(心理)認知行動療法  ストレスへの対処法-17

「ストレス」は曲者!?(その4)

 

 

私たちは毎日、仕事でもプライベートでも様々なストレッサーにさらされ続けています。

 

 

そこで参ってしまう人と参ってしまわない人の違い。

 

 

二つ目は、出来事の捉え方=認知のクセです。

 

ここで大切なことは、参ってしまう人はダメ、ということではないことです。

 

 

それはストレッサーとストレス反応との関係で判断すべきだからです。

 

 

ストレッサーとストレス反応との関係を詳細に検討しなければなりません。

 

 

自分に今、どのような出来事が起こり、どれだけのストレッサーが襲いかかっているか?

 

 

それを客観的に捉える視点が必要です。

 

 

誰でも大きな出来事(ストレッサー)が重なれば、それだけストレス反応も増大します。

 

 

逆に言えば、大きな出来事(ストレッサー)が重ならないようにすれば、

 

ストレス反応を軽減することも可能です。

 

 

ホームズ&レイの「ライフイベンツにおけるストレスの度合い」

 

というスケールがあります。

 

 

個々のライフイベントのストレッサーの大きさを数値化したものです。

 

 

今皆さんにかかっているストレスの量を客観的に把握することで、

 

「あぁ、実は私は今こんなにストレッサーがかかっていたのか、

 

疲れやすい(ストレス反応)わけだ」と気付くことができると思います。

 

気付くだけでも、気持ちが落ち着くことがあります。

 

 

ご興味があれば、一度測定してみてください。

 

 

臨床心理士 宮仕 聖子