2021年度後期(10月期)プログラム

 

 

<週間プログラム>

月曜日 『嘱託臨床産業医』の相談箱

 

火曜日  からだの健康(心身医学)

 

水曜日 『水氣道』週報

 

木曜日  こころの健康(身心医学)

 

金曜日 『聖楽院』便り

 

土曜日  アルベール・カミュ『ペスト』(仏文原書)の訳読に挑戦!

 

日曜日  故郷(茨城)探訪

 

 

 

 火曜日のテーマ、 からだの健康(心身医学)は、杉並国際クリニックにおいて日頃経験している身体疾患の症例を中心に取り上げます。

 

すべて他の医療機関から紹介された症例、もしくは治癒困難なために最終的に当クリニックにたどり着かれたケースです。

 

難治性のからだの症状を訴える方の多くが、心の問題を抱えています。それに気が付かない、あるいは気づこうとしない、さらには、それに触れてほしくないという方の治療は難渋します。

 

心身医学とは、そのような方のために有効な手立てを提供してくれます。内科領域における心身医学の臨床を担当するのが心療内科です。日本心療内科学会がわが国の心療内科をリードしていますが、私はその学会の評議員の一人であり、指導医として、専門医を目指す方のアドバイスや指導もしています。

 

 

 

 木曜日のテーマ、こころの健康(身心医学)は、こころの病気や悩みで、主に精神神経科・メンタル科から杉並国際クリニックに転医された皆様の過去の症例を中心に取り上げます。

 

こころの傷はからだの傷より癒しの時間がかかることが多いです。

 

その理由は様々ですが、永らく精神神経科・メンタル科のみを受診してこられた方々の多くが、心の悩みばかりに気持ちが向いていて過敏であり、こだわりが強い一方で、体の声に耳を傾ける余裕が乏しくなりがちです。

 

長い間、見落とされていた身体疾患に対する治療によって、永らく悩まされていた心の症状からも解放されるというパターンを多数経験しています。

 

 

 土曜日、日曜日の週末のテーマは、それぞれの初回(10月2日、3日)において簡単にテーマ紹介をさせていただく予定です。

 

 

 

明日10月1日は、今年度の後半期のスタートです。

 

さっそく金曜日 『聖楽院』便りをお届けさせていただきます。


2021年度後期(10月期)プログラム

 

今年度も後半に突入します。
中断していた曜日替りの記事を再開することにしました。

 

お馴染みの『水氣道』と『聖楽院』については、コロナ禍においても活動を続けております。

 

今後も引き続き皆様と共有していきたいと思います。

 

月曜日には『嘱託臨床産業医』が新連載となります。これは、杉並国際クリニックに併設されている<高円寺南労働衛生コンサルタント事務所>の活動に関するご紹介です。

 

わたしは、国家資格である<労働衛生コンサルタント>という資格を有する産業医ですが、企業に専属する産業医ではなく、独立して業務を行う嘱託産業医です。また、嘱託産業医であるからこそ、内科や心療内科系の専門医を継続することが可能であるといえます。そこで、臨床医でもある嘱託産業医として『嘱託臨床産業医』を標榜していきたいと思います。

 

杉並国際クリニックは、国籍を超えて、可能な限り生涯現役を目指して働く人々のためのクリニックです。そのため、産業医活動を通しての経験は企業の現場においてはもちろんのこと、日常臨床において職場や職業に関する健康上の問題や悩みを抱えた方にとっても大いに役立っています。

 

 

 

<週間プログラム>

 

月曜日 『嘱託臨床産業医』の相談箱

 

火曜日  からだの健康(心身医学)

 

水曜日 『水氣道』週報

 

木曜日  こころの健康(身心医学)

 

金曜日 『聖楽院』便り

 

土曜日  アルベール・カミュ『ペスト』(仏文原書)の訳読に挑戦!

 

日曜日  故郷(茨城)探訪

 

 

明日、新連載スタート<第2回予告>を掲載いたします。

<はじめに>

 

 

前回は「胃の痛み」に効果のあるツボを紹介しました。

 

 

「足の三里」は膝の小指側のくぼみから指4本下にあり、

 

 

「衝陽」は足の甲、人差し指と中指の間で指を足首方向に滑らせて指の止まるところにある

 

 

というお話でした。

 

 

今回は「股関節の痛み」に効果のある「陽陵泉(ようりょうせん)」「足の臨泣(あしのりんきゅう)」「太白(たいはく)」のツボを紹介しましょう。

 

 

<陽陵泉>

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膝の下の外側にある骨の突起のすぐ下のくぼみにあります。

 

 

 

<足の臨泣>

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足の甲、薬指と小指の間を足首方向に滑らせて指の止まるところにあります。

 

 

 

<太白>

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足の親指の内側で膨らみの後ろの陥凹部にあります。

 

 

 

杉並国際クリニック 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭

<はじめに>

 

 

前回は「腰、背中の痛み」に効果のあるツボを紹介しました。

 

 

「陽谷」は手首の小指側大きな骨の出っ張りと手の付け根の間にあり、

 

 

「京骨」は外くるぶし足の外側の縁を小指に向かって滑らせて突き当たる骨の指先側のくぼみにあり、

 

 

「太衝」は足の甲親指と人差し指の間を足首方向に滑らせて指の止まるところにあるというお話でした。

 

 

今回は「胃の痛み」に効果のある「足の三里」「衝陽(しょうよう)」のツボを紹介しましょう。

 

 

 

<足の三里>

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「足の三里」は膝の小指側のくぼみから指4本下にあります。

 

 

 

<衝陽>

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「衝陽」は足の甲、人差し指と中指の間で指を足首方向に滑らせて指の止まるところにあります。

 

 

 

杉並国際クリニック 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭

 

日本心療内科学会登録指導医更新審査の結果、更新が認定されました。

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認定証も届きましたが、それが何を意味するものであって、どのような意義があるのか、これまであまり考えることはありませんでした。

 

しかし、認定証は、公に認知していただくためのものですから、少なくとも、その意味を広く知っていただくことが必要となります。

 

数ある専門医資格の中でも「広告可能な専門医」の数は限られています。

 

私は、「広告」という表現には戸惑いを感じていましたが、

 

世間様に広く理解していただくように努めることも専門医の大切な責務の一つであることに気が付きました。

 

 

認定証の認定番号は011です。

 

 

背番号11の指導医といえば、本来であれば私のような個人開業医ではなく医学部の教授にこそ相応しいナンバーです。

 

それに相応しい働きを私が成し得ているのか、と問われれば、赤面する他ありません。

 

しかし、令和の時代を迎えて、心療内科医は実業界のニーズに大いに答えなくてはならなくなってきました。

 

その一つが企業というフィールドであり、「産業医」という役割です。

 

働き方改革の中で、労働者の体と心の総合的な管理が求められ、「健康経営」にも積極的な関与をしていくようになりました。

 

家庭というコミュニティーだけでなく企業という組織の活性化をはかることで、国民の幸福と日本社会の繁栄に貢献していくことも積極的に考えていきたいところです。

 

そこで、心療内科医とは?心療内科「登録指導医」とはどのような心療内科専門医なのか?

 

原点に立ち戻ってみる必要があると考えました。

 

下は日本心療内科学会のオフィシャルサイトの写しです。(画像クリックで拡大します)

 

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なお、今回の更新で改めて興味深く思われたのは、以下の規定です。

 

75歳以上の登録指導医で、更新の医師がある方には、更新に必要な研修実績を義務付けない。(登録医制度施行細則の申し合わせ事項4より)

 

この資格を更新するためには、過去5年間に別に定める基準により50単位を有することが必要です。

 

私は、このあと2回(66歳、71歳)更新後は研修実績がなくとも76歳での資格更新が可能になる見込みです。

 

しかし、私が敬愛する1935年に御生まれの末松弘行先生(東大心療内科名誉教授)は、今もなお現役で精進を続けていらっしゃいます。

 

末松先生は、私が心療内科の研修開始時に相談にのってくださった恩師です。

 

その後も、心療内科医の鑑として敬愛を続けております。

 

ですから、私も健康に留意し、心療内科医を続ける限り生涯研修を志したいと思います。

 

前回はこちら

 

 

Q6-5.

昨年、PCR検査で翻弄させられて、今年はワクチン接種を迫られています。

PCR検査は、検査であって治療ではないのにもかかわらず。PCR検査を受けなければ助からないもののような錯覚に陥っておりました。

PCR検査を受けることができるまでの数日間は、保健所からの指示で自宅待機を余儀なくされました。

 

よく考えてみると治療することもなく自宅待機している間にどんどん悪化していってしまう人の気持ちがよくわかります。

私は、クリニックに電話して、予め手元にあった漢方レシピの使い方を教えていただいた瞬間に、とても救われた思いがしました。

微熱と頭痛も「地竜」が著効しました。先生の予測はことごとく的中して驚いていますが、治療法に関して何か新しい変更点はありますか?

 

 

A6-5

.貴重なご報告ありがとうございます。同様の感想を多数いただいております。
このところ、連日、皆様の御質問にお答えしております。
 

 

新しい変更点もあります。

それは、まず、オリジナル漢方薬レシピの効果を高めるためのビタミン(ビタミンC・ビタミンD・パントテン酸)、ビタミンの効果を高めるミネラル(亜鉛・カルシウム)が不足している方には補充するという戦略、

 

次いで、本格的な治療薬(仮に発病しても、入院待機中に使用)する候補として、イベルメクチン(ストロメクトール®錠)、デキサメタゾン(デカドロン®錠)、ラメルテオン(ロゼレム®錠)による生き残り戦略、です。これらは後日、具体的な活用法をご紹介することができると思います。


皆様から頂戴した、去年からのご質問を列挙してみたところ課題は1)から22)に上りました。明日で完結します。それぞれに対して、<昨年公表済みの私の予測>と<現状>とを併記しましたので、比較しながらお読みいただけると思います。すべて、去年の段階で公開したメッセージですが、新しい情報もあります。ただし、これらは現時点における経過報告にすぎません。詳細については検討中のものもございます。不十分な点は多々ありますが、ご了承ください。

 

 

21)杉並国際クリニックのオリジナル漢方レシピの有効性:

<昨年公表済みの私の予測>

当クリニック推奨の漢方レシピは感染症予防および初期治療のための
有効性を期待して考案したが、果たしてどのくらいの効果が得られるかまでは不明。対処法が何もない中で放置されることによる不安や抑うつ、希望の喪失によるストレスが免疫力を著しく低下させることは回避すべき、具体的な対処法(セルフ・メディケーション)が希望に繋がると考えていました。
  

⇒ <現状>当初の期待以上の効果あり。

指導通りに漢方レシピを継続していた皆様の中から、PCR陽性者は一人も発生していない(令和3年9月6日現在)。逆に、PCR陽性者はすべて漢方レシピを活用していなかった。

 

また、漢方レシピ実践者のワクチン接種の副反応は、比較的軽微であり、後遺症はみられていないった(ただし、当クリニックの患者の皆様から、内服していないご家族との比較による御報告)

 

また、後遺症はまだ見みられていない(令和3年9月6日現在)。単なるプラシーボ以上の効果が期待できそうである。次にのべる『免疫栄養療法』との組み合わせによって、効果の増強をはかりたいところである。
                  

 

 

22)今後、優先すべき対策:

<昨年公表済みの私の予測>

ワクチン(獲得免疫)よりも、家庭・職場・公共の場での禁煙の徹底、自然免疫力強化、運動の継続(水氣道®など)、リラクゼーションなどストレス軽減対策など

 

⇒<現状> 基本的には変更なし。

ただし、『免疫栄養療法』を開始:血清亜鉛、25OHビタミンD濃度を積極的に測定し、欠乏もしくは不足の場合は補充療法を行い、自然免疫を増強して、感染そのものを防ぐ、という戦略。

 

 

 

<総括>

数日間におよぶシリーズを締めくくります。お読みくださってありがとうございました。

 

まず私が学んだことを述べたいと思います。それは、すべからく物事は、慎重に、若干、悲観的に考えておくことが肝要かと思います。最悪の事態を見越して準備しておかない限り、「想定外」という言い訳が付き物の社会的パニックが生じることになりかねません。

 

皆様から寄せられる様々な問いかけに対して、私自身が情報不十分を理由に思考停止することは戒めなければならないと改めて考えました。広い視野を以て、統合的に情報を収集し、裏付けを採ったり、一次情報を分析したりすることと同時に、既存の権威や大勢の動向に同調することなく、しっかりと自分の頭で考えることが大切であることに気が付かせていただけたように思います。これまでに経験してこなかったような修錬になったことを実感しています。

 

なお、杉並国際クリニックは今月の1日から、会員制クリニックとしました。従来の患者の皆様は、当然、会員資格がございます。私は、会員の皆様と共に、対話を通してインテリジェンスを高めてく共同体創りが大切だということに気が付きました。杉並国際クリニックは、そうした<場>として皆様と共に育成していきたいと考えております。

 

今後もよろしくお願いいたします。

<はじめに>

 

前回は「腹痛」に効果のあるツボを紹介しました。

 

 

「三間」は人差し指の付け根よりも下、親指側にあり、

 

 

「衝陽」は足の第二指と第三指の間を撫で上げてきて、足の甲の出っ張りの上にあり、

 

 

「温溜」は手首と肘の真ん中で、腕の親指側の骨を横から押して圧痛のあるところにあるというお話でした。

 

 

今回は「腰、背中の痛み」に効果のある「陽谷(ようこく)」「京骨(けいこつ)」「太衝(たいしょう)」のツボを紹介しましょう。

 

<陽谷>

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手首の小指側大きな骨の出っ張りと手の付け根の間にあります

 

 

<京骨>

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外くるぶし足の外側の縁を小指に向かって滑らせて突き当たる骨の指先側のくぼみにあります。

 

 

<太衝>

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足の甲親指と人差し指の間を足首方向に滑らせて指の止まるところにあります。

 

 

 

杉並国際クリニック 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭

 

前回はこちら

 

Q6-4.

私の息子は製薬会社に勤務していて、国産のワクチンを開発中です。その研究者の息子が現在のⅿRNAワクチンに懐疑的で、「お願いだから打たないでおいて欲しい」と言います。

 

そこで、去年から先生にご相談させていただいた次第なのですが、先生の予測がピタピタと的中するので驚いております。息子からも「先生によろしく」とのことです。先生に相談して決めたいと思います。

 

 

A6-4.

ご質問ありがとうございます。息子さんによろしくお伝えください。

 

申し訳ありませんが、私は答えを出すことはできません。ただし、参考にしていただきたいことは、ワクチンを接種するに際しては納得して、と言いますか、覚悟を決めて接種していただきたいということです。

 

しかし、あなたは息子さんの御意見にかかわらず、現在のワクチン行政に疑問をお持ちであって、それもあってワクチンを打ちたくないように見受けられます。

 

世間一般の医師であれば、それでも接種するようにお勧めすることでしょうが私は違います。結論を急ぐ必要はないと思います。

 

私も集団免疫が得られないようなmRNAワクチンを、今になって急いで大多数の方に打たせてしまうことのデメリットを国も真剣に検討すべきではないかと、あなたと同様に考えます。そのデメリットというのは、国産ワクチンの治験応募者が集まりにくくなり、実用認可が遅れてしまいかねない、ということです。

 

私は一定数のワクチン未接種の集団(対照群といいます)を確保しておかないと、ワクチンの長期効果あるいは遅発性の副反応の検証が不可能になってしまうことを心配しております。
 

私が昨年来、皆様からお受けしたご質問(その多くは今後の展望)を列挙してみたところ課題は1)から22)に上りました。そこで、昨日までに引き続き、本日分のあとは、次回が最終回です。それぞれに対して、<昨年公表済みの私の予測>と<現状>とを併記しましたので、比較しながらお読みいただけると思います。

 

ただし、これらは現時点における経過報告にすぎません。全容の解明にはほど遠いのが実情です。不十分な点は多々ありますが、ご了承ください。

 

しかし、すべからく物事は、慎重に、若干、悲観的に考えておくことが肝要かと思います。最悪の事態を見越して準備しておかない限り、「想定外」という言い訳が付き物の社会的パニックが生じることになりかねません。

 

皆様から寄せられる様々な問いかけに対して、私自身が情報不十分を理由に思考停止することは戒めなければならないと改めて考えました。広い視野を以て、統合的に情報を収集し、裏付けを採ったり、一次情報を分析したりすることと同時に、既存の権威や大勢の動向に同調することなく、しっかりと自分の頭で考えることが大切であることに気が付かせていただけたように思います。

 

これまでに経験してこなかったような修錬になったことを実感しています。

 

 

16)ワクチン接種による副反応の程度・頻度:

<昨年公表済みの私の予測>

インフルエンザワクチンより高頻度で副反応も強いであろう
   

⇒<現状>ほぼ予測通り

 

 

 

17)ワクチン接種による後遺症の発生:

<昨年公表済みの私の予測>

感染による後遺症だけでなくワクチン接種による後遺症に警戒すべき

 

⇒<現状>感染による後遺症の頻度は米国で35%(普段の健康状態に戻っていない)、フランスで30%(記憶障害、睡眠障害、集中力低下などの症状がある)、イタリアで87%(倦怠感、呼吸困難感など)、日本では11%(発症から120日経っても呼吸困難感をはじめとする様々な後遺症症状)。ワクチン接種後の後遺症についてはパンデミック終息後に、よりはっきりするであろう。
 

 


18)ワクチン接種による死亡者の発生:

<昨年公表済みの私の予測>

確実に発生しそうだが積極的な検証はなされない可能性がある。
 

⇒ <現状>死亡者が統計学的に有意に増加するかどうかが判明するまでには、相当の時間を要する見込み

 

 

19)国はワクチン接種による死亡を認定するか:

<昨年公表済みの私の予測>

おそらく認定しない(「因果関係が証明できない」と逃げるであろうから)

 

⇒ <現状>予測通り。

 

 

 

20)ワクチン接種は新型コロナパンデミック終息の切り札になるか

<昨年公表済みの私の予測>

ワクチン接種のみでは限界がある(変異株の出現に備えた事前の対策が不備。すなわち、最重要課題である自然免疫の増強やストレスの軽減などの積極的な対策が省みられていないから)

 

⇒ <現状>8月に田村厚労相が「ワクチンだけで必ずしも現状を克服できるとは考えていない」と、ようやく「ワクチン頼み」からの脱却姿勢を明確にした。

 

前回はこちら

 

Q6-3.

他の方も仰っていますが、私も「令和」の元号が決定したとき、先生が「戒厳令の令、上からの命令で表面的な平和をもたらそうとする時代」と嘆息しておられたことを思い出します。

 

「Reiwaという響きは美しい」と語っていた能天気な自分が恥ずかしいです。私も先生にいろいろな質問をしたり、ときには反論を唱えたりしましたが、軍配はすべて先生の側でした。たいへん恐れ入りました。

 

 

A6-3.

恐縮に存じます。しかし、そもそも私の予測は天から降ってきたものではなく、いろいろな識者からの情報の助けによるものであり、あなたもその御一人です。議論の軍配がどうの、私の意見がどうの、といった問題ではありませんし、むしろ皆様から問題提起していただいたことによって、私自身の発言を振り返ってみる良い機会となりました。ありがとうございました。


この一年以上もの間、政府や国内外の主要メディアをはじめ、専門家を自負する方々の見解と異なる見解をもち、さらにその見通しのもとに言動することは、とても骨が折れることだということを実感しました。結構な数の予測的発言をしてきたことに驚いています。

 

 

列挙してみたところ課題は1)から22)に上りました。そこで、昨日までに引き続き、本日分のあと残り2回に分け、それぞれに対して、<昨年公表済みの私の予測>と<現状>とを併記しましたので、比較しながらお読みいただけると思います。
ただし、これらは現時点における経過報告にすぎません。全容の解明にはほど遠いのが実情です。不十分な点は多々ありますが、ご了承ください。

 

しかし、すべからく物事は、慎重に、若干、悲観的に考えておくことが肝要かと思いました。最悪の事態を見越して準備しておかない限り、「想定外」という言い訳が付き物の社会的パニックが生じることになりかねません。それを防ぐためには、数の勢いに飲み込まれずに、インテリジェンスの質を高めていく必要があります。思考力を鍛えるためにも、今後とも、今まで通り互いの意見を交換していきたいものです。引き続きよろしくお願いいたします。

 

 

11)ワクチン接種による感染予防: 

<昨年公表済みの私の予測>

不可能(なぜならば、ワクチンは筋肉注射によって投与するため、ウイルスが粘膜表面を打ち破って増殖してきた感染成立段階になって、はじめてワクチンの効力が発揮できるしくみになっているからです。そもそも感染を予防するメカニズムは期待できない)


⇒<現状>ワクチンに感染予防効果が期待できない、というデータが得られつつある。イスラエル保健省は「ファイザーのワクチンの予防効果は39%に低下している」と公表。

 

同国のハビブ医師曰く「入院患者が急増している。入院患者の90%は2度のワクチン接種を済ませていた。今やワクチンの効果はないに等しい。重傷者患者への十分な対応ができなくなりつつある」。

 

 

 

12)ワクチン接種による発症予防:

<昨年公表済みの私の予測>

短期間の間ならば、見かけ上、ある程度可能(ワクチン接種によって有効な中和抗体が生成すれば理論上可能、ただし、有効率95%という数字の背景を知らない方が非常に多い!私の計算では、高々19%に過ぎない‼すなわち、インフルエンザワクチン以下!?)、その後、急拡大し複数のピークを繰り返す。


⇒<現状>ほぼ予測通り。

 

 

 

13)ワクチン接種による重症化予防:
 

<昨年公表済みの私の予測>

発症を抑えられれば、短期間の間ならば、見かけ上、ある程度可能。

ただし、根拠とされる論文のデータからは、重症化予防効果を読み取ることはできなかった!


⇒<現状>ほぼ予測通り。

ワクチン接種のために2回外出できる元気な高齢者が、寝たきり等のためワクチンを接種できない虚弱で免疫力が低下した高齢者より重症化しないのは当然です。

 

なお、ワクチンさえ打ってしまえば感染しないと単純に信じ込んでいる高齢者は、ワクチン接種によってストレスから解放されて免疫力が向上する効果もあることでしょう。

 

 

 

14)ワクチン接種による死亡者の減少:

<昨年公表済みの私の予測>

重症化を抑えられればある程度可能


⇒<現状>ほぼ予測通り

 

 

 

15)ワクチン接種による集団免疫獲得: 

<昨年公表済みの私の予測>

困難である可能性が高い(変異株の出現、さみだれ式のワクチン接種となる可能性が高く、その間に、変異株発生を助長)


⇒<現状>予測通り、一斉接種はできなかった。やはり、変異株の出現が災いした。

 

「6~7割が接種しても集団免疫は難しい。8~9割なら大丈夫かというとわからない」と国立感染症研究所の脇田所長は述べている。しかし、この分析は米疾病対策センター(CDC)の見解そのもの。

 

前回はこちら

 


Q6-2.

「令和」の元号が決定したとき、先生は「戒厳令の令、上からの命令で表面的な平和をもたらそうとする時代」と不思議なこと仰っていました(失礼!)。昨今それが、まさに現実になり不気味でさえあります。

 

そこで、先生にいろんな質問を名が掛けることによって、少しずつ自分自身の頭で考える習慣ができてきたように思います。この間、先生から、いろいろな可能性や予測、考え方について勉強させていただくことができました。先生の去年の予測に何か変更点はありますか?

 

 

 

A6-2.

ご質問ありがとうございます。私自身も自分の発言を振り返ってみる良い機会となりました。

変更点と言うか、修正すべき情報や、新たに判明してきた事実があります。

 

この一年以上もの間、政府や国内外の主要メディアをはじめ、専門家を自負する方々の見解と異なる見解をもち、さらにその見通しのもとに言動することは、とても骨が折れることだということを実感しました。結構な数の予測的発言をしてきたことに驚いています。

 

 

列挙してみたところ課題は1)から22)に上りました。そこで、昨日に引き続き、本日分のあと残り3回に分け、それぞれに対して、<昨年公表済みの私の予測>と<現状>とを併記しましたので、比較しながらお読みいただけると思います。

 

ただし、これらは現時点における経過報告にすぎません。全容の解明にはほど遠いのが実情です。不十分な点は多々ありますが、ご了承ください。

 

 


6)PCR検査を感染症の診断に用いるべきか?

<昨年公表済みの私の予測>

診断に用いるべきではない。あくまでも参考程度の検査。

PCR検査陽性者≠新型コロナウイルス感染者


⇒<現状> 米国はPCR検査の欠点が看過できないため、今年度末で実施打ち切りが決定。わが国では、昨年来から相変わらずPCRに固執。

 

 

 

7)終息時期:         

<昨年公表済みの私の予測>

早くても3年(変異株の出現、PCRの不適切使用、ワクチンの不確定性などの理由)

 

⇒ <現状>すでに1年半を経過するが終息の見込みが立っていない。変異株の出現、ワクチンの効果の不確実性については予測通り。

 

 

 

8)ワクチンの有効期間:    

<昨年公表済みの私の予測>

 

およそ半年以内(ⅿRNAの不安定性、アジュバント効果など)

 

⇒ <現状>ほぼ予測通りの結果。

ワクチン接種初期に一時的に感染者が減少したのは単なるアジュバント効果で、ワクチンが狙った免疫記憶の効果ではありません。

 

つまり、最近の感染再拡大は単なるアジュバント効果切れの可能性があります。

 

一般的に、免疫刺激作用のある適当な毒物を注射すればワクチンじゃなくても一時的に免疫は賦活するものなのです。

 

つまり、ワクチン本来の効果ではないうえに、ウイルスの変異が加わってきました。

 


なお、今後3回目のワクチン接種すれならば、また接種後一定期間は感染抑制効果があるでしょう。

 

しかし、単なるアジュバント効果であるならば、同じアジュバントを繰り返すと免疫刺激作用が弱くなるので、前回よりも早く効果が消滅する可能性があると再予測しています。

 

 

 

 

9)ワクチンの副反応:     

<昨年公表済みの私の予測>

ADE(抗体依存性感染増強)や長期的な影響が心配


⇒<現状>とくにデルタ株が主流となる中、ワクチンの有効性が低下するばかりでなく、逆に感染を増強させてしまうことが示唆されています。長期的な影響については不明。

 

 

 

10)社会的懸念材料:

<昨年公表済みの私の予測>

ワクチン接種の事実上の義務化や同調圧力による人権侵害・社会の全体主義化(「戒厳令」の令和)

 

⇒<現状>まさに、現実となってきた。ワクチンを接種しない人の意思も尊重する、とは建て前!?