最新の臨床医学2019 3月23日(土)漢方治療についてのQ&A

漢方治療に関しては一般社団法人 日本東洋医学会 一般の方へ

のHPを検索してみました。

 

ここには<漢方ストーリー>という読み物がりますので、お読みになってください。

ただし、具体的なQ&Aは掲載されていません。

 

そのため、以下のQ&Aを採り上げ、解説を加えてきました。

 

慶應義塾大学医学部漢方医学センターの漢方Q&A

 

富山県立中央病院 内科和漢・リウマチ科-Q&A

 

 

三和生薬株式会社のHP「よくあるご質問」をご紹介しております。

 

 

 Q

漢方薬の効果を高める方法はありますか?

 

A

漢方薬はおだやかに効くというのが特徴ですが、少しでも早く症状が楽になると良いですね。効果的に効かせるためには『養生(ようじょう)』も必要です。

 

当たり前のようですが、食生活の見直し、規則正しい生活、腹八分目、体を冷やさない、運動をして血行を良くするなどを併せて行なえば体内が活性化して効果も一段と高まります。

 

その処方にあった具体的な養生法(ようじょうほう)はお買い求めの薬局・薬店にご相談ください。

 

 

<杉並国際クリニックからのメッセージ>

現在日本の東洋医学界では、古典医学書に基づく薬物療法を漢方医学、経穴などを鍼や灸で刺激する物理療法を鍼灸医学、両者をまとめて東洋医学と呼んでいます。

 

ところで<最近、漢方薬が効きにくくなってきた>、と嘆く漢方薬処方医同志の会話を学会の懇談会で耳にしたことがあります。さすが、漢方専門医だけあって、不適切な処方が原因ではなく、具体的な養生法を患者さんに説明しても、多忙、面倒などの言い訳ばかりが目立ち、一向に生活習慣を改めようとしない患者さんが増えてきたことを残念に感じているようでした。

 

杉並国際クリニックでは、漢方薬の効果を高めるために以下の工夫をしているのでご紹介いたします。

 

そもそも漢方医学または漢方は、狭義では漢方薬を投与する医学体系を指します。また漢方は、漢方薬そのものを意味する場合もあります。広義では、中国医学を基に日本で発展した伝統医学を指し、鍼、灸、指圧なども含んでいます。

 

そこで、漢方薬の処方単独でなく鍼灸療法を組み合わせることによって、治療上の相乗効果を期待することができます。これらの養生法に加えて鍛錬法も重要であり、バランスよく両者を取り入れることができるようにサポートすることが大切だと考えています。