Nogucciの懺悔録 No.71

メタボとは?Nogucciでも解る基礎知識④

 

 

今回は、メタボの診断基準についてです。

 

 

メタボリックシンドロームの基準値は世界各国で異なり、日本では日本人のデータに基づき平成17年(2005年)に次のように決められました。

 

ウエスト周囲径が基準値(男性85cm以上、女性90cm以上)を超え、

血圧・高血糖・脂質代謝異常の3つのうち2つに当てはまるとメタボリックシンドロームと診断されます。

 

基準値は下記の表を参考にして下さい。

(画像クリックで拡大します)

メタボ基準

注①:高TG血症・低HDL-C血症・高血圧・糖尿病に対する薬剤治療を受けている場合は、それぞれの項目に含める。

 

注②:糖尿病、高コレステロール血症の存在はメタボリックシンドロームの診断から除外されない。

 

という注釈がつきます。

 

 

 

診断基準で間違えそうなのは、コレステロールの基準が「低HDL-C血症」です。

 

HDL-C(善玉コレステロール)の値が低いことが基準です。

 

LDL-C(悪玉コレステロール)の値が高いと、基準に引っかかると誤解していました。思い込みって怖いですね…。

 

 

「TG(トリグリセリド)」とは「中性脂肪」のことです。

 

中性「脂肪」とありますが、気を付けたいのは、

中性脂肪はカロリーのとりすぎによって数値が上昇します、

特に甘いものや酒・油もの・炭水化物のとり過ぎや、砂糖の入ったソフトドリンクを飲む習慣のある人も、数値が高くなる傾向があります。

 

油というよりも、炭水化物やカロリーオーバーに注意ですね、

「脂肪=油」と考えがちですが注意が必要です。

 

ご飯をたべすぎないように注意しないと!

 

 

メタボリックシンドロームの基準を、間違って覚えていたことが判りました。

 

正しい知識を身につけて、健康管理に生かしたいと思います。

 

 

次回は、特定健診とセットの特定保健指導についてです。