診察室から:2月27日

 <診療所移転・新クリニック開設計画>

 

 

平成29年度の最終月を明後日に迎えます。

 

平成31年7月には、私、飯嶋正広が高円寺南診療所の開設者・管理者となって30周年を迎えます。また改元が行われ新しい時代の幕開けとなります。

 

私にとって高円寺南診療所の歴史は、平成という時代にほぼ重なっています。

 

そこで、平成時代の幕引きを見届けてから、私たちも新しい時代と共に再出発をすること、

 

つまり、これを機に、<診療所移転・新クリニック開設計画>に着手することにしました。

 

 

そもそも、<高円寺南診療所>という医療機関名称は、昭和61年に定まり、私はその名称をそのまま継承して現在に至っております。

 

高円寺南診療所という看板を背負って、若干29歳から、この地に30年間の歴史を刻むことにより、臨床医として実に得難い経験ができたことに感謝しております。

 

ただし、30年の医療実践の集積の結果、多くの問題点や限界も見えてまいりました。

 

この間、社会構造や医療環境も大きく変化してきました。また高円寺南診療所の建造物の老朽化は限界に近付きつつあります。

 

 

計画立案に伴い、新クリニック名称を「杉並国際クリニック(仮称)」とします。

 

杉並国際クリニック(仮称)」は、外国語診療が可能な医療機関であると同時に、労働衛生コンサルタント事務所、水氣道®の本部事務局、聖楽院本校を束ねる組織になります。

 

 

また医療機関も労働の場であり、労働の場は生活の場でもあります。

 

生活の場の環境を整備することも、医療提供者として欠かせない責務であると思います。

 

医療設備の充実とともに、健康で文化的な居心地の良い環境を整備することは、患者の皆様の治療効果にも大きなメリットを提供できることでしょう。

 

 

現時点において「杉並国際クリニック(仮称)」は実在しません。

 

あくまでも、試行錯誤の段階での構想に過ぎません。つまり、精神性の産物です。

 

杉並国際クリニック(仮称)」は、資本主義体制下の株式会社等の物的会社ではなく、精神性の産物である人的会社です。

 

したがいまして、その精神的なオーナーは、現在の高円寺南診療所の患者の皆様に他なりません。

 

 

杉並国際クリニック(仮称)」は、現在の高円寺南診療所の患者の皆様の希望や期待に最大限に応えるデザインをもとに構築することによって、世界に通じる、日本の新しい時代の都市型モデルクリニックを目指したいと考えております。

 

 

高円寺南診療所の患者の皆様には、直接口頭で、あるいはアンケート等により、様々な角度からご意見、ご要望などを承りたく準備を進めて参りますので、その節はご支援の程、どうぞよろしくお願いいたします。