(鍼灸)東洋医学の話をしよう ー 経絡(10)膀胱経2

<はじめに>

 

 

前回は「膀胱経」のお話をしました。

 

 

「晴明」は目と鼻の根元の真ん中の窪みにあり、「眼精疲労」に効果的があります。

 

 

「天柱」は首の後ろ側、中央のくぼみの両脇にある太い筋肉の上端、左右両方外側の窪みにあり、「精神疲労」「肩こり」「疲れ目」「頭痛」などに効果があるというお話でした。

 

 

今回も「膀胱経」の続きといきましょう。

 

 

 

<膀胱経>

7膀胱経

 

 

 

今回は「志室(ししつ)」「承筋(しょうきん)」を紹介していきます。

 

2019-08-05 21-44

 

 

 

「志室」は、いちばん下の肋骨の先端の高さで、背骨から指4本分外に行ったところにあります。

 

 

「気力・精力を養う」「腰の痛み」「腰の重だるさ」 「排尿困難」「夜間尿」などに効果があります。鍼治療でよく使う重要なツボです。

 

 

「委中」は、膝の後ろの横皺の真ん中にあります。

 

 

「腰背部の痛み」「膝痛」「ふくらはぎのひきつり」に効果があります。

 

 

 

杉並国際クリニック 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭