消化器・代謝内分泌内科 Vol.3

今月のテーマ「ウイルス性消化器疾患の最新医療」

 

 

<免疫抑制・化学療法によるB型肝炎ウイルスの再活性化問題①>

 

 

B型肝炎ウイルスがやっかいなのは、C型肝炎ウイルスとは異なり、

 

肝臓内からウイルスを完全に排除できないことです。                    

 

 

そして、免疫抑制薬や化学療法によって患者の免疫能が低下すると、

 

B型肝炎ウイルスの再増殖(再活性化)をきたして肝炎を発症します。

 

 

特に、B型肝炎が治ったようにみえる患者(HBs抗原陰性)から発症したものを、

 

デノボB型肝炎は重篤化しやすく死亡率が高いです。