聖楽院週例コンサート 》往く週《 & 《 来る週 》10月8日

》往く週《 10月4日:第27回聖楽院週例コンサート(60分プログラム)

  

担当ピアニスト 鈴木美穂(聖楽院特任ピアニスト)

 

 

この10月で、水曜夜の音海でのコンサートは第3周年を迎えます。

 

この間、コンサートは予定通り、中断することなく継続することができました。

 

これも、聴衆のお客様、音海店主の片野様、鈴木美穂女史をはじめ多数の協力アーティスト各位の貢献があったからこその実績であることを改めて感じております。

 

皆様、ありがとうございます。

 

 

そこで、今月から、コンサートのサブタイトルを変更することにしました。

 

従来:クラシック音楽“希望”と“癒し”の夕べ

 

今後:クラシック音楽“友愛”と“癒し”の夕べ

 

それから、聖楽院の趣旨と名称に立ち返り、月ごとにテーマとなる聖歌を決め、

 

その月の間、コンサートのオープニングはアヴェ・マリアをはじめとする聖歌を演奏することにしました。

 

 

演奏は各回とも声楽、ピアノその他の楽器のいずれかで行ないます。

 

今回は、主宰である飯嶋がカッチーニのアヴェマリアを歌ってオープニングとしました。

 

皆様に感謝をこめてドナウディの歌曲をお届けいたしました。

 

 

聖楽院コンサートを祈りの聖歌であるアヴェマリアで始めてみると、いつもとは違ったお恵みが与えられるような気がしました。

 

第一に歌っている本人が勇気づけられること、伴奏ピアニストが、いつもより寄り添った演奏をしてくれること、お客様の眼差しが柔らかく敬虔な面持ちで暖かく見守ってくださること、

 

それから、会場全体の雰囲気が一つにまとまり調和の世界が創造されること、そして演奏後の惜しみない拍手、お客様にも恵まれ、とても充実したコンサートになりました。

 

 

鈴木さんのピアノ演奏は、季節感漂う<月>をモチーフとするドビュッシーとスカルラッティの珠玉の名曲でした。

 

プログラム全体の統一感を維持しつつも、ピアノ演奏を、私の演奏の合間に、分散させて、流れにメリハリをつけるなど、臨機応変の提案をして、ライブ演奏の醍醐味をお客様に提供することができました。

 

 

 

来る週10月11日:第28回聖楽院週例コンサート(60分プログラム)

  

担当ピアニスト 黒木洋平(第2週先任ピアニスト)

 

 

黒木洋平さんは、次年度から第2週先任ピアニストとしてのご協力をお願いしている新進気鋭のアーティストです。

 

今回は、シューマンの『詩人の恋』を歌いますが、もちろん、黒木氏の充実したピアノ演奏をお楽しみいただけることでしょう。

 

ご来場をお待ちいたしております。

 

 

以下は、近々、聖楽院のホームページに掲載準備中のプロフィールです。

 

 

プロフィール 黒木洋平(クロギ ヨウヘイ) 1989年生まれ。

 

宮崎県出身。5歳よりピアノを始める。

 

東京音楽大学ピアノ演奏家コース卒業。

 

2013年よりドイツ・フライブルグ音楽大学修士課程においてアンドレアス・インマー氏のもと研鑽を積む。

 

2015年同科の全ての卒業試験を最高点で終え、首席で卒業。その後、同大学のAdvanced Studies科に在籍。

 

2017年同科の卒業試験においても最優秀の成績を収め首席で卒業。

 

第28回全九州高等学校音楽コンクールピアノ部門グランプリ。 第59回全日本学生音楽コンクール福岡大会第2位。 第6回東京芸術センター記念ピアノコンクール入賞。 第6回ロードス(ギリシャ)国際ピアノコンクール・ディプロマ。 第7回ロザリオ・マルキアノ国際ピアノコンクール(ウィーン)第3位。併せてウィーン古典楽派作品最優秀演奏賞ならびにアダム・ブランデンブルグ作品最優秀演奏賞を受賞。 その他国内外で多数の優勝入賞を果たす。

 

これまでに根岸佐知、原田吉雄、阪本幹子、矢野裕子、寿明義和、弘中幸子、東誠三の各氏に師事。

 

また、ヴァレリア・セルヴァンスキー、ナジ・ペーテル、バラージュ・ソコライ、エディット・フィッシャーの各氏にも指導を受ける。

 

室内楽をリーグリット・イシャイ、シルヴィー・アルテンベルガーの各氏に学ぶ。

 

 

〜作曲家と時空を超えて繋がれる響き〜

 

アルゲリッチ・プレトニョフ・ソコロフ・ババヤン、留学中に行った彼らの演奏会で、生まれて初めて「美しい響き」を聴いた。

 

日本では聴いたことがない響きであり、日本では求められない響きだった。

 

どこまでも柔らかく、色彩に溢れ、聴くものの心を震わせる。私が心から求めている響きがそこにあった。

 

現在、彼らが使っているピアニズム「ロシアンメソッド」を研究しながら、後進の指導に力を注いでいる。

 

 

 

なお今後の予定ですが、

 

10月25日(水)第30回聖楽院週例コンサート

 

(音海水曜コンサート発足、通算100回目特別記念プログラム)

 

に特別出演のイタリア人アコーディオン奏者Ezio Ghibaudo氏のプログラムが決定しましたので公開いたします。

 

聖楽院協力アーティストであるフルート西巻有希子とのアンサンブルもお楽しみいただけます。

 

このコンサートは、チケット制です。

 

チケットは、「Music Bar 音海」の店主、片野匡博までお問い合わせくださいますように。

 

 

11月23日(勤労感謝の日)に開催予定の

 

第1回聖楽院レッスン生内部発表会のプログラムはほぼ完成しました。

 

第一部の発表会は無料、第二部の指導者コンサート(ソプラノ小松奈津子、テノール藤原拓海、フルート八木華沙璃)は、

 

ワンドリンク・ワンフード付きで2000円でご来場いただくことができます。

 

人数限定のチケット制になっておりますので、

 

高円寺南診療所(電話:03‐3318‐1822)野口将成までお問い合わせをお願いいたします。 

 

 

参加レッスン生は延べ11名(男性4名、女性7名)です。

 

指導はソプラノ小松奈津子、テノール藤原拓実、ピアノ伴奏は吉田奈津子です。

 

この発表会で優秀な成績を収めたレッスン生は年明け以降の聖楽院プレ・コンサートに出演する資格が授与されます。

 

皆様の御支援を心よりお願い申し上げます。