Nogucciの回顧録 No.18

前回<不注意>タイプに当てはまっていることに気づきました。
さらにもう一つ<忘れてしまう>というパターンもあります。
それぞれを検証していきます。
両方に共通している背景は習慣化され無意識となった「手抜き」の思考と行動です。


<不注意>
私は自分自身のことを「不注意なタイプ」と認めたくありませんでした。
自分は大丈夫だという根拠の無い過信がありました。そう考えると手抜きができるからで一見便利だからです。

 

そのため不注意でミスをしても「たまたま」と深く反省せず、次にどのようにしてミスを防ぐかも、あまり考えずに済みます。
つまり記憶だけでなく思考も手抜きをしていました。


ミスを度重ね、皆から散々指摘されてようやく、「不注意なタイプ」であると自覚しました。

 

そこで「見直しも含めて、はじめて業務完了」という認識を徹底させてミスを防ぐよう努めています。

 


<忘れてしまう>
自分は、根拠もなく記憶力は悪くないと思っていましたが、物忘れが多いので記憶することが苦手だと気づきました。
しかし、記憶することが苦手なのに記憶に頼ろうとします。

 

それは苦手ではなく手抜きでした。また手抜きをするからかえって記憶力が低下することに気づいていませんでした。

 

加えて、気が乗らない事は「あとで」と先送りにしてメモも取らずにいました。これも手抜きです。この時に不注意が発生します。
「今ここで」何か手を打たなければ記憶のプロセスがあいまいになってしまうわけです。


更に気が乗らないので先送りにしていると、そもそも興味や関心の薄いあいまいな記銘(インプット)なのですからそのうち忘れてしまい抜けてしまいます。
そして記憶が抜けつつあることに気づいても放置してしまいます。これも続発的な二次性の手抜きです

直ぐにメモを取るようにしないと、どんどんと記憶が抜けてしまい、覚えておき続けること(記憶の保持)ができなくなります。
手抜きによるミスの雪だるま現象でこうなると手に負えなくなってしまいます。
その予防のために「自分の記憶力は特別優秀ではない」と再認識してどのようにすれば、記憶の負担を減らせるかを考えました。

まず、「できることを直ぐに実行すること」で記憶の負担を減らしています。

そして、「後でする事は、忘れないように直ぐにメモを取ること」でも負担の軽減に努めています。
メモを取るということは、その場で正確な判断をしてより確かな記銘(インプット)につながることを知りませんでした。

メモを取ることも含め、記憶しなければならないことを溜めないようにして、「気が付いたら忘れてしまっていた」というこれまで数々繰り返してきたことを防ぐよう心がけています。

不要となった情報はどんどん捨てていくことが記憶の容量を維持することになると気づきました。

 

以上の2点は「段取り」とも関わっています、
「段取り」をしっかりさせて
ミスを減らす工夫をしています。

「手抜き」をすることでは決して楽にならないばかりか、かえって負担が増してしまうことが今回の教訓です。

 

某林先生ではありませんが「いつやる?今でしょ!」を肝に命じていきます。