》往く週《 9月27日:第26回聖楽院週例コンサート(90分特別プログラム)
担当ピアニスト 吉田奈津子(聖楽院ピアノ伴奏科主幹)
今回は、担当ピアニストの吉田奈津子女史の感想通り、ソプラノ若月櫻子、テノール藤原拓実をはじめ、サックス冨士田紗季など共演者の助けもあり、盛り上がりのあるとてもよいコンサートになりました。
ソプラノ若月さんは今年、いくつかの大きな個人リサイタルを経験されてますます豊かな表現力が発揮され、彼女本来のお人柄が自然に演奏に現れてきているのを多くの聴衆は楽しんでいました。
今回印象的なエピソードとしては、テノールの藤原さんは、これまで以上に充実したプログラムを準備してこられ、かつ余裕をもってアリア2曲の演奏も立派にこなされたことです。いくらでも輝きを増し加えることができそうなスケールの大きさを感じた次第です。
ソプラノとテノールの二重唱も人気のプログラムであり、来年以降も、これをさらに発展させ、
皆様に楽しんでいただけるように企画したいと考えております。
9月30日(土)に、聖楽院の第一フルーティストの西巻有希子さんのオータムコンサートが開催されました。
場所は文京区本郷7丁目、東大の竜岡門(東大病院入口)近くの名曲喫茶カデンツァでした。
私がこの会場を知ったのは去年でした。東大には大学院を修了するまで、文京区在住の頃から長い間通っていたのですが、まさに灯台下暗し(東大元暮らし)。
最近までその存在にまったく気づかないで過ごしてきたのも不思議です。
ピアノとフルートのみのコンサートでしたが、ドビュッシーやピアソラなど秋のフルートのコンサートは、とても甘美でした。今後は、皆様に早目にご紹介できるよう工夫したいと考えております。
西巻さんのプロフィールに「聖楽院協力アーティスト」と記載されていることに気づいた複数の聖楽院レッスン生が興味を持ったようです。
コンサート本番でのご案内で、西巻さんが今月の10月25日の第30回聖楽院コンサートにてミラノから来日するアコーディオンの名手エツィオ・ギバウドとのアンサンブルについての紹介のみならず、
聖楽院や主宰である私の紹介していただき、とても恐縮に感じるとともに、彼女の聖楽院に対するお志に深く胸を打たれた次第です。
今後も、聖楽院の第一フルーティストとしてご活躍していただけることを楽しみにしております。
《 来る週 》10月4日:第27回聖楽院週例コンサート(60分プログラム)
担当ピアニスト 鈴木美穂(聖楽院特任ピアニスト)
この10月で、水曜夜の音海でのコンサートは第3周年を迎えます。
この間、コンサートは予定通り、中断することなく継続することができました。
これも、聴衆のお客様、音海店主の片野様、鈴木美穂女史をはじめ多数の協力アーティスト各位の貢献があったからこその実績であることを改めて感じております。
皆様、ありがとうございます。
そこで、今月から、コンサートのサブタイトルを変更することにしました。
従来:クラシック音楽“希望”と“癒し”の夕べ
今後:クラシック音楽“友愛”と“癒し”の夕べ
それから、聖楽院の趣旨と名称に立ち返り、月ごとにテーマとなる聖歌を決め、その月の間、
コンサートのオープニングはアヴェ・マリアをはじめとする聖歌を演奏することにしました。
演奏は各回とも声楽、ピアノその他の楽器のいずれかでおこないます。
今回は、地味ながら聖楽院主宰としてのテノール飯嶋正広が、皆様に感謝をこめてドナウディの歌曲をお届けいたします。
鈴木さんのピアノ演奏は、季節感漂うドビュッシーとスカルラッティの珠玉の名曲です。
また、冨士田紗季さんは、はじめての第一水曜日出演に相応しいサックスという楽器の持ち味を十二分に生かした演奏に期待が集まっています。
なお今後の予定ですが、
10月25日(水)の第30回聖楽院週例コンサート
(音海水曜コンサート発足、通算100回目特別記念プログラム)に特別出演のイタリア人アコーディオン奏者Ezio Ghibaudo氏のプログラムが決定しましたので公開いたします。
聖楽院協力アーティストであるフルート西巻有希子とのアンサンブルもお楽しみいただけます。
11月23日(勤労感謝の日)に開催予定の第1回聖楽院レッスン生内部発表会のプログラムはほぼ完成しました。
見学をご希望の方は、ワンドリンク・ワンフード付きで2000円でご来場いただくことができます。
参加レッスン生は延べ11名(男性4名、女性7名)です。
指導はソプラノ小松奈津子、テノール藤原拓実、ピアノ伴奏は吉田奈津子です。
指導者による模範歌唱プログラム付です。
なお、聖楽院の新人フルート奏者八木華沙璃による特別演奏も決定しました。
この発表会で優秀な成績を収めたレッスン生は年明け以降の聖楽院プレ・コンサートに出演する資格が授与されます。
皆様の御支援を心よりお願い申し上げます。
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