Dr.飯嶋の昨年の予測と今年の現状との比較 ①

 

前回はこちら

 

Q6-1.

テレビを見ると毎日コロナの報道ばかりで気が滅入ります。不安で、何を信じてよいのかわからなくなってきた矢先のことでした。

 

そこで元来心配性で取り越し苦労の私は、昨年から飯嶋先生に、いろいろな予測についてお尋ねしようとしました。

 

すると、昨年の先生は「私は及ばずながら科学者の端くれのつもりです。占い師や預言者ではありません!」と冷たいお返事でした。

 

そこで、私は「お医者様でも科学的に予後を占うこともされませんか?」と詰め寄ったところ(大変失礼いたしました!)。

 

「ご尤もです!」と頷いてくださり、その後、先生のいろいろな可能性や予測、考え方について勉強させていただくことができました。先生の予測はことごとく的中して驚いていますが、何か変更点はありますか?

 

 

A6-1.

ご質問ありがとうございます。あなたの突っ込みには参りました。とても説得力があり、私も覚悟を決めた次第です。

 

ただし、私は予言者でも超能力者でもないので、予測がことごとく的中しているわけではありません。皮肉なことに、悪い予測ほどよく当たっていたようです。気が付くと、昨年から結構な数の予測的発言をしてきたことに驚いています。
 

 

列挙してみたところ課題は1)から22)に上りました。

 

そこで、本日を含めて、5回に分け、それぞれに対して、<昨年公表済みの私の予測>と<現状>とを併記しましたので、比較しながらお読みいただけると思います。


ただし、これらは現時点における経過報告にすぎません。全容の解明にはほど遠いのが実情です。不十分な点は多々ありますが、ご了承ください。

 

 


1)ウイルスの発生源: 
<昨年公表済みの私の予測>

発生源は中国武漢ウイルス学研究所(ノーベル賞受賞者の山中教授、米国民主党支持者の多くは否定的見解だった模様!)この説を唱えると、<陰謀論者>というレッテルまで貼り付けられるほどでした。 


⇒ <現状>欧米ともに私と同様の見解に傾きつつある

 

 

2)ウイルスの素性:      
<昨年公表済みの私の予測>

加工(半人口)ウイルス 


⇒ <現状>未解明(早期の解明が待たれる)

 

 

 

3)感染拡大は夏季になれば収まるか?
<昨年公表済みの私の予測>

終息しない(夏季の南半球、亜熱帯地方でも発症しているため。人口ウイルスであることを前提とするならば、猶更収拾しないのではないか⁉)


⇒ <現状>今年も、夏季に蔓延した。楽観的な見通しのために、水際作戦に失敗し、感染を拡大させてしまった。

 

 

4)感染様式:         
<昨年公表済みの私の予測>
接触感染⇒飛沫感染⇒飛沫核感染⇒空気感染のすべて


⇒<現状>当初は、「ヒト・ヒト感染はしない」とする専門家?さえ存在。しかし、上記の⇒の方向(接触感染⇒飛沫感染⇒飛沫核感染⇒空気感染)へ次々と、なし崩し的に修正され、対策が後手後手となってしまった。

最近になって、「デルタ変異株の感染力は水痘(空気感染)並み」ということが国際的常識となった。 

 

 

 

5)ウイルスの変異:
<昨年公表済みの私の予測>

RNAウイルスの性質上、変異は不可避


⇒ <現状>α株から始まり、現在でもデルタ株、ラムダ株、・・続々と発生している。