水氣道へのご招待 第14回 【基本航法その1】

基本航法(五航法)について3回に分けて掲載します。

 

 

基本航法の実施要領(その1)

 

 

まず、基本航法に入る前に準備訓練をしっかり行ってください。

 

準備訓練とは、準備航法(親水三航法)と準備体操(イキイキ体操)です。

 

両方を行うのが望ましいですが、少なくとも準備体操(イキイキ体操)は

 

なるべくしっかりと行ってください。

 

 

水氣道の基本航法は、準備航法や準備体操の導入以前に確立した航法です。

 

基本航法は第一航法から第五航法まで、5つの航法から成り立っています。

 

そのため、基本五航法と呼びならわされています。

 

基本航法の5つの航法は、それぞれ固有の名称が付されています。

 

 

基本航法の最初は第一航法です。これを、素歩き(すあるき)と呼んでいます。

 

水氣道の根本の形(かた)の一つです。

 

第一航法の特徴は、膝関節の伸展・屈曲を左右交互に繰り返しながら、進んでいくところにあります。

 

全体的には重力と浮力とのバランス、局所的には関節に注目します。

 

 

一連の動作は滑らかでリラックスした流れの中で繰り返されます。

 

東洋医学的には虚(きょ)といいます。

 

 

 

水氣道の根本の形がもう一つあります。

 

それは、第二航法の棒歩き(ぼうあるき)です。

 

 

第二航法の特徴は、膝関節を伸ばしたまま、

 

股関節の伸展・屈曲を左右交互に繰り返しながら、進んでいくところにあります。

 

全体的にはやはり、重力と浮力とのバランス、局所的には関節に注目します。

 

一連の動作は緊張と弛緩のリズミカルなメリハリのなかで繰り返されます。

 

東洋医学的には実(じつ)といいます。