今月のテーマ<救急医学②…心肺蘇生時の気道確保>
心肺<脳>蘇生においては、胸骨圧迫による脳血流の維持に加え、
可能な限り血液の酸素化を維持することが大切です。
気道確保器具において基本的器具と高度器具の優劣の比較はなされていません。
基本的な気道確保器具には、バッグバルブマスクがあります。
高度な気道確保器具は、気管チューブと声門上気道デバイスのことです。
声門上気道デバイスとは、ラリンゲアルマスクエアウェイと食道閉鎖式エアウェイ
(コンビチューブ)が含まれます。
心肺蘇生時に、食道挿管に気づかないことは、気道管理において最も致命的なミスです。
気管挿管後の挿管チューブの先端位置の確認、連続モニターには、
身体所見に加えて波形表示のある呼気CO₂モニターが現在最も推奨されています。
心肺蘇生中の最適な換気量については知見がありません。
ただし、現行ガイドラインでは
「人工呼吸は1分間に約10回として過換気を避ける」としています。
訓練を受けていない救助者は胸骨圧迫のみ、
訓練を受けている場合は胸骨圧迫と人工呼吸を30:2の比で行います。
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