聖楽院週例コンサート 》往く週《 & 《 来る週 》9月17日(日)

》往く週《 9月13日:第24回聖楽院週例コンサート(90分特別プログラム)

 

担当ピアニスト 鈴木美穂(聖楽院協力ピアニスト)

 

<鈴木美穂は第一週の担当ですが、今月は変則的に第二週を担当します。>

 

 

鈴木美穂は、音海水曜コンサートの立ち上げの功労者であり、今年の10月で早くも3年目を迎えます。

 

今回はブラームスのピアノ曲にチャレンジしました。作曲家である夫君と共にブラームスに傾倒しているとのことです。

 

 

フルート富永綾香の演奏をすぐ隣で聴いていました。

 

すると、彼女の息さばき、ブレス処理の丁寧さ、純正さ、秘められた熱情などをダイレクトに感じ取ることができました。

 

演奏曲はビゼーの「アルルの女」より<メヌエット>、シュテックメストの「歌の翼」による幻想曲の2曲のみでしたが、その2曲には彼女の若々しい芸術性がしっかりと注ぎこまれて充実した音楽を形成していました。

 

彼女は、今年の7月初旬に東京オペラシティ、リサイタルホールにて各音楽大学より推薦された若手フルーティストとして見事デビュー・リサイタルを果たしました。

 

今後は、聖楽院においてもフルートを中心とした豪華なプログラムを検討したいと考えているところです。

 

 

特記事項としては、第3週先任の佐々木理之氏の他、作曲家でベーシストである澤田譲治氏が聴衆として応援に駆けつけてくれたことです。

 

また、印象深い対話として、「音楽は薬である」という話題の中での、澤田氏の「いや、音楽は毒にもなりうる」との言葉です。

 

芸術音楽の本質である天と地と人を繋ぐ精神性の基軸を見失ってしまうと、その音楽は品格が損なわれ、芸術の本質が崩壊してしまうことは確かであると思います。

 

聖楽院は、今後も芸術性、精神性そして品格を大切に育んでいけるように協力アーティストが一致入して精進して参りたいと思います。

 

 

 

 

来る週9月20日:第25回聖楽院週例コンサート(90分特別プログラム)

  

 

担当ピアニスト 佐々木理之(聖楽院ピアノ演奏科主幹)

 

 

聖楽院の90分プログラムは、今年いっぱいで終結します。

 

来年からは、従来の90分プログラムは75分プログラムに短縮し、終演は8:15pmとなります。

 

その代り、内容の密度はさらに濃いものとし、

 

しかもMusic Chargeは¥1,500から¥1,200に減額して、

 

聖楽院を支援してくださっている観客の皆様の御恩顧に応えたいと考えています。

 

 

今回は、定番のピアノ演奏、サックス演奏に加えて、クラリネットの演奏をお楽しみいただくことができます。

 

また、平成29年度第3回試演会もプログラムに盛り込まれ、フルート演奏をご提供いたします。

 

今回の試演会は、これまで以上に聖楽院らしい内容となることをお約束します。

 

それは試演会参加者の課題曲としてコンコーネ50番、トスティ50番を指定したことによるものです。

 

詳しくは第25回聖楽院週例コンサートをご参照くださいますように。多くの皆様の御来場をお待ちいたしております。

 

 

なお今後の予定ですが、

 

 

10月25日(水)第30回聖楽院週例コンサート

 

(音海水曜コンサート発足、通算100回目特別記念プログラム)

 

に特別出演のイタリア人アコーディオン奏者Ezio Ghibaudo氏のプログラムが決定しました。

 

聖楽院協力アーティストであるフルート西巻有希子とのアンサンブルもお楽しみいただけます。 

 

 

11月23日(勤労感謝の日)に開催予定の第1回聖楽院レッスン生内部発表会

 

のプログラムの骨格も出来上がりつつあります。

 

参加レッスン生は延べ11名(男性4名、女性7名)です。

 

指導はソプラノ小松奈津子、テノール藤原拓実、ピアノ伴奏は吉田奈津子です。

 

指導者による模範歌唱プログラム付で、フルート奏者による特別演奏も予定しています 。