聖楽院週例コンサート 》往く週《 & 《 来る週 》9月10日(日)

》往く週《 9月6日:第23回聖楽院週例コンサート(90分特別プログラム)

 

担当ピアニスト 荻原由実(聖楽院協力ピアニスト)

 

ピアニスト荻原由実は、各週の先任ピアニストと共に、しばしば、聖楽院週例コンサートに貢献しています。

 

今週は、秋めきつつある夜に相応しいノクターンの2曲の他に、アンコール曲として、献呈(Widmung)を披露しました。

 

この曲はロベルト・シューマン作曲による歌曲でフランツ・リストがピアノ独奏用に編曲したものです。

 

歌詞を持つことのできる数少ないピアノ曲のひとつです。

 

お客様の中には奈良市から出張で上京されてお立ち寄りの方もいらして、とても満足してくださいました。

 

また、プログラムの後半にお見えになり、ピアニスト荻原由実のソロ演奏を聞き逃されたお客様は、

 

彼女の声楽伴奏を聴き、是非、次回はピアノソロを聴きたいという御感想を寄越されました。

 

 

声楽が中心のプログラムでしたが、ソプラノ小松奈津子は、

 

色彩豊かで安定し、しかものびやかで柔らかな美声を披露してくれました。

 

若干20歳のテノール藤原拓実は、若さゆえのエネルギーをトスティの歌曲においても余すところなく表現してくれました。

 

 

そして、最後は英国人ソプラノ、サラ・ブライトマン、イタリア人テノール、アンドレア・ボチェリのアンサンブル曲として世界的に有名なタイム・トゥー・セイ・グッドバイ、

 

これを小松奈津子、藤原拓実のコンビではじめて演奏しました。

 

この曲はソプラノ・テノールの二重唱の定番の一つとして、

 

今後も更に磨きをかけていきたいと考えております。ありがとうございました。

 

 

〇おしらせ:現在、東京藝術大学大学院の古楽科にて研鑽中のソプラノ小松奈津子

 

9月24日(日)青山学院大学のチャペルで開催される

 

バロック・アンサンブル<アジア・コレギウム・ムジクム>に出演します。

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

来る週9月13日:第24回聖楽院週例コンサート(90分特別プログラム)

 

担当ピアニスト 鈴木美穂(聖楽院協力ピアニスト)

 

<鈴木美穂は第一週の担当ですが、今月は変則的に第二週を担当します。>

 

鈴木美穂は、音海水曜コンサートの立ち上げの功労者であり、今年の10月で早くも3年目を迎えます。

 

今回はブラームスのピアノ曲をご披露いたします。どうぞご期待くださいますように。

 

なお聖楽院の協力アーティストは、<聖楽>の奥義を究めたいというタイプの真摯な演奏家が多く、

 

彼女もチェンバロを購入し、古楽の稽古に勤しんでいます。

 

今後の聖楽院の演奏家として期待すべきジャンルで活躍中です。

 

 

この回の目玉の一つは、フルート富永綾香のプログラムです。

 

ビゼーの「アルルの女」より<メヌエット>他をお楽しみください。

 

彼女は、今年の7月初旬に東京オペラシティ、リサイタルホールにて

 

各音楽大学より推薦された若手フルーティストとして見事デビュー・リサイタルを果たしました。

 

今後は、聖楽院においてもフルートを中心とした豪華なプログラムを検討したいと考えているところです。

 

第24回聖楽院週例コンサート、どうぞお聴き逃しないように。

 

 

なお今後の予定ですが、

 

 

10月25日(水)第30回聖楽院週例コンサート(音海水曜コンサート発足、通算100回目特別記念プログラム)

 

特別出演のイタリア人アコーディオン奏者Ezio Ghibaudo氏のプログラムが決定しました。

 

聖楽院協力アーティストであるフルート西巻有希子とのアンサンブルもお楽しみいただけます。

 

 

11月23日(勤労感謝の日)に開催予定の第1回聖楽院レッスン生内部発表会のプログラムの骨格も出来上がりつつあります。

 

参加レッスン生は延べ11名(男性4名、女性7名)です。

 

指導はソプラノ小松奈津子、テノール藤原拓実、ピアノ伴奏は吉田奈津子です。

 

指導者による模範歌唱プログラム付で、フルート奏者による特別演奏も予定しています。