診察室より 第8回

ドイツ心身医学会2017(報告)その2

 

 

昨年のドイツ心身医学会2016は、3月16~18日にポツダム大学で行われました。

 

今年のドイツ心身医学会2017は、3月23~25日にベルリン自由大学でした。

 

来年もベルリンで開催され、3月21~23日に決まり、3回目の参加を予定しています。

 

 

日本心療内科学会とドイツ心身医学会は2011年に姉妹関係を締結して以来、

 

毎年、相互の往来があるため、年に2回の国際交流が続き、

 

徐々にその内容が深くなってきていることは頼もしい限りです。

 

 

この臨床領域でも、英語が基幹言語ですが、英語に変換されていない、

 

あるいは変換しづらいドイツ語ならでは活かされている研究業績も少なからずあることに気づきました。

 

 

より良い医療を求めて、日本語や英語だけでは気づけない、

 

さまざまな発想や考え方が、日本の医療の発展と充実のためには必要だと感じました。

 

 

来年も、引き続きドイツ語での発表を継続し、日独学術会議の交流にとどまらず、

 

共通テーマを見出して、共同研究開始の準備をしたいと考えています。

 

 

そして、ドイツとの連携を基に、ヨーロッパ心身医学会会議(EAPM)への参加を検討しています。

 

今年は、スペインのバルセロナで開催されますが、準備不足のため見送ります。

 

 

2018年はイタリアのヴェローナ、

 

2019年はオランダのアムステルダムが開催地として決定しているので、

 

徐々に準備を進めていきたいと思います。