水気道へのご招待:11月23日(木)<私が水気道をする上で心がけていること>

水氣道大塚組の大塚健輔です。

 

大塚組は遊戯航法を担当しています。

 

私は主に月曜日と水曜日に、あきる野から来て活動しています。

 

最近では月一回、第一日曜日に開催される水氣道運営会議にも参加しています。

 

 

遊戯航法を担当する私の立場から、水氣道をする上での心掛けについてまとめてみました。

 

 

それは、

 

第一に、皆が楽しく続けるためにどうすれば良いかという原則の配慮です。

 

そのため毎回違った運動を入れたり、遊び感覚で出来そうな運動を入れてみたり、

 

そうした具体的なプログラムを常に考えながら工夫して行っています。

 

 

第二に、体に痛みのある方や初心者の方が参加されたときなどの特別の配慮です。

 

体に痛みのある方には、痛みを引き起こさないような負担の少ない運動をするように考えなくてはいけません。

 

痛みを増してしまうと、本人を含めて<皆が楽しく>なれないだけでなく、せっかくのその日の<稽古を最後まで継続する>ことが難しくなります。

 

また、稽古をして辛い思いをさせられると、次回以降の継続的で計画的な稽古参加から遠ざかってしまいがちだからです。

 

 一方、初心者の方(水氣道では体験生、といいます)は、水氣道とはどのような代物なのか、恐る恐る参加される方がほとんどです。

 

水氣道は、初心者(体験生)にとっても、なじみやすいエクササイズであるということを、まさに実体験していただけるように配慮しています。

 

幸い、水氣道には階級制に基づく対番があります。

 

初心者(体験生)の皆さんには、いつでも身近に、他の体験生や訓練生がいてくれて、同じ訓練を分かち合っています。

 

すぐに居場所と仲間ができます。

 

 

つまり、この第二の心掛けも、第一の心掛けの原則に通じていることがわかります。

 

 

第三に、常に考え、絶えず工夫をこらし、自分の成長のためにも配慮することです。

 

体験生、訓練生、修錬生を経てようやく支援員になってみると、

 

それまで以上に、水氣道を続けるうえで、よりしっかりした心構えが必要になってきました。

 

考え工夫し配慮しながらの運動は、慣れるまでとても精神的に大変でした。

 

逃げ出したくなるくらいプレッシャーを感じていたこともありました。

 

それが最近になって、やっとのことですが、こうした習慣が身についてきたことによって、自分の人間としての成長のために、水氣道がとても良い刺激になっていると思えるようになってきました。

 

 

水氣道の稽古を続けていくと、皆さんもいずれ昇級したり、あるいは有段者になったりすることになると思います。

 

その場合は、一人で抱え込まず、余り重く受け止め過ぎず、自分の成長の証であり、さらなる成長のチャンスが訪れた、と受け止めてみてはいかがでしょうか。

 

すると、水氣道がますます楽しくなり、ますます皆さんを楽しませて差し上げられるようになれるような気がします。

 

それに気づいてみると、この第三の配慮も、第二の配慮と同様に、やはり、第一の配慮に行き着くことがわかってきます。

 

そうなってくると<皆が楽しく続けるためにどうすれば良いか>という配慮は、私が専門とする遊戯航法の立場であると同時に、水氣道の心構えの原則に直結しています。

 

 

水氣道を皆と一緒に楽しく続けていくと、ことさらに意識しようとしなくとも、そのことが習い性になってくる、つまり身についてくる、さらには自分の、自分たちの心身と一体になって、自分たちを成長させてくれていることが感じられてきます。

 

 

水氣道®遊戯航法直伝 

 

水氣道正支援員・大初段下 大塚健輔