<線維筋痛症 JFIQの経過報告>
(図1)
JFIQは線維筋痛症の経過観察に欠かせない指標です。
最高点が100点で、20点未満が正常値になります。
(図1)は左側が初期時の点数、右側が現在の点数でその2点を結んだものです。
( 図2)
(図2)は線維筋痛症の治療効果の割合を表したものです。
50以上点数が下がると「著効」です。
20以上50未満点数が下がると「改善」です。
20未満の点数の低下は「無効」の判定となります。
<今回の考察>
正規性の検定で初期値、現在値共に正規性がありました。
その後、関連2群の検定と推定を行いました。
1)統計的にみて、JFIQスコアが有意に改善したことが証明されました。P(危険率)=0.001%でした(図1)
pが0.05以下であれば統計学的優位である。
pが0.01以下であれば統計学的に極めて優位である。
2)JFIQスコアの判定基準として、20点以上改善されると治療が有効、50点以上改善されると著効となります。
今回、 16名の平均で 35.6点改善していたため、全体として鍼治療は 有効であったと言えます。
個別でみると、著効3名(18.8%)、有効9名(56.3%)、無効4名(25%)でした。(図2)
杉並国際クリニック 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭
ARCHIVE
- 2024年10月
- 2024年9月
- 2024年8月
- 2024年7月
- 2024年6月
- 2024年5月
- 2024年4月
- 2024年3月
- 2024年2月
- 2024年1月
- 2023年12月
- 2023年11月
- 2023年9月
- 2023年7月
- 2023年5月
- 2023年4月
- 2023年1月
- 2022年12月
- 2022年11月
- 2022年9月
- 2022年7月
- 2022年6月
- 2022年5月
- 2022年4月
- 2022年3月
- 2022年2月
- 2022年1月
- 2021年12月
- 2021年11月
- 2021年10月
- 2021年9月
- 2021年8月
- 2021年7月
- 2021年6月
- 2021年5月
- 2021年4月
- 2021年3月
- 2021年2月
- 2021年1月
- 2020年12月
- 2020年11月
- 2020年10月
- 2020年9月
- 2020年8月
- 2020年7月
- 2020年6月
- 2020年5月
- 2020年4月
- 2020年3月
- 2020年2月
- 2020年1月
- 2019年12月
- 2019年11月
- 2019年10月
- 2019年9月
- 2019年8月
- 2019年7月
- 2019年6月
- 2019年5月
- 2019年4月
- 2019年3月
- 2019年2月
- 2019年1月
- 2018年12月
- 2018年11月
- 2018年10月
- 2018年9月
- 2018年8月
- 2018年7月
- 2018年6月
- 2018年5月
- 2018年4月
- 2018年3月
- 2018年2月
- 2018年1月
- 2017年12月
- 2017年11月
- 2017年10月
- 2017年9月
- 2017年8月
- 2017年7月
- 2017年6月
- 2017年5月
- 2017年4月
- 2017年3月
- 2017年2月
- 2017年1月
- 2016年12月
- 2016年11月
- 2016年10月
- 2016年9月
- 2016年8月
- 2016年7月
- 2016年6月
- 2016年5月
- 2016年4月
- 2016年3月
- 2016年2月
- 2016年1月
- 2015年12月