水氣道へのご招待:2月15日(木)

kk

 

 

KKさんは主に金曜日を稽古の日として、熱心に通われています。

 

半年たった今でもそうですが、来られた当初からとても真面目な方だという印象です。

 

 

咳や肩こり、手足の冷えが意識しなくなった、と言うことですが、それは、血流が良くなり、肺で取り入れられた酸素が栄養素と一緒に全身に巡られ、体を温められているからでしょう。

 

 

参加されている金曜日は本稽古ですので、

 

親水航法→いきいき体操→基本五航法→応用航法→のびのび体操

 

の順序で行われています。

 

 

その中で、応用航法は主に理気航法・調血航法を行っています。

 

理氣航法では酸素を体に取り入れる肺の機能を向上させる運動、また、調血航法は血流を良くし全身に酸素と栄養素を送ることを主の目的としており、真面目に熱心に稽古に取り組まれているKKさんは、まさにそれが早い段階で成果として出ているのだと思います。

 

 

また、ピラディスについては、私もネットの動画を参考にした自己流ではありますが、経験したことがあります。

 

陸上の運動ではありますが、確かに水氣道と同じような動作をすることがあります。

 

確か、ピラティスの基本は胸式呼吸にあったのを記憶しております。

 

 

以前、飯嶋先生から教わったのは、水氣道も胸式呼吸を否定しないということ。

 

しかし、水氣道の呼吸法は、単なる胸式呼吸でも、腹式呼吸でもありません。

 

統合呼吸法といって、両方の呼吸法を一体的に相補的に行うものです。

 

ですから、たとえ普段、胸式呼吸の傾向に陥りがちなヒトでも、水中での運動で水圧がかかるため、胸でもお腹でも呼吸をしている、いわゆる全体呼吸を無意識で行っているということです。

 

それにより、呼吸筋が鍛えられ、より効率よく酸素を体内に取り入れられるようになるということです。

 

 

この様に同じ動作を行っていても陸上と水中では少し違うことをこれから経験されることと思います。

 

 

日本水氣道協会 水氣道2級(中等修錬生)

 

調血航法直伝 加藤博文