これからも警戒しておきたい感染症No5

6月12日(金)


その通り!「予防接種・ワクチンで防げる疾病は予防すること」

 


第五 予防接種の研究開発の推進及びワクチンの供給の確保に関する施策
を推進するための基本的事項

 

一 基本的考え方
国は、国民の予防接種及びワクチンに関する理解と認識を前提として、「予防接種・ワクチンで防げる疾病は予防すること」という基本的な理念の下、ワクチンの研究開発を推進する。また、日本再興戦略(平成二十五年六月十四日閣議決定)を踏まえ、国内外の感染症対策に必要なワクチンを世界に先駆けて開発することを目指す。

 

二 開発優先度の高いワクチン
これまで、細胞培養法による新型インフルエンザワクチンの開発、経鼻投与ワクチン等の新たな投与経路によるワクチンの開発及び新たなアジュバントの研究等、新たなワクチンの開発が進められている。一方、現在でも多くの感染症に対するワクチンが未開発又は海外では開発されているが国内では未開発であるといった状況がある。
 

その中でも医療ニーズ及び疾病負荷等を踏まえると、開発優先度の高いワクチンは、麻しん・風しん混合(MR)ワクチンを含む混合ワクチン、百日せき・ジフテリア・破傷風・不活化ポリオ混合(DPT—IPV)ワクチンを含む混合ワクチン、経鼻投与ワクチン等の改良されたインフルエンザワクチン、ノロウイルスワクチン、RSウイルスワクチン及び帯状疱疹ワクチンである。

 

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そもそも、世界的な疫病発生のリスクが高まりつつあるなか、海外では開発されているが、「国内では未開発」などという報告をサラッと公式HPに書けてしまう厚労省というお役所は未発達なお子様なのでしょうか。

このような始末では、憲法9条を改正して、自衛隊のパフォーマンスを向上させたところで、主要なワクチンを自給できないような国は、もはや先進国でもなければ、独立国でもありえません。

 

中国や北朝鮮やロシアは見える武器ばかりで攻めてくるわけではありません。優秀な医療人が愚かな政治指導者によって特攻隊のような扱いを受けて虚しい働きに追いやられるのは御免蒙りたいと言いたいところです。

日々どんなに医学の研鑽を積んでいても、愚かな政治と行政の舵取りによって、すべてが台無しにされてしまうのです。

だから、患者も医療従事者もこれからの日本を担う子供たちのために、政治(外交や国際関係も含め)と行政の在り方に無関心であってはならないものと反省を新たにしております。

 

 

さて、杉並国際クリニックの受診者の季節性インフルエンザワクチン接種率は約90% (当院70%、職場指定その他20%)です。今年は100%を目指したいと考えております。

 

年間を通して、当クリニックにおいては感染症の発症率が少ないのは、

① 禁煙指導の徹底

②予防接種の励行

③有酸素運動(特に水氣道®)の励行

④芸術・リクリエーション療法(特に聖楽院での発声練習)

⑤東洋医学の併用

などの総合的な効用によるものであると考えています。

 

今年は、以下のワクチンに加えて、高齢者においては23価と13価の両方のワクチン接種率を高めていきたいと考えています。これらは、厚労省の指導があるからという理由ではなく、国際的なスタンダードに立っての方針です。

 

<この項終わり>