プライマリケア・救急・心療内科Vol.6

今月のテーマ<医療機関の科目標榜と専門医制度について>

 

 

第Ⅳ話:心療内科標榜の混乱②

 

 

高円寺南診療所は平成元年以来多くの患者の皆様の信頼と期待に応え今日を迎えております。

 

 

そうした多数の患者の皆様が憂慮してくださった、書き込み例を提示します。

 

 

「11か月前のクチコミの例/ 医者が高圧的、難病だと言われて納得いかなく、

 

セカンドオピニオンを他の病院ですると言うと怒鳴る。

 

精神科は心療内科と違う、カウンセラーは専門外だと言われました。

 

高額な医療費に週一で来いと言われて辛く逃げ出した病院です。」

 

 

(心療内科医は保険診療で時間をかけて精神疾患の患者さんのカウンセリングするのが当然である、

 

との思い込みが強く、誤解なさっていたようです。以前の書き込みを読み、

 

見当違いな過剰な期待とともに受診されていた模様です。

 

これがネット書き込みの褒め殺しの一大副作用です。

 

期待外れになって俄かに不穏状態になった患者さんに

 

熱心に誠意をもって説明を試みることになり難渋いたします。

 

声楽家でもあるためか、

 

どうしても声の響きが大きくなりがちなので普段から気を付けてはいます。

 

ただし、怒鳴る、のとは真逆です。残念です。)

 

 

上記の書き込みを懸念して応援してくださった患者さんのコメントの抜粋です。

 

「2週間前のクチコミの例/(前略)心療内科とありますが、医師の専門性は非常に高く広く、

 

今までに糖尿、痛風、躁鬱、パニック障害、不眠などなど、

 

現代病を患う友人や部下が何人もお世話になっています。

 

(中略)私は医師の高い専門性と倫理観を高く評価、信頼をしており、

 

さまざまな現代病で苦しむ方の一助になればと、

 

率直な意見をコメントさせていただきます。」

 

 

(コメント:この患者さんのメッセージにどれだけ励まされたことでしょうか。

 

このメッセージを読んで励まされた方は多数にのぼります。

 

とてもありがたく厳粛な気持ちになりました。)