今回は、3名の水氣道会員の声をご紹介いたします。
ケース番号1:M.Uさん40代女性
緊張しやすい方は、一般的に身体だけでなく精神的にもその影響が及びます。
緊張が身体と精神の両方に及ぶと表情や動作・行動にも硬さやぎこちなさが生じます。
すると対人関係において少なからず苦手意識が生まれやすくなります。
そうなると悪循環が生じて、自信を喪失し、引きこもりがちになります。
彼女は、水氣道をはじめてから、実際に、表情が明るく柔和になりました。
仕事にも、プライベートにも、意欲的に取り組んでイキイキとしています。
ケース番号2:T.Cさん50代女性
正しい姿勢を獲得することは一生の財産です。
外見的な姿勢というのは内面的な姿勢の顕れです。
生きる姿勢が美しい人は、外見にも表れてくるものです。
ただし、残念なことに自分の姿勢が良いかどうかに気づくことは意外に難しいものです。
TCさんの素晴らしい点は、御自分の姿勢の悪さを自覚していたこと、
そのうえ、具体的にどのような姿勢のくせがあるのかまで、きちんと把握していたことです。
しかし、そんなTCさんでも気づけていないことがあったようです。
それは無意識で行っている「力み」です。
陸上の運動ではなかなか気づけないことであっても、水中では気づきやすい環境になります。
水氣道で気づいたこと、学んだことは、水中だけではなく、
陸上の運動や日常生活にも役立つということを、多くの会員が報告してくれている通りです。
彼女は、誰に教えられることなく、水氣道に継続して参加して稽古を重ねるうちに、大切な技術を体得することができました。
しかし、それは、彼女だけの賜物ではありません。なぜならば、水氣道は、自己整体術そのものだからなのです。
ケース番号3:T.Mさん70代?男性
この方の存在なくして、今日の水氣道は無かったと言っても過言ではありません。
彼は運動が大嫌いで、食べ物の好き嫌いが激しく栄養も極端に偏っていいました。
その結果、初診時の彼は、率直に申し上げれば、様々な病気の総合卸商社でヨレヨレで、余命いくばくもない、という風情でした。
そして、高度に専門分化した総合病院から逃げるように高円寺南診療所に来られた方なのでした。
彼は、気管支喘息、心筋梗塞、脳卒中、糖尿病、腎不全、骨粗しょう症、神経痛による歩行障害など、
ありとあらゆる生命と生活の危機を水氣道と共に乗り越えてきた英雄です。それにもかかわらず、彼はユーモアに満ちています。
茶目っ気に満ちていて、ときどきボケたふりをされるので、ヒヤリとさせられます。
水氣道は、もちろん他の競技やスポーツと同様に身体面・精神面で参加者各人の優れたところを見出して、さらにそれを育むことをします。
しかし、水氣道にはもっと大切な視点があります。
それは、むしろ各人が自らの身体面・精神面・社会面でネックになっている弱点にきちんと目を向けることを促すことです。
それは、ときには不愉快で辛いことであるかもしれません。
しかし、弱点や欠点を補強・修正することは全人的な健康の増進や充実感・自己実現のための効率的な方法です。
水氣道の目指すのは、単なる“自己実現”ではありません。
団体で組織的な共同体での活動であることの意味は、“自己超越”にこそあると考えているからなのです。
以上三人の皆様の御報告は、お役に立ったでしょうか。
今、これをお読みの貴方も、私たちの水氣道の仲間になってみませんか。
そして、素晴らしい気づきを共有財産とし、
善意の拡大再生産を図り、共に自己実現を図り、さらには自己超越を目指してみませんか。
ご投稿をお待ちいたしております。