(鍼灸)東洋医学の話をしようー経絡(1)

<(鍼灸)東洋医学の話をしようー経絡(1)>

 

 

<はじめに>

 

 

前回「氣」の旅ー「脾」「肺」「腎」との関係』についてお話しました。

 

 

 (1) 「脾」で飲食物を消化して「氣」の元(水穀の精微)を作る。

 

 

(2)「肺」による呼吸の力で「氣」を全身にめぐらせる。

 

 

 (3)「腎」は「氣」を貯蔵する

 

 

ということと

 

 

「氣」を全身に巡らせるために「深呼吸」することをおすすめしました。

 

 

しかし、胃腸の調子が悪く、不安や抑鬱が強い場合には全身のエネルギーが消耗してしまいます。

 

 

そのため「深呼吸」をしてみようという気力が湧かないこともあります。

 

 

「深呼吸」できない人は、体幹部を緩めたり、胃腸の状態を改善することにより「深呼吸」ができるようになります。

 

 

ぜひご相談ください。

 

 

 

今回から「経絡」と「ツボ」のお話をしていきます。

 

 

「ツボ」を刺激して健康になりましょう。

 

 

 

<経絡とは>

 

 

経絡」とは「氣」というエネルギーが流れる通り道です。

 

 

そこに「経穴(つぼ)」が分布しています。

 

 

「経穴」を刺激して体の不調を治療してきます。

 

 

「経絡」には

 

(1).肺経

 

(2).大腸経

 

(3).胃経

 

(4).脾経

 

(5).心経

 

(6).小腸経

 

(7).膀胱経

 

(8).腎経

 

(9).心包経

 

(10).三焦経(さんしょうけい)

 

(11).胆経

 

(12).肝経

 

と体の正中に流れる

 

(13).督脈(とくみゃく)

 

(14).任脈(にんみゃく)

 

があります。

 

 

「経穴」の種類はWHOの分類で361(昔、私が学校で習ったときは365ありました)

 

 

左右に分布している「経穴」もあるので、全身に670ほどあります。

 

 

次回は「肺経」の経絡と「経穴」について説明していきます。

 

 

杉並国際クリニック 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭