Nogucciの懺悔録 No.122 <プラセボ効果②>

プラセボでの症状改善は、人間にもともと備わった自然に病気を治す力(自然治癒力)の影響が大きいと考えられています。

 

プラセボで症状が改善するのはこれまで飲んだ人が「本物の薬を飲んでいる」と思いこむことが必要で、プラセボと分かって飲む場合は効果がないと考えられていました。

 

最近の研究では、プラセボと分かっていて飲んでも症状の改善がみられるという研究結果が報告されています。

 

前回のプラセボ(偽薬)からの続きです

 

 

何故”ニセモノ”と分かっていても効果が出るか?

 

「治療効果が出るのは条件反射が関係してると考えられる」

 

「錠剤やカプセルなどの薬の形をしたものを飲むことによって、患者の体で”薬=治る”という条件反射が起こり、治療効果が出たのではないかと推測されています。」

 唐木英明・東大名誉教授(薬理学)

 

条件反射とは、「梅干しを見ると唾液が出てくる」というように、これまでの経験によって体が反射的に反応することです。

 

 

また、プラセボ(偽薬)でも副作用が出ることがあり「ノセボ効果」と言います。

 

偽薬によって、望まない副作用(有害作用)が現われることを、反偽薬効果(はんぎやくこうか)、ノーシーボ効果(nocebo effect)、ノセボ効果という。副作用があると信じ込む事によって、その副作用がより強く出現するのではないかと言われている。

また一方、薬剤投与を継続していても被験者が「投与されていない」または「この薬は効かない」と思い込むことによって薬剤の効果がなくなるケースをノセボ効果と呼ぶこともある。

Wikipedia より

 

 

必要と思って納得して飲むと良く効く気がして。

納得できなかったりずにしぶしぶ飲むと、副作用やかえって悪くなっかも?と気になったりする方もいます。

 

薬は納得して飲みたいですね。