聖楽院基礎科レッスン報告

B組定例稽古

 

2020年2月6日(木)

時間帯:10:00~11:30am

レッスン場所:東高円寺<音海>会場

進行:聖楽院主宰 飯嶋正広

ファシリテーター:松田要

ピアノ伴奏:A組担任・B組協力ピアニスト中村達郎

参加者:レッスン生2名(ファシリテーター1名、体験生1名)

 

 

プログラム

 

1) 体慣らし

水氣道体操前編(第1節:首体操、第2節:肩体操、第3節:体幹体操)

ファシリテーターにより提示。

 

2) 声慣らし

聖楽院式発声練習:スケールエクササイズ(ハミング+実声)

音高上昇に伴い段階的に共鳴焦点を移動させる聖楽院式共鳴増強法:<迎香穴>を共鳴の焦点とする歌唱レッスン

 

3)コンコーネ50番で歌う小倉百人一首No1(中声用)

初回参加者の声域点検

五線譜の中のドからオクターブ上のドまで、次いでオクターブ上のドからレ・ミまで上昇し、最後に順次に下降するスケールとしてコンコーネ50番のNo1を用いた。

 

Step1:「ア」による母音唱法

 

Step2:階名唱法

 

Step3:小倉百人一首の歌詞による唱法

 

  
レッスン生の気づきのコメント

〇 ファシリテーターを務めることによって、譜面上のすべての音を無理なく発生することができた。


〇体験生はファルセット様発声を常とするために、ファシリテーターより1オクターブ高い声での発声であったが、協調してレッスンすることができた。

 

〇体験生は、高いドから始まり、1オクターブ低いドまで発声することができた。

ファルセットの高音部分のみならず低音の発声の際にも、喉頭周辺部位に激しい痛みを感じた。

 

 

主宰によるまとめ:
  

体験生は、五線譜内の中間音の発声を苦手としている。

またファルセットのときだけでなく、低音を発生するときにも必要とされる声帯の伸張に伴って局所の疼痛が生じるパターンを観察することができた。