「水氣道に救われた線維筋痛症の私」50歳代男性、大学教員<その5>

2週間後の3回目からはもう、≪水の中で正拳突きをやりましょう≫という飯嶋先生の指示。

 

<呼吸もままならないのに、そんな無酸素に近い運動なんて>

 

と思ったのですが、これが意外にできたのには驚きました。

 

 

ビリビリ、ピリピリという痛み>は断続的に続きました。

 

それでも、水氣道の2日後にはやはり

 

スイッチが入ったように」体が動かせる実感がありました。

 

 

3回目の水気道の2日後の2月28日の日記には

 

ぐいぐい歩ける気がして歩いてみる、歩けるけれどすぐ息切れ。」とあります。

 

 

4回目の翌日、3月6日はもっと端的に「体調はよい。」

 

水気道を始めてからひと月余りで、ノイロトロピンの注射は終了。

 

ピリピリという身体の痛みが日に日に和らいでいくのが実感できました。

 

だるさはあるものの、ごわごわとしたこわばりが少しずつ消えていきます。

 

 

水氣道を始めてから間もなく、東日本大震災が起きました。

 

さすがに体調はストレスで少し悪化しました。

 

それでも飯嶋先生は震災後間もなく水気道を再開。

 

ぼくは余震に怯えながらまたプールに通いました。