(心理)認知行動療法  ストレスへの対処法-25

不安階層表をもちいた「段階的曝露反応妨害法」について>

 

 

もし極端な曝露法を行うのであれば、いきなりMaxの不安にさらします。

 

一番汚いと思うもの(例:公衆トイレのドアノブ)を触る=不安にさらす。 <曝露法>

 

そのまま手を洗わない=強迫行為をしない。 <反応妨害法>

 

これを不安が下がるまで徹底的に持続します。

 

 

しかし、実際はよりソフトに行う方法がよく用いられます。

 

まず不安階層表というものを作ります。

 

そして、不安の弱いものから <段階的> に挑戦していきます。

 

 

まず不安10%くらいのもの、例えば「家のトイレで、1分間、石鹸を使って手を洗う」に挑戦する。

 

 

次は不安20%のもの、例えば「家のトイレで、1分間、石鹸を使わずに手を洗う」に挑戦する。

 

という具合です。

 

 

名付けて、「段階的曝露反応妨害法」と言います。長いですね。

 

ソフトな方法とはいえ、やはり専門的な見地から適切な方法で取り組むことが重要です。

 

効果的で確実に克服するために、カウンセラーがしっかりバックアップをしていきます。

 

 

 

ストレス対処 MIYAJI 心理相談室(高円寺南診療所内)

 

主任 臨床心理士 宮仕 聖子