慢性疼痛に関する相談室を平成30年9月1日より開設いたしました。

 

 

<高円寺南診療所 痛み相談室>

室長 坂本光昭 鍼灸師

職員 野口将成 メディカルソーシャルワーカー

顧問 飯嶋正広 医師 医学博士

 

 

完全予約制です。

相談料:30分 3000円+税

 

慢性疼痛や線維筋痛等の長引く痛みについて、

医師の診察や、鍼灸治療等についてのご相談を承ります。

 

電話:03-3318-1822

担当:野口将成

 

 

線維筋痛症の専門治療が必要な場合は

 

<こちらをご覧ください>

<ご相談希望の皆様へのお願い>

 

当院では電話での無料相談は実施しておりません。当院にお越しいただいた上で、予約手続きさせていただいております。

 

現在問い合わせの電話が殺到しております。

 

その中で相談にまで持ち込まれようとされる方が多数におよび日常業務に支障が出ております。

 

当方での治療を希望される方のみ、以下のメッセージをお読みください。

 

 

 

<線維筋痛症の皆様へ>

 

※このメッセージは当院に通院している線維筋痛症の皆様と共に作成いたしました。

 

 

線維筋痛症は、現在でも原因不明の病気で難治性の病気とされています。

 

しかし、実際は原因が徐々に解明されつつあります。

 

そして工夫次第では通常の快適な生活に戻ることも可能な疾患になっています。

 

本来なら、保険医療制度はあらゆる病気をカバーすべきです。

しかしながら現行の体制ではこの病気を救うことはできません。

当院では、専門の医師の診療の他に最先端のユニークな統合医療的アプローチを確立しました。

 

 

Q1

なぜ今までの医療では線維筋痛症の症状改善が難しかったのでしょうか?

 

 

A1

まず、医療者側の問題として以下が挙げられます。

 

①経験のある専門家が少ないことによる過剰な検査と不適切な治療

 

②必須の診断や効果的な治療に対する医療者側の労力に見合うコストが軽視されていること。

 

③治療効果が限定的な保険医療制度の枠のみに縛られすぎていること

 

当院では、専門の医師の診療の他に最先端のユニークな統合医療的アプローチを確立しました。

 

基本的な生活習慣見直しや鍼灸治療、水中有酸素運動(水氣道)、また必要に応じて心理療法を併用し效果をあげています。

 

 

また、患者様の側にも治療の効果があがらない要因があります。

 

その典型的多数例は、実際に足を運んで治療者と対面しようとしない方です

 

つまり電話のみで多岐にわたる症状を長々と訴えるタイプの方です。

 

残念ながらこのタイプの方が線維筋痛症医療の発展を阻んでいる最大の要因なのです。

 

「経過や症状を理解してもらいたい」というお気持ちはお察しします。

 

しかし電話での受け答えのみで済まそうとする行動そのものが内外の及ぼす悪影響を十分に振り省っていただきたく存じます。

 

その他に

①正確な病気の診断を受けていない

 

②病名だけを確定して欲しい(障害者手帳のみを希望する方)

 

③生活様式を変えたくない(病人として家族や社会に認知されたい)

 

④治療に踏み切らない(保険医療制度の欠点と限界が理解できない)

 

⑤保険医療制度の枠内での治療にこだわる

 

⑥効果を焦る(病気の種類や程度に応じて必要とされる時間があることを理解しない)

 

等があげられます。

 

 

Q2

線維筋痛症治療の効果を上げるにはどのようにすればよいのでしょうか?

 

A2

①まず、線維筋痛症治療経験のある医療機関に足を運ぶことです。通院できないことには病気の改善は望めません。

 

②自分自身の健やかで生産的な将来のために必要な初期投資をする勇気を持つことが大切です。

治療に要する費用は回復とともに徐々に少なくなります。

むしろ健康を取り戻すことで生産性や収入も増え、明るい将来に向けての見通しができていくことになるでしょう。

 

そのためには、短期間の結果に焦らず信念を持って治療を続けいくことが大切です。

 

計画的に、治療を受けた患者様は通例半年以内で顕著な改善を示し、通常の快適な生活に戻られています。

 

 

ここで、私共の経験を集約して率直に申し上げたいと思います。

 

①「保険診療にこだわるばかりで無意味な検査を繰り返し、効果の乏しい治療を漫然と続けることが浪費であること」に気づくこと。

 

②そこから本格的な治療に向けて方向転換できること。

 

この2点の重要性に気づいて実践された方が改善されております。

 

当診療所における実績です。

 

 

※高水準の治療を維持発展させる為に、お引き受けできる枠には限界があります。そのため「真剣に治療に取り組みたい」という方の御問い合わせのみをお待ちしております。

 

 

高円寺南診療所 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭

 

電話:03ー3318ー1822

担当:野口 将成

 

 

以下に私が担当している患者様の個別のコメントを随時掲載していきます。

風疹さらに拡大 患者数184人、すでに昨年の2倍に

 

<2018年08月28日(火) 14:11 配信 朝日新聞社>

 

 

国立感染症研究所は28日、直近1週間(8月13~19日)の風疹の患者数を発表した。

 

関東を中心に患者が増加、全国では前週より3人増の43人に。

 

今年に入ってからの患者数は184人で、昨年1年間の約2倍。

 

直近1週間で最も患者数が多かったのは千葉で20人、東京が8人、神奈川が3人。

 

風疹はウイルス性の感染症で、せきやくしゃみなどのしぶきでうつる。

 

特に妊娠20週目までの妊婦が感染すると、赤ちゃんの耳や心臓、目に障害が出る恐れがある。

 

1万6千人超の患者がでた2012~13年の流行では、45人の赤ちゃんに障害が出て、うち11人が亡くなった。

 

一方、妊娠前に予防接種を2回受けていた人で、赤ちゃんに障害が出た人はいなかった。

 

13年に報告された20~60歳の女性の風疹患者のうち、感染経路が特定された約600例を調べると、職場での感染と、家族内での感染がそれぞれ約3割を占めた。

 

家族では夫からの感染が約4割に上った。

 

ただ、妊婦はワクチンを打てない。また、30~50歳代の男性は、過去の予防接種方法の変更の影響で、接種率が低い。

 

 

感染研は「妊娠前の女性はワクチンを2回接種してほしい。妊婦の家族や職場の同僚も、罹患(りかん)歴や予防接種歴がなければワクチン接種を検討してほしい」と呼びかけている。

 

 

 

当院では予防接種を実施しております。

 

杉並区に住民登録のある方は助成制度をご利用いただけます。

<杉並区HP>

 

風疹ウィルス抗体価検査料

3,240円

 

風疹・麻疹ウィルス抗体価検査料

6,480円(税込)

 

風疹ワクチン接種料

6,480円(税込)

 

麻疹・風疹混合ワクチン接種料

12,960円(税込)

日本消化器病学会ホームページを検索してみました。

すると、「患者さんとご家族のためのガイド」

 

が公開されていますので、ご参考になさってください。

 

規定により直ちに転載できませんので、「消化性潰瘍」の概要を紹介し、コメントを加えることにしました。

 

Q2

消化性潰瘍の患者さんはどれくらいいるのでしょうか?

放っておくとどうなるのでしょうか?

 

Q2-1

消化性潰瘍の患者数は?

 

 

A2-1 

消化性潰瘍には胃潰瘍と十二指腸潰瘍があります。

    

厚生労働省の平成26年度調査によると、胃潰瘍はおよそ29.2万人、十二指腸潰瘍はおよそ4.4万人と推定されます。

 

 

 

Q2-2 

今後、消化性潰瘍は増えるのでしょうか?

 

A2-2 

いずれも最盛期を超えて年々減少しているので、杉並国際クリニックの見解としては、当面の間はこの傾向が続くが、長期的には底を打つのではないか、と推定しています。

   

胃潰瘍の最盛期は平成5年ごろで110万人強、現在はその約4分の1

   

十二指腸潰瘍の最盛期は昭和59年頃で50万人弱、現在は約10分の1

   

その理由は、

1)消化性潰瘍の主因であるピロリ菌感染者が減少してきた

2)消化性潰瘍の治療に有効な薬剤が処方されるようになった

3)ピロリ菌の除菌治療が普及した

 

ただし、わが国では現在も高齢化が進行しています。

 

それに伴い運動器系の疼痛を訴える患者さんは増え、実際に非ステロイド性抗炎症薬の服用者は増えています。

 

つまり、現時点ですでに薬剤性潰瘍の割合が高まっていると考えられています。

 

 

杉並国際クリニックは、リウマチ科として非ステロイド性抗炎症薬を処方を要することが多い、変形性関節症、骨粗鬆症、関節リウマチの患者さんを多数診療しています。これらのうちで最も頻度が少ない関節リウマチの患者さんは、わが国では約70万人と、消化性潰瘍の患者さんのおよそ2倍の数です。

 

水氣道の継続会員は変形性関節症、骨粗鬆症、関節リウマチの患者さんが多数を占めていますが、非ステロイド性抗炎症薬の処方量は顕著に減少しています。痛み止めである非ステロイド性抗炎症薬を全く内服しないで済むようになった方が増えています。

 

水氣道の継続会員は、まだ70名を超える程度にすぎませんが、水氣道が普及することによって、変形性関節症、骨粗鬆症、関節リウマチの患者さんの治療に役立てるのみならず、非ステロイド性抗炎症薬の減量、ひいては薬剤性潰瘍の減少に貢献できると考えています。

 

 

<インフルエンザ検査>

 

年明けから「インフルエンザかどうか検査をしてほしい」という問い合わせがとても多くなっています。

 

「院長の意向で検査キットは使用していません」と伝えると、「わかりました」と言って電話を切る方がほとんどでした。

 

そこで、インフルエンザ検査キットってどんな物?と調べてみました。

 

インフルエンザの検査法には、ウイルス検出検査と血清抗体検査がありますが、現在、病院やクリニックで使われているのがウイルス検出検査のひとつである「迅速抗原検出キット」です。インフルエンザの治療薬が効果的である48時間以内に使い始めなければならないことから、どこの医療機関でも簡単に扱えて、迅速に結果のわかる検査が行われるようになりました。
主な特徴は、

  • 高度な技術が要らないので、一般の診療機関で手軽に検査ができる
  • 検査時間が30分以内
  • 保存も室温でOK(冷蔵・冷凍など特別な設備が不要)
  • 健康保険が適用できる
  • 目視で(目で見て)判定できる
  • A型ウイルスかB型ウイルスかが特定できる

 

とういうことです。

ただし以下の注釈がついています。

 

感染しても症状が出る前のウイルス量が少ない時期や、また検査する粘液などの採取が不十分な場合など、検体として採取できるウイルス抗原の量が少ない場合は感染しても陽性にならないことがあります。

日本臨床検査薬協会より

 

また、検査キットでの反応が陰性でも医師の判断が優先されます。

 

 

検査キットではインフルエンザ初期には陰性と出てしまうことがあります。

症状で医師が最終的に判断することが原則ですが、現状では検査で陰性と出ると治療薬を処方してもらえないことが多いようです。

 

以下のような大変な経験をされた方もいます。

インフルエンザ罹患体験記

 

 

「フルエンザの治療薬が効果的である48時間以内に使い始めなければならないことから、どこの医療機関でも簡単に扱えて、迅速に結果のわかる検査が行われるようになりました。」

 

ということですが、検査結果に縛られ、投薬が遅れてしまうのは皮肉なものです。

 

 

高円寺南診療所は杉並区高円寺南3丁目46番5号に立地しています。

 

<高円寺南>という地名を冠する医療機関を引き継いだ医師として、開院以来30年間、常に意識せざるを得なかったことがあります。

 

それは、地域への医療貢献でした。

 

24時間医療、往診、在宅医療、介護などすべての柱を確立することが達成できれば、地域医療として立派な責任を果たすことは可能だと思い、地域密着型のプライマリケアの確立に心がけていた時期がありました。

 

プライマリケアとは患者の抱える問題の大部分に対処でき、かつ継続的なパートナーシップを築き、家族及び地域という枠組みの中で責任を持って診療する臨床医によって提供される、総合性と受診のしやすさを特徴とするヘルスケアサービスです。

 

しかし、開院以来<高円寺南>診療所の受診者の圧倒的多数が現役世代でした。初期の受診者のほとんどは、家族や地域とのつながりも乏しい単身生活者で、かつ局所的症状に対しての応急的対応を望まれる方が多かったためです。

 

特に、午前中の受診者は開院初期には長期にわたり一桁台で夕方以降の時間帯に受診者が集中する状況でした。無料の禁煙指導なども努力すればするほど患者を遠ざける結果を招きました。その限られた夕刻以降の混雑時間帯に限って複合的で長期化した持病についての窮状を長々と訴える方が多数来院されるようになり、そのため待ち時間に耐えられない多くの患者さんを失いました。このようにして経営状態は一挙に暗転していきました。

 

もっとも、こうした経験がなければアレルギー専門医、リウマチ専門医、漢方専門医ばかりでなく心療内科専門医・指導医の資格取得し、より高度な医療水準の達成は果たせなかったと思われます。

 

このようにプライマリケアの実践のためには教科書的なひな形はなく、優れた指導者も皆無に等しいことを知りました。そして置かれた現場ごとに医師が自ら手探りで展開し、現場に必要な知識や技能は、そのつど貪欲に習得していかなければならないものであるという現実に直面しました。そこで自分なりの新たな方向性を模索する必要に迫られ、今日のシステムを展開していくことにしました。

 

そのお蔭で現実の困難から逃げず、避けず、誤魔化さず、ピンチの状況にあって、チャンスを生み出す技を学び続けるという姿勢を確立することができたことは感謝すべきことです。

 

最近の診療所の傾向としては、超高齢社会を反映してか高齢者さらには後期高齢者に達した皆様も徐々に比率を増しています。しかし、それでもほとんどの皆様が生涯現役を望み、私を生涯の主治医として選んでくださっています。

 

診療圏については、地元高円寺という貴重な方はごく少数で、23区内よりも都下をはじめ、千葉、埼玉、神奈川など近県から長期間定期通院されている方が多いことが特徴です。

 

 

生涯現役を目指したいという多くの患者の皆様の願いと私自身の健康維持の必要性が独自の「生涯エクササイズ」着想を得ました。そうして平成12年(2000水氣道が誕生しました。

 

水氣道の活動会員は現在何とか70余名を維持している状況です。発足以来20年近くを経過しているにもかかわらず会員が100名にも達していない理由は、水氣道の真価を伝えることが難しいからだと思います。

 

水氣道は、身体のコンディションを向上させるだけでなく、精神を涵養し、さらに芸術や学問的活動のための潜在的能力を引き出す効能を持っています。それは、多忙でストレスフルな毎日を送っている向上心に満ち溢れた方には特に有効です。

 

杉並国際クリニック(高円寺南診療所改め)や水氣道会員に御縁があるすべての皆様に水氣道をお勧めしたい理由がここにあります。

 

 

さて、現状としては、国際化を背景としてか外国籍の方の受診が顕著に増えて参りました。特にアジア圏からの皆様は知識層が多く、待合室でもお名前を伺うまでは余り目立ちません。また欧米圏の出身の方の増加も同様に顕著です。

 

こうした傾向とともに英語での診療の必要性は急激に増加しています。私がデザインする「生涯エクササイズ」とは体一つで実践できる全人的習慣をベースとしているのが特徴なので、水氣道の他、外国語学習、歌唱を併行しています。

 

水氣道によって人体を楽器(人生を楽しむ器、他者を幸福にできる器)化することで歌うことの素晴らしさを再発見し、特にクラシックの声楽は、イタリア語、ドイツ語、フランス語その他の外国語の歌詞を伴います。これが、平成27年(2015)発足の聖楽院の活動を生み、外国語診療を促進する契機となりました。

 

高円寺南診療所は、水氣道、聖楽院の誕生とともに当初のからの使命追及を終え、新たなる時代に向けての体制を整え、杉並国際クリニックが誕生します。院長である私自身が水氣道と聖楽院活動を継続発展させることによって生涯現役を確かなものとしていきたいと思います。

 

地域限定の母国語である日本語による従来のプライマリケア思想の呪縛から解放され、多言語による医療・保健・文化を統合するグローバルな創造的活動によって広く国際社会に向けて、皆様とともに楽しく有意義な貢献への第一歩を踏み出していきたいと思います。

心療内科についてのQ&Aをご紹介いたします。

それは日本心療内科学会のHPです。

 

 心療内科Q&Aのコラムを読むことができます。

 

Q&Aは、想定した事例です。Q&Aや疾患についてのご質問、病院の紹介等は、受け付けておりませんのでご了承下さい。※「質問」をクリックするとが表示されます。

 

通院中の皆様が、一般論であるこのQ&Aを読んでいただくためには、実際に即した具体的な解説が必要だと考えました。そこで、「質問」「答え」の

後に、<杉並国際クリニックの見解>でコメントを加えることにしました。

 

「質問23」

授業中やアルバイトのデスクワーク中に寝てしまうことが多く、治したいです。

 

好きな映画や舞台を見に行った時にも寝てしまうこともあり、一緒に行った彼に呆れられてしまいました。心療内科で診てもらえるでしょうか。

 

「答え」

文面からお若い女性の方と思われます。

 

いろいろな場面で眠ってしまい、日常生活でさぞお困りのことと思います。

 

日中の本来は活動している時間帯に強い眠気を催してしまうこと、これは「過眠症」と言えるでしょう。

 

過眠症の原因は多岐に渡っておりますが、診断のためにもっとも重要なのはご本人からの問診です。

 

主なものを挙げると、いつ頃からそのような眠気が出てきたのか、普段の睡眠時間は何時間くらいで平日と週末とで異なっているか、眠くなるようになった時期にきっかけとなることはあったか、現在何らかの薬をのんでいないか、治療中の病気はあるか、夜に途中で目を覚ますことがあるか、などです。

 

過眠の最も多い原因は睡眠時間不足と言われています。

 

残業が多くて帰宅時間が遅くなったり、娯楽のために夜の時間を使ったり、スマートフォンの普及などにより、昔よりも布団に入る時刻が確実に遅くなっています。

 

また、交代勤務などの生活リズムがずれてしまうことも過眠症の一因となります。

 

これらの中に当てはまる生活スタイルがありますでしょうか。

 

また身体の病気や精神的な病気によっても眠気をきたす場合がありますし、夜間に尿意を催して目を覚ましてしまう過活動膀胱や男性では前立腺肥大症なども睡眠が妨げられて日中の眠気の原因となります。

 

眠気を催す薬剤としては、睡眠薬、抗不安薬、抗うつ薬などのほか風邪薬、解熱鎮痛剤、咳止め薬、抗アレルギー薬などもあります。

 

これらに当てはまらない場合には、睡眠中に呼吸が止まることを繰り返す睡眠時無呼吸症候群やナルコレプシー、特発性過眠症などが考えられます。

 

睡眠時無呼吸症候群は睡眠中にいびきをかく、呼吸が止まっているなどとパートナーから言われたことがきっかけでわかることがあります。

 

ナルコレプシーでは注意や集中を要する場面でも居眠りを繰り返し、短時間の仮眠でもリフレッシュ感があることが特徴です。

 

笑った時や感動した時に脱力を感じることもあり、また金縛りや寝る時の幻覚が起こりやすいとも言われます。

 

これに対して特発性過眠症では昼間の眠りは長くて4時間にもなり居眠り後の爽快感が乏しいという特徴があります。

 

前述したような問診からある程度は原因を見つけることが可能であり、その原因を取り除いて効果をみることができます。

 

しかし、これのみで改善せず、また複数の原因が絡んでいるような場合には、終夜睡眠ポリグラフ検査や反復睡眠潜時検査などの専門的検査が必要となります。

 

さて、お尋ねの心療内科でみてもらえるかということへの回答ですが、過眠症の診断を系統的に行い、終夜睡眠ポリグラフ検査や反復睡眠潜時検査が可能な医療機関は限られています。

 

心療内科というよりも、日本睡眠学会が認定しているような医療機関が宜しいのではないかと思います。

 

インターネットで調べてみれば掲載しています。

 

但し、原因に生活習慣が大いに関連しているような場合には、その治療は心療内科が適しているかもしれません。

 

(千葉太郎)

 

 

<杉並国際クリニックの見解>

日本心療内科学会が、なぜ情報量の欠如した中途半端な複数のケースを掲載し、回答者に漠然とした解説をさせるのか理解に苦しみます。心療内科の一般性や専門性を具体的に活かせるようなケースであるとは言い難く、回答者の千葉先生の御苦労が察せられます。

 

さて心療内科か否かを問わず、診療の入り口は、患者さんの年齢、性別と主訴です。このケースの主訴は<活動時間帯に眠ってしまうこと>ですが、患者さんが主に訴える症状の発症時期や連続性や頻度などの情報が含まれてはじめて「医学的な主訴」になります。こうした問診がなされないうちから、アドバイスを始めることは心療内科医以前に一般医としても失格ということになります。

 

主訴を明確にしない問診は問診にあらず、です。問診なしの検査は医療費の無駄遣いであり、得られた結果のみではとうてい患者さんの全体像を把握することは叶わないことでしょう。

 

このケースは具体的で明確な診断を下すことは不可能ではありますが、睡眠覚醒障害の範疇に入るものと思われます。睡眠覚醒障害は、おおよそ不眠症、過眠症、睡眠覚醒リズム障害、睡眠時随伴症(パラソムニア)に分けられます。

 

そして、このケースでもっとも疑われている過眠症には、原発性過眠症、ナルコレプシー、周期性睡眠過剰症候群、月経関連症候群などがあります。

 

過眠症とは、日中に過剰な眠気または実際に眠り込むことが毎日の様に繰り返して見られる状態で、少なくとも1ケ月間は持続し、そのため社会生活または職業的機能が妨げられ、あるいは自らが苦痛であると感じるものです。 ただし一回の持続期間が1ヵ月より短くても繰り返して過眠期がみられるものも含みます。

 

質問者が若い女性であることを想定するならば、真っ先に言及していただきたかったのは月経関連症候群です。月経前に強い眠気に悩まされることを「月経関連過眠症(月経前過眠症)」といいます。月経の前に心身が不調になる「月経前症候群(以下、PMS)」がある人は、女性の30~80%もいます。ある調査では、41%の女性が月経に関連して睡眠に変化があり、そのうち、1%は月経前不眠症、43%は月経前過眠症、5%は月経時不眠症であったと報告されています。

 

月経周期で黄体期には、「プロゲステロン」という女性ホルモンの血中濃度が高くなります。このプロゲステロン自体に催眠効果があります。また体温を上げる働きがあり、卵胞期に比べて黄体期の最低体温と最高体温の差は小さくなります。私たちは体温が下がると眠くなり、体温が上がるときに目が覚めます。黄体期には1日の内での体温の変化が小さくなるので、睡眠と覚醒のメリハリも小さくなって、日中に眠気が強くなると考えられています。

 

典型的な月経関連過眠症では、月経の約1週間前から日中の眠気が強くなり、月経の開始とともに眠気が軽くなるパターンをとります。下腹部痛や頭痛、イライラ、憂うつな気分など、PMSのほかの症状が強い人ほど、日中の眠気も強くなる傾向があります。

 

基本的には生活指導とカウンセリングが行われます。過眠がひどく日常生活に支障があるときには薬での治療が行われます。生活指導としては、睡眠の質を高めるための生活習慣が勧められます。たとえば、日中に日光をしっかり浴びたり、昼夜の生活にメリハリをつけたりします。水氣道でこれを治した患者さんは多数にのぼっています。また、気分転換を行うことも大切です。症状がひどいときには生理休暇を取るなどして、体調の変化に生活のパターンを合わせることも必要です。

 

また臨床心理士によるカウンセリングも、効果があります。基礎体温を記録したり睡眠日誌をつけたりして、月経周期と過眠症状の関連を理解することは有意義です。

漢方治療に関しては一般社団法人 日本東洋医学会 一般の方へ

のHPを検索してみました。

 

ここには<漢方ストーリー>という読み物がりますので、お読みになってください。

ただし、具体的なQ&Aは掲載されていません。

 

そのため、以下のQ&Aを採り上げ、解説を加えてきました。

慶應義塾大学医学部漢方医学センターの漢方Q&A

 

富山県立中央病院 内科和漢・リウマチ科-Q&A

 

 

三和生薬株式会社のHP「よくあるご質問」をご紹介いたします。

 

 

最後に<杉並国際クリニックからのメッセージ>を加えてきました。

 

今回は関連するQ6とQ7を掲載します。

 

Q6

妊娠の可能性があるので漢方薬なら安心と思いますが?

 

A

漢方薬が胎児に影響を及ぼしたという報告は現在のところありません。

 

但し、妊娠が判明した時点で、その後の服用については必ず医師または薬局・薬店にご相談ください。

 

 

Q7

妊娠中でも漢方薬を服用出来ますか?

 

妊娠中の体はとてもデリケートです。また、妊娠後12週に入るまで は赤ちゃんへの影響が最も大きい時期なので、どんな薬を服用する場合 も必ず専門家へご相談ください。

 

漢方薬には妊娠前~妊娠中~出産後を通してずっと服用できる『安胎薬(あんたいやく)』と呼ばれる薬や、妊娠中のつわり、風邪、便秘、貧血、尿路感染などに服用可能な処方があります。

 

詳しくは医師または薬局・薬店にご相談ください。

 

 

<杉並国際クリニックからのメッセージ>

妊娠可能性がある女性に対する漢方処方の目安は、妊婦への処方が可能な漢方薬であれば安心です。ただし、妊婦への漢方投与は治療上の有益性が危険性を上回ると医師が判断した場合のみに行うのが原則とされます。

 

しかし、これは、ナンセンスな原則です。なぜならば、漢方薬に限らず、すべての薬剤についての原則だからです。ただし、短期間の漢方処方で問題が生じることは少ないことは知られています。

 

 

急性の病気で、たとえば妊婦の感冒などの治療では、桂枝湯、香蘇散などを処方する機会は多いです。

 

また、つわり(妊娠嘔吐・悪阻)の漢方として、16半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)、21小半夏加茯苓湯(しょうはんげかぶくりょうとう)、32人参湯(にんじんとう)、116茯苓飲合半夏厚朴湯(ぶくりょういんごうはんげこうぼくとう)などを処方することは昔から広く行われていて安全です。

 

 

習慣性流産に対しては、古くから安胎薬(あんたいやく:胎児の発育を保護し、助ける薬)として、23当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)は殊に有名です。

 

この薬は、不妊外来へ永年通院したあげく、挙児を諦めたという女性が、水氣道を始めると同時に処方したところ、3か月を待たずにご懐妊という経験を立て続けに3度しています。

 

この経験は科学的にみれば、単なる偶然として評価されてしかるべきでしょう。ただし、挙児へのこだわりから解放された、一種の悟りの境地に至ることができたこと、水氣道をはじめて、プールの温水を羊水に、自分自身が胎児になったような疑似体験を楽しめたこと、などの条件が整った上で、当帰芍薬散を服用したことが相乗的に作用した可能性は完全には否定できないのではないか、とも思っています。

4つの氣

氣には働き方によって「元氣(げんき)」、「営氣(えいき)」、「衛氣(えき)」、「宗氣(そうき)」に分類されます。

 

 

元氣」は生命活動の原動力で、先週お伝えした「先天の精」、「後天の精」を材料としています。

 

 

臍下丹田(せいかたんでん)、つまり下腹部に集まります。

 

 

「営氣」「衛氣」「宗氣(そうき)」は「後天の精」から作られます。

 

 

営氣」は脈中(血管)を通って全身を栄養します。

 

 

衛氣」は脈外を流れ、身体にバリアを張ります。それにより身体を病原体などから防衛します。

 

 

昼間は体表、夜間は体内に入ります。

 

 

ですから、夜間は無防備になってしまうため風邪をひきやすくなります。

 

 

「宗氣」は呼吸でえられる「清氣」と「後天の精」により作られ「心臓」「肺」の機能を支える役割があります。

 

 

高円寺南診療所 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭