(心理)認知行動療法  HELP!力<1>

皆様

 

新年あけましておめでとうございます。

 

昨年は「ストレスへの対処法」と題して、

 

認知行動療法の技術的なお話を織り交ぜながらつづってきました。

 

今回からは「HELP!力」という題。

 

 

認知行動療法ではストレスに対処する方法を自分で身につけることが目標です。

 

自分で対処できることはもちろん大切です。

 

しかし、周りの人に「助けを求めることができること」、

 

「HELP!」と言えることも大事な能力と考えます。

 

そして、それが人とのつながりを作り出す、と私は思っています。

 

そのような能力を「HELP!力(ヘルプりょく)」と名付けてみました。

 

 

私自身、実はそう上手くはない方です。

 

でも、認知行動療法を人から学び、対処がうまくなってきました。

 

「助けてもらった」と実感した経験を通じて、

 

今皆さまに認知行動療法を実践させていただいています。

 

 

助けられて、それを人に伝えて人を助けて、また助けられて。

 

そうして助けを求めることがうまくなってきたように感じています。

 

 

また、この「HELP!力」は私の大学院生時代の研究テーマでもありました。

 

今年はこのようなテーマを織り交ぜながら、

 

認知行動療法のお話も進めていきたいと思います。

 

 

本年も何卒宜しくお願い申し上げます。

 

 

ストレス対処 MIYAJI 心理相談室(高円寺南診療所内)

 

主任 臨床心理士 宮仕 聖子