水氣道へのご招待:1月25日(木)

今回の「水氣道と私」は、

 

60代 女性 匿名希望さんからです

 

 

プールに入ることに抵抗があり、水氣道というものに全く関心がなく、勧められれば勧められる程耳をふさぎたくなる気分でしたが、そういう状況にも嫌気がさして、とりあえず1回体験してから結論を出す事にしようと思いました。

というのも寒い時期は、もっとやる気がしないので、8月がリミットと考えたのです。

そして、第1回目のレッスン日、不安をかかえて参加しましたが、指導してくださる方がとても親切、そして皆一生懸命で、かつ楽しそう。50分のレッスン終了後身体が軽く、スキップしたくなる気分。一瞬にして、続けなければもったいないと、考えが変わりました。

水氣道をはじめて、1年4カ月になりますが、身体の状態が変わってきている事に、とても喜びを感じています。

 

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文書を整理してみます。

 

①プールに入る事に抵抗があり、

水氣道というものに全く関心が無く、

勧められれば勧められる程、耳をふさぎたくなる気分でしたが、

そういう状況にも嫌気がさして、

とりあえず1回体験してから結論を出す事にしようと思いました。

 

 

②というのも、寒い時期には、もっとやる気がしないので、

8月がリミットと考えたのです。

 

 

③そして、第1回目のレッスン日、不安をかかえて参加しましたが

指導してくださる方が、とても親切、そして、皆一生懸命で、かつ楽しそう。

 

 

④50分のレッスン終了後、身体が軽く、スキップしたくなる気分。

 

 

⑤一瞬にして、続けなければもったいないと、考えが変わりました。

 

 

⑥水気道をはじめて、1年4か月になりますが、身体の状態が変わってきている事に、とても喜びを感じています。

 

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<中川良子のコメント>

 

プールに入る事に抵抗

水氣道というものに全く無関心

勧められれば勧められる程、耳をふさぎたくなる気分

 

そして、第1回目のレッスン日、不安をかかえて参加

 

⇒ 「不安と抵抗があるのはあたりまえですよ、私もそうでした(中川良子)」といえるくらいに普通のことです。

 

ほとんどの皆さんも同様に食わず嫌いで、同様の経験をされています。

 

水氣道というもの自体が、ほとんどすべての皆様にとって未知の世界なのですから、お気持ちはお察しします。

 

それにしても、今日のような笑顔でお元気な匿名さんがあるのも、不安を抱えて参加した初回レッスンがきっかけだと思います。

 

 

水氣道を始めるに当たっては、誰しも勇気が必要とされます。

 

自分の行動パターンを変えるには大きな勇気が必要ですが、その前提となる決断力が備わっていたことが大きな意味を持っていると思います。

 

苦しみの多くは、迷いや葛藤があるからだと思います。意識(表層心理)では嫌っていても、潜在意識(深層心理)では関心が芽生えていたのかもしれません。

 

そこで、正しい決断ができるように促すのは責任感のある隣人の役割であるように思われます。

 

責任感ある隣人とは、相手からの信頼を獲得できるように根気強く説得し、その結果についても一定の責任を負うことができる人のことであると考えます。

 

 

50分のレッスン終了後、身体が軽く、スキップしたくなる(気分・体調変化)

一瞬にして、続けなければもったいないと(認知・思考変容)

 

⇒「でも今は体を通して変化を感じ、さらに新しい自分に会えることを祈っています(中川良子)」。

 

新しい自分に会えること、とは本来の然るべき自分を再発見することであるのかもしれません。

 

自分はこんな人間だ、だとか、自分はこうあるべきだ、だとか、自分にはそんなことはできるはずがない、など、多くの人々が思い込みに囚われてご自分自身を窮屈にしているように思います。

 

囚われから解放されて、本来の自由な発想や自由な行動を取り戻すことが水氣道の目的の一つでもあります。

 

 「一瞬にして」という表現は、決して誇張ではないと思います。

 

水氣道は、一瞬にして多くの人々の認識や行動を変えてきました

 

 

③ 指導してくださる方が、とても親切、そして、皆一生懸命で、かつ楽しそう。

 

⇒ 「いつも笑顔で参加されています、とても楽しそうです(中川良子)」。

 

指導している側も楽しく指導しています。楽しいから自然に「親切」が生まれます。

 

自分のしていることが有意義で「楽しい」ことであれば、知らず知らずのうちに「一生懸命」になれます。

 

たった一人が楽しく、一生懸命になれれば、皆が一生懸命で、楽しそうになります。

 

そして自分がよりたくさん楽しむためにも、より多くの人々と、分かち合いたくなるのが人間に自然に備わっている良心、あるいは善意というものであると思います。

 

水氣道は、こうして良心や善意の拡大再生産をしながら発展を遂げていきたいと願いながら稽古を続けていく隣人の群れなのです。

 

 

⑥ 水気道をはじめて、1年4か月になりますが、身体の状態が変わってきている事に、とても喜びを感じています。

 

⇒「本当によく頑張りましたね、1年4か月続いた自分をほめてあげてください(中川良子)。」

 

水氣道は、一年以上続けてみて、一年前の自分と比較してみると自分の変化や成長が良くわかり、水氣道を続ける意味や良さがわかるようになるからです。

 

一年は春・夏・秋・冬の四季の変化がありますが、特定の季節が苦手という人も、水氣道の稽古を続けることによって、季節ばかりでなく人の好き嫌いも少なくなっていくように見受けられます。

 

それは、水氣道を通して「自律(セルフコントロール)」が可能となり、そうして育まれる自信が、他者への信頼を可能とし、また外乱に惑わされない真の「自立」した自分を獲得することができるようになるからだと思います。