロナパンデミックというピンチをチャンスに転換するための一つが芸術活動であることに思い至りました。

 

現在、音楽界、とくにクラシック声楽界は活動の条件が厳しく、有能で才能あふれる音楽家・声楽家の演奏活動の展開が大きく阻まれています。

 

そこで音楽愛好者の一人として、どのようにして、音楽芸術の危機を克服していったらよいのか、私なりに思いついたのが、受け身ではなく、能動的な音楽活動に参画することでした。

 

これまでは、年間に8つのコンクールに参加することは、多忙で責任の思い開業医に許されることではないと思い込んでいました。しかし、8つのコンクールのうち、6つまでが音源審査(CD・ビデオ・youtube動画など)で審査が行われます。

 

指定の期日にコンクール会場に向かわなくてよいので、日常診療を犠牲にせずに済むことも大きなメリットです。しかも、すべて自由曲。予選を音源審査で行うことは、新型コロナ禍を経験する以前から実施されていましたが、昨年から大幅に増加しています。

 

8つのコンクールといっても、自由曲ではなく、それぞれに別の課題曲が課されているとしたら、すべてに参加することは困難です。実質的には2ないし3つのコンクールに出場する程度の負担で済むことになる訳です。しかし、すそ野が広がった分だけ、その後の鬩(せめ)ぎ合いは激しくなることを想定しての準備ということになります。

 

私自身は、音源審査を必ずしも好ましいとは考えていませんが、すでに本選入賞経験をもつ立場からすれば、予選は手続きに過ぎないものと割り切ることができます。本選こそが舞台上での一発勝負なのです。

 

 1月14日:

第7回日光国際音楽祭 声楽コンクール(予選)
      

音源審査(CD)
      

自由曲(本選では10分以内、複数曲可)
      

伴奏ピアニスト:未定

 

 

 

 3月10日:

第2回バーゼル国際声楽コンクール(予選)
     

音源審査(youtube)
     

自由曲(6分以内)
     

伴奏ピアニスト:未定

 

 

 

 4月1日:

第2回伊勢志摩国際声楽コンクール(本選)

 

動画審査:ビデオカメラ等で演奏を録画し、YouTube等にアップロードすること
     

自由曲(1曲:1分以上、15分以内)
    

伴奏ピアニスト:未定

 

 

 

 6月17日:

第8回「春の声」声楽コンクール(予選)
     

動画審査(Video)
     

自由曲(歌曲1曲+オペラアリア1曲、又は歌曲2曲 計7分以内:曲間を含む)
      

伴奏ピアニスト:未定

 

 

 

 6月23日:

第8回なかの国際声楽コンクール(予選)

 

音源審査(Video)
     

自由曲(1曲歌曲又はオペラアリア 計7分以内)
     

伴奏ピアニスト:未定

 

 

 

 7月17日:

第7回K声楽コンクール(予選)
     

動画審査(動画をyoutubeにアップする)
     

自由曲(複数曲可、10分以内)
     

伴奏ピアニスト:未定

 

 

 

 7月下旬(未定):

第24回日本演奏家コンクール(1次予選)
     

会場審査(都内未定)
     

自由曲(複数曲可、本選8分以内)
     

伴奏ピアニスト:森嶋奏帆

 

 

 

 8月上旬(未定):

第30回茨城の名手・名歌手たち出演者オーディション
     

会場審査(水戸芸術館)
     

自由曲(複数曲可、5分以内)
     

伴奏ピアニスト:未定