7月15日(水)
水氣道
水氣道の洗練されたナショナリズム
ところで皆さんは、自分が所属する国の利益を犠牲にしてまでも自ら率いる世界的経営者が、世界の覇権を握ろうとする政治的ボスと握手をしたらどのようになるか、などということを考えたことはありますか。
グローバリズムがかえって富や権力や情報を独占し、制御し、一部の特権階級が大多数の世界市民を隷属化させてしまいかねない危機にあるなどということは考えてみたくもないことでしょう。
ただし、自分の好みで勝手に思考停止させてしまうのは恐ろしいことです。それは、あなたの生活圏全体を脅かし、それによってもたらされる不安によって、さらに操縦されやすい方向へと自らを誘ってしまうことになるからです。
水氣道が目指すインテリジェンスとは、ずばりナショナリズムです。
しかし、これは決して「偏狭な」という形容詞を冠すべきナショナリズムではありません。それは「洗練された」ナショナリズムです。私たちが時折耳にしたり、目にしたりする国家的キャッチ・フレーズに「クール・ジャパン」というものがあります。
世界中でこれをどのように受け止められているかは、その影響力や効果は未知数です。
しかし、そもそも巨大な世界的利権に操作されているグローバリズムの潮流に翻弄され、だまされて搾取され続ける一方で、しっかりとした観察力や分析力や交渉力を養わず、独自の立場や価値観を喪失しつつ日本がクールであるはずがありません。
そこで「洗練されたナショナリズム」の育成こそが、油断も隙もない国際社会の中で賢明に生き残る道であると信じます。
もっとも水氣道の稽古を続けることによって、なぜ「洗練されたナショナリズム」が育成されるのかについては、直ちには理解できなくても無理はありません。それについては、来週に致しましょう。
グローバリズム民主主義を唱える偽善者や悪魔にとってインテリジェンスを欠いた勤勉な国民は、都合の良い優秀なロボットとして利用価値が高いからです。
洗練されたインテリジェンスは、座学では習得できません。選ばれたグループの中で身体運動と知的活動を集団ベースで統合することによって切磋琢磨して身に着けていくものなのです。水氣道に質が求められるのは、こうした理由があるからなのです。
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