今回より、聖楽院週例コンサート 》往く週《 & 《 来る週 》を、
聖楽院の 》往く週《 & 《 来る週 》に改めることにしました。
聖楽院の 》往く週《
①11月22日:第34回聖楽院週例コンサート(60分プログラム)
担当ピアニスト:吉田奈津子(第4週先任ピアニスト)
<プログラム解説>
オープニング(今月のアヴェマリア)シューベルト
⇒ 演奏当日、この曲の1番をソプラノ2番をフルート、3番をテノール・ソプラノの二重唱で歌う、という新たな趣向を凝らしました。
オープニングで、出演者全員が演奏に参加するという試みは、これからも続けていきたいところです。
第Ⅰ部 小倉百人一首シリーズ
フルート/ コンコーネ50番から、 No.9、No.14
バリトン/ トスティ50番から、No39.参議等、No40.伊勢大輔
⇒ プログラム順を替えて、フルートの演奏を先行しましたが、効果的でした。
翌日の第1回聖楽院レッスン生内部発表会の指導者コンサートでも、同じ曲を演奏して好評を博しました。
第Ⅱ部 ピアノ演奏:J.S.バッハ/「半音階的幻想曲とフーガ」より 幻想曲 ニ短調 BWV 903
⇒プログラム全体の構成を知る先任ピアニストならではの選曲です。
⇒翌日の第1回聖楽院レッスン生内部発表会の指導者コンサートでは、一般聴衆のみならず、指導者間でも高い評価でした。
第Ⅲ部 カウンターテナーで歌うヘンデル
歌劇『リナルド』より、リナルドのレチタティーヴォとアリア<私を泣かせてください>
歌劇『セルセ』より、セルセのレチタティーヴォとアリア<かつて木陰は>
⇒ 私のカウンターテナーでの演奏は、単に高音発声が可能だから試みるのではありません。
カウンターテナーならではの音色による微妙な芸術的表現への探求であることが少しずつ受け入れられてきていることを光栄に感じています。
第Ⅳ部 フルート演奏: エラート / アパッショナータ(無伴奏)
フォーレ / シチリアーノ,サン=サーンス / 白鳥
⇒ 無伴奏であることによって、純粋なフルートの音色をお楽しみいただけます。
視覚的なイメージをももたらされるような、とても魅力的な演奏でした。
第Ⅴ部 ソプラノ若月櫻子 ミニ・リサイタル
J.シュトラウスⅡ作曲 喜歌劇「こうもり」第2幕から、アデーレのアリア
G.プッチーニ作曲 歌劇「ボエーム」第2幕から、ムゼッタのワルツ
⇒ アデーレのアリアはドイツ語オペレッタですが、日本語で演じてくれたのがとてもヴィヴィッドで、大いに盛り上がりました。
②第1回聖楽院レッスン生内部発表会
発表会は、はじめての試み。熱心なレッスン生の要望に応える形で、どんどん具体的になりプランも完成。
しかし、どんな結果になるか、とても気になっておりました。
当日、朝からの雨脚が強く、欠席者が出ることを心配していました。
ところが、幸いにも、開演の午後1時にはすっかり雨が上がり、全員が時間前に到着、という素晴らしい幕開けとなりました。
進行も順調で、円滑で、まとまりのある充実したプログラム内容であってとのご感想をいただきました。
今年の4月発足の聖楽院のレッスン生は、すでに30人近くに達しています。
この人数の凄さは、20年近く続けてきた水氣道の実動会員約70名と比較しても明らかな勢いを感じます。
もっとも今回参加したレッスン生は10名(男性4名、女性6名)のうち9名が水氣道会員で占められている、ということは特筆すべきだと思います。
水氣道は、競技選手の様な心身ではなくて生きた楽器の様な心身を創ります。
水氣道をはじめていなかったら、私は音楽を始めていなかったことでしょう。
それは、私に限ったことではなく、水氣道会員である聖楽院レッスン生においても同様の成果が得られることが徐々に明らかになっていくことでしょう。
発足間もないために、現在のレッスン生は入門級、初級Ⅰおよび初級Ⅱの皆さんばかりです。
しかし、そう遠からぬうちに中級以上に進み、発表会ばかりでなく、アマチュアコンクールにもチャレンジするレッスン生も現れるのではないかと期待しているところです。
10名のレッスン生の一人一人に4名の音楽家(声楽家、管楽器奏者各2名)による詳細な短評を差し上げました。
聖楽院協力アーティストである4名の審査員は、皆、熱心で懇切丁寧なアドヴァイスに感銘を受けたというレッスン生の声が、すでに届いています。
半年後(日時未定)に第2回聖楽院レッスン生内部コンサートを開催する予定です。
次回は、声楽レッスン生に加えてピアノレッスン生も参加する予定です。
さらなる精進を、楽しく充実した環境の中で継続していきたいものです。
ご参加の皆様、ご来場の皆様、心より感謝申し上げます!
聖楽院の《 来る週 》
11月29日:第35回聖楽院週例コンサート(60分プログラム)
担当ピアニスト:黒木 洋平(第5週先任ピアニスト)
<プログラム解説>
とにかく、ロシアン・メソッドで弾く、黒木 洋平氏のピアノは圧巻です。
彼のピアノのためだけにご来場されても損はないと思います。
ピアノ演奏は<休憩>をはさんで、前半と後半に分けてプログラムをくみました。
私(飯嶋)は、ドイツリートのチクルスを2つ、
シューベルトの<美しき水車小屋の娘>、シューマンの<詩人の恋>
前者は全20曲、後者は全16曲ですが、それぞれ抜粋で歌います。
いずれ、黒木氏の伴奏により、全曲を通して歌うリサイタルを企画できるように励みたいと考えております。
ご支援の程、宜しく御願いいたします。
オープニング:今月の聖歌(アヴェ・マリア)シューベルト
第Ⅰ部 小倉百人一首で歌うシリーズTosti 50 SOLFFEGGI
No41.相模<恨み侘び 干さぬ袖だに あるものを>
No42.権中納言匡房<高砂の 尾上の桜 咲きにけり>
第Ⅱ部 ピアノ演奏Ⅰ
バッハ / アリア、シューマン / アラベスク,ショパン/ ワルツ作品64-1,2
第Ⅲ部 シューベルト<美しき水車小屋の娘>から第1曲、5曲
<休憩>
第Ⅳ部 シューマン<詩人の恋>から第1曲、7曲、11曲、12曲
第Ⅴ部 ピアノ演奏Ⅱ
ラフマニノフ / 前奏曲より作品23-4、作品32-12
スクリャービン / 練習曲作品2−1、詩曲作品32-1
<今後の演奏会の予定>
12月3日(日)Le Salon de Clavier コンサート(午後の音楽会事務局主催)
フルーティストとして西巻有希子(聖楽院協力フルーティスト)が出演します。
13:30 開場 14:00 開演 JR 田端駅北口より徒歩7分
入場料 ¥2,000 (全席自由)
ご予約・お問い合わせ
yukiko.nishimaki.flute@gmail.com (西巻)
12月9日(土)
2flute & piano TRIO CONCERT~コーヒーと愉しむ名曲アルバム~
聖楽院協力アーティスト、フルート八木華沙璃さんの自主公演です。
19:00 START 18:30 OPEN
名曲喫茶カデンツァ 文京区本郷7-2-2 本郷ビル地下1階
(本郷三丁目駅から徒歩3分) ¥2,500 1ドリンク付
コーヒーの他、各種ドリンクございます
出演:佐藤藍 (フルート)、原田翔 (ピアノ)、八木華沙璃 (フルート)
<プログラム>
ケーラー/花のワルツ、ドビュッシー/月の光 他
ご予約・お問い合わせ
Info@flukalu.com 03-5844-6807(カデンツァ)
12月24日(土)音楽之友社ホール(神楽坂)
17:50ベルタガラ・クリスマスコンサート
<及川音楽事務所主催>にテノール飯嶋正広が出演します。ピアノ伴奏:向阪由美子
私の本番の演奏時間は19:05-19:20の予定です。
クリスマス・イヴの夜に皆様の御健康と世界の平和を願って、
ラテン語、イタリア語、スペイン語、フランス語、ドイツ語 そして 母国語で歌います。
演奏曲目:
C.フランク作曲 / 天使の糧(Panis Angelicus)
T.ジョルダーニ作曲 / 愛しい女よ(Caro mio ben)
F.オブラドス作曲 / 最も細い髪の毛(Del cabello más sutil)
G.フォーレ作曲 / リディア(Lydia)
F.シューベルト作曲 / 音楽に奇す(An die Musik)
平井康三郎作曲 / 平城山
チケット¥3,000(全席自由)
2018年1月28日(日)タカギクラヴィア松濤サロンコンサート(及川音楽事務所主催)
に出演予定、演奏曲目、ピアノ伴奏者未定
2018年2月25日(日) タカギクラヴィア松濤サロンコンサート(及川音楽事務所主催)
に出演予定、演奏曲目、ピアノ伴奏者未定