聖楽院週例コンサート 》往く週《 & 《 来る週 》【佐々木のつぶやき vol.9】

皆さんこんにちは。聖楽院コンサート第三週先任ピアニストの佐々木理之です。

 
7月19日に第12回聖楽院週例コンサートを終えました。
 
ご来場くださいました皆様ありがとうございました。
 
 
先月と同様に今回も90分プログラムとして、
 
主催の飯嶋さん、サックスの冨士田紗季さんの定期メンバーの他、
 
フルートの西巻有希子さんを迎えての演奏会になりました。
 

今回も多種多彩の曲を揃えて、
 
それぞれの持ち味を存分に出した楽しいものになりました。

 
 
第3週目はフランス語の歌の週ですが、
 
今回は平井康三郎の「平城山」、「九十九里浜」
 
僕のリクエストで飯嶋さんに歌っていただきました。
 
 
日本歌曲は最近興味があり、動画サイトを通じて聴くことが多くなりました。
 
同時に中原中也の詩にも惹かれてしまいました。
 
 
中学か高校の時に「ゆあーん、ゆよーん、ゆやゆよん」
 
というフレーズを耳にしたことがありますか?
 
それこそが中原中也の代表作「サーカス」という詩なのです。
 
彼の詩は本当に独創的で面白いです。
 
暗くてエグいものも多くあるのですが、
 
不思議と魅力的で結構ハマってしまうんですね。
 
 
彼の代表作、「サーカス」と「汚れっちまった悲しみに」
 
清水脩、石渡日出夫の作曲で素敵な歌曲として残されています。
 
この2つは飯嶋さんの声質にピッタリなので、
 
今後歌っていただこうと思っています。みなさんお楽しみに!
 

とういうことで、今回の一言、「昼夜を問わず中也を読む」です。