最新の臨床医学 7月12日(金)アレルギー・呼吸器・感染症

独法国立相模原病院・アレルギー科VS杉並国際クリニック・アレルギー科(その5)

 

杉並国際クリニックのアレルギー科が行っているアレルギー専門外来診療の守備範囲を説明する目的で、我が国におけるアレルギー診療の最先端の医療センターである相模原病院との比較してみました。

情報源は、同病院のホームページです。

 


Q.化学物質過敏症やシックハウス症候群の検査はできますか?

 

A.環境医学センタ-およびシックハウス外来は閉鎖いたしました。新規の患者さまの診療は行っておりません。

 

シックハウス(化学物質過敏症)に関するよくある質問

10年以上にわたり環境医学センタ-およびシックハウス外来の利用をいただきました。

診療の特殊性もあり、平成28年3月末を持ちまして閉鎖させていただきました。
ご迷惑をお掛けいたしますが、ご理解とご了承の程よろしくお願いいたします。

 

 

<杉並国際クリニックからの視点>

Q.

化学物質過敏症やシックハウス症候群の検査は、杉並国際クリニックではできますか?

 

A.

詳細な問診や採血などでの総合的な身体評価にて診断をしています。化学物質過敏症やシックハウス症候群の診療には特殊性もあります。シックハウス症候群が疑われる場合には、事前に、ホルムアルデヒド・VOC(トルエン、キシレンなどの揮発性有機化合物)など、室内空気環境測定をして、受診日に結果をお持ちいただくようご協力をお願いいたします。

室内空気環境の測定業者などの情報につきましては、お近くの保健所などにお問い合わせください。

 

 当外来では、以下の項目につきましては検査しておりませんのでご注意ください。

 

• 症状悪化の原因となる化学物質の特定や体内の残留化学物質の測定

 

• 種々の化学物質のアレルギー検査や薬剤のアレルギー検査

 

• 歯科治療における金属や麻酔薬、抗生剤などのアレルギー検査

 

また、近年問い合わせが多い電磁波に対する過敏症状については、電磁波負荷検査および確定診断をしておりませんのでご注意ください。

 

 

※来院皆様へのお願い

診察室には、空気清浄機など特別な装置は設置していません。

 

ただし、不快と感じるにおいには個人差がございますので、受診される方は診察室内の空気清浄度維持のために可能な限り、におい対策(化粧品、香水、整髪剤、喫煙などを控える)にご協力ください。

 

 

Q.

化学物質過敏症やシックハウス症候群に対して、杉並国際クリニックではどのような治療をしていますか?

 

A

治療はおもに生活環境改善や生活習慣改善のための指導や栄養指導、運動指導です。
   

なお、シックハウス症候群や化学物質過敏症では、衝動性眼球運動の成分である階段状波形が高頻度に検出されることがわかっています。

そこで、中枢神経機能評価方法のひとつで滑動性眼球追従運動検査(眼球電位図)が有用です。これは、測定専用のゴーグルをつけてパソコン画面上の動く目標物を追従する検査です。当クリニックでは実施していないため、一定期間内に治療効果が挙がらない場合には、専門施設をご紹介いたします。