欧州からの速報1(ウィーンの週末1)

飛行機の中では、ウィーンで予定している声楽のレッスン曲を聴きながら、

 

最新の内科学書を読みふけっておりました。

 

エコノミークラスの座席のメリットの一つは、集中力の強化です。

 

中継地のパリ・シャルル・ドゴール空港に到着するまでに、3分の1読むことができました。

 

学会の準備のためにはパソコンを立ち上げなければならないので、それはやめておいて正解でした。

 

 

現地(ウィーン)に到着直後から、毎日フルに活動しています。

 

今回の旅行の主目的は、

①医学(一般内科・心療内科、ベルリン自由大学、ベルリン森鴎外博物館研究所、ウィーン大学、ウィーン・フランクル研究所)、

 

②語学(研修:ドイツ語・イタリア語・英語)、

 

③音楽(声楽)です。

 

 

私の宿泊しているホテルは地下鉄U4のPilgramgasseという駅前で便利が良いです。

 

ただ、日本人は良いホテルの嗅覚が良いのか、日本の旅行社のセンスが良いのか、

 

朝6時の朝食時には、ほとんどが日本人、しかも関西弁の年配のご婦人集団です。

 

他に中国語を話す人たちで、国内旅行をしている錯覚に襲われます。

 

 

もっとも、これは時差の影響かもしれません。

 

日本とウィーンの時差は8時間。ウィーンの朝6時は、日本時間では午後2時。

 

ただでさえ、朝の早い年配のご婦人には、ウィーンの夜は永く、朝が待ち遠しいそうです。

 

 

時差といえば、私自身、昨年フランス行きで1ヶ月ほど時差ボケを引きずり閉口しました。

 

その原因は、フランス滞在中、他の不特定の参加者との集団行動であったうえに、

 

現地時間での日中での活動性を高め過ぎてしまったからだと思います。

 

 

日本時間での私の日頃の活動時間帯(6:00am~11:00pm)を基準とすると、

 

現地時間では10:00pm【前日】~3:00pm【当日】に相当します。

 

 

ウィーンでの朝6時の朝食は、夜10時の夕食に相当し、

 

午後1時の昼食が、日本の朝5時の朝食に相当します。

 

午前10:00の声楽のレッスンは、午後6時のレッスンに相当します。

 

午後7:00からはじまるオペラは、何と午前3時!

 

 

ですから、ウィーンでの朝食は少なめにして、仮眠をとったあと、

 

昼食をしっかり摂ってから本格的に活動するのが良いかもしれません。

 

 

今回は、帰国後の診療に支障を来さぬよう、

 

現地でも、なるべく日本時間でのリズムを大きく崩さないように注意しています。

 

しかし、自然環境のリズム(日照時間)や社会活動のリズムの制限は

 

なかなかコントロールできないのも事実です。