今月のテーマ<脳神経内科>

 

 

「くも膜下出血」

 

 

くも膜下出血は、三大脳卒中の一つです。

 

原因は、脳動脈破裂によるものが全体の80%を占め、

 

次いで脳動静脈奇形が5~10%を占めています。

 

 

一般の頭部CT検査でくも膜出血が確認できれば診断が確定します。

 

しかし、はっきりしない時は、MRI検査(専門的にはフレア像)を行います。

 

さらに、それでもはっきりしないことがあります。

 

 

最終的には髄液の検査で確認します。

 

しかし、出血により頭蓋内の圧が高まっているときに検査をすることで

 

致命的な転帰となることがあるので扱いには細心の注意を要します。

 

 

そこで、基本に戻って、患者さんの症状から、

 

くも膜下出血に特徴的なものを見落とさないことが大切になります。

 

 

セルフ・ケアのための感覚を養っていただくために

 

クイズを出題いたしますので、チャレンジしてください。

 

 

<医学クイズ>くも膜下出血で特徴的な症状はどれか 

 

A 悪心・嘔吐 B 突発性発症 C 激しい頭痛 D 片麻痺 E項部硬直

 

 

ヒント:くも膜下出血の出血の拡がりの特徴により、

 

発症による身体症状の左右差は他の脳卒中よりも少ないです。

 

 

解答と解説は次回<明日>です。

こんにちは。佐々木です。

 

 

リオ・オリンピック最終日です。寂しいですが盛り上がりましたね。

 

このコラムを書いているとき陸上男子4×100mリレー決勝に遭遇しました。

 

凄かったですね~!アメリカを抜いての銀メダルには度肝を抜かれました。

 

それぞれの競技に感動的な名場面がありました。

 

 

やはり卓球男女揃ってのメダル快挙。中学時代、卓球部だった私にとって、

 

早朝にもかかわらずアドレナリンが沸騰したものです。

 

 

それと同様に熱い熱演を繰り広げた吹奏楽コンクール(高校生の部、北陸大会)。

 

お盆の休日に富山に住んでいる友人と共に金沢まで聴きに行きました。

 

慎重かつ大胆、一音一音入魂を極めた力強い真剣演奏。

 

県代表の高校にふさわしく、聴き応えのあるものでした。

 

結果発表では、代表に選ばれるだろうと、客席の多くまでもが期待していた高校。

 

それがまさかの銀賞。大いに嘆く高校生、代表となり歓喜に喚く高校生、

 

そうした様々な姿で会場は混沌としていたけれど、

 

そんな情景を見るのも吹奏楽コンクールならではの醍醐味、

 

「青春だなあ」と感じます。

 

 

自分の3年前?もこうだっ・・・

 

いえ、なんでもありません(◞‸◟)

 

ということで、今月のまとめは、「過ぎ去った青春」です。

 

 

 

♪コンサートのお知らせ

 

 

第25回音海聖楽コンサート 9月7日(水) 19:00 開演

 

 

来月第1週目の聖楽コンサートでは先任ピアニストの鈴木美穂さん、

 

先日、聖楽コンサートに仲間入りをしたソプラノの小松奈津子さんに加え、

 

私、佐々木が出演し、通常より30分延長の90分スペシャルとして開催いたします。

 

 

奈津子さんの清涼感ある歌声と、美穂さんと私のピアノ連弾も織り交ぜ、

 

多種多彩のプログラムでお送りする予定です。是非お越しくださいませ。

 

 

事務局より、第25回音海聖楽コンサートは、主宰の飯嶋正広は、フランス出張のため

 

出演いたしませんが、3人の音海コンサート協力アーティストによる特別企画コンサートです。

 

ふだんより一層充実したプログラムになっております。

 

プログラムは近日中にお知らせいたします。

『プレ・コンサート』 音楽愛好家出演プロジェクト 諸規定

 

 

 

A.<プレ・コンサートおよび定例稽古の概要>

 

 

【場所】

 

Music Bar 「音海」

 

〒166-0003 東京都杉並区 高円寺南1-23-7 堤ビル1F

 

 

【日時】 

 

① プレ・コンサート:毎水曜日(年末・年始・祝日等を除く)PM6:45~7:00

 

② 定例稽古:月曜日PM1:00~3:00 / 火曜日PM2:00~4:00

 

                       木曜日AM9:30~11:30 / 土曜日AM11:30~13:30

 

 

【目的】

 

「聖楽」コンサートのコンセプトである

 

「草の根クラシック音楽活動の振興」を実現するため、

 

職業音楽家と音楽演奏愛好家とのコラボレーションを図り、

 

「臨床聖楽法」四声唱法を駆使して、

 

より多くの、より積極的な、表現者と聴衆を開拓することを目的とします。

 

 

【対象】 

 

音楽愛好家(声楽・ピアノ・その他の器楽)で演奏発表を希望する方

 

 

なお音楽大学等にて専門的な音楽教育を受けた方、

 

もしくはそれと同等以上の実力と経歴をお持ちの方の演奏参加は

 

「音海」聖楽コンサート協力アーティスト登録のためのオーディションである

 

「試演会」ご出演のため、別の手続きの流れとなります。

 

 

【参加条件】 

 

① 第1から第5水曜日までの5人の先任ピアニストの中から稽古伴奏者を決めていただきます。

 

 

② 稽古伴奏ピアニストと音海『プレ・コンサート』出演に向けての準備のため

 

『定例稽古』を始めていただきます。

 

 

③ 担当の稽古伴奏ピアニストによる出演希望者の演奏水準判定が、

 

一定レベル以上に達したと判断した場合に、「音海」聖楽コンサートにリンクする

 

『プレ・コンサート』出演に向けてのプランを策定します。

 

 

【演奏発表時間】 5分以内

 

ディレッタント音楽家養成機関の設立を思い立った背景 >

 

 

わが国の草の根の音楽の歴史を振り返ってみますと1950-60年代には、

 

一部の喫茶店において、店主や専属の生バンドが楽器を演奏して

 

客が歌う「歌声喫茶」という業態がありました。

 

ただ、飲食店などにカラオケ装置が設置され始めた70年代には、

 

ほとんどの「歌声喫茶」が姿を消しました。

 

カラオケは専ら酒席の余興という位置づけであり、

 

収録されていた曲の多くが演歌だったためか、主に中高年層に支持されていました。 

 

 

1980年代半ば、カラオケボックスという

 

それまでの概念を根底から覆す画期的な事業形態が誕生しました。

 

カラオケのみを専門的に提供する純粋にカラオケで歌うために赴く場所です。

 

 

1990年代以降は通常の建築物内にカラオケ専門ルームを設えるタイプが主流です。

 

こうして飲食店ではじまったカラオケブーム現在でも廃れることなく、

 

誰でもフルオーケス卜ラをパックに歌を楽しむ機会が容易に得られるようになりました。

 

 

それに加えて若者達がロックバンドに参加したり、中高年者がジャズを演奏したり、

 

さらにはクラシック音楽愛好者がパロック音楽を弾いたりするなど、

 

音楽のジャンルを問わず演奏そのものの楽しみがますます再認識されてきています。

 

この社会現象は、音楽の3面構造である作曲・演奏・観賞のうち、

 

専ら鑑賞者であった愛好家が演奏者を志向していることを示しているのではないでしょうか。

 

 

しかし、残念なことに特にクラシック音楽のジャンルでは、

 

実力も肩書も一流の演奏家の名演をひたすら畏まって受身で聴くことから脱しがたい

 

保守的な傾向が興行側にも観客の側にも色濃くあり、

 

そのスタイルが定着したまま全体的に衰退傾向にあることは否めません。

 

クラシック音楽復興のためポップスをはじめロックやジャズのように

 

クラシック音楽を自らの生活空間ないしは、

 

その延長上である身近な場所で、

 

気軽に演奏に参加する文化サロン的な楽しみを

 

大衆的に復権させることは難しいことなのでしょうか。

 

 

たとえば、いつの世にも、歌いたいけれども

 

人前で歌うことを苦手とする人も少なからず存在します。

 

 

そうした方々は人前で歌うことを本気で嫌悪しているのでしょうか。

 

否、必ずしもそうではなさそうです。

 

アマチュアの音楽家で内気な人であっても、

 

可能であればプロの音楽家と演奏したいと願っているものなのではないでしょうか。

 

そんなタイプの愛好家でも音楽そのものが持っている感覚的な喜び

 

あるいは作曲家からのメッセージを

 

ダイレクトに生き生きと受けとめる経験をすることは可能だと思います。

 

また、そうした経験を重ねると演奏により大きな楽しみをみつけることができます。

 

そして、聴衆として鑑賞するだけでは気づけなかった

 

音楽のデリケートな細部の美しさに次第に引き込まれていくようになることでしょう。

 

さらに演奏という自らの心身の活動を通して時々刻々と展開していく世界に

 

知的にも感覚的にも身体的にも大きな感動と満足感を呼びおこします。

 

 

幸運にも好みの作曲家に出会えると、

 

(それは自ら見つけることに限らず、プロの演奏家から紹介されることもしばしばあることですが)

 

楽譜の髄所に残されている作曲者のメッセージのみならず、

 

演奏者の音楽性や想像力に委ねられた部分をも見出して

 

音楽を芸術的に再創造する楽しみを覚えていきます。

 

この水準になると再現芸術としての演奏は、通俗的なアマチュアの領域を越え、

 

高尚なディレッタントとしての課題になって参ります。

 

実際に有能なディレッタント揃いのアマチュア達は

 

物怖じすることなくプロの領域に挑戦していくのです。

 

そうして平凡なアマチュアを有能なディレッタントにまで引き上げる事業に貢献するプロ達は、

 

自らの意識や存在感もさらに高まっていくことを実感できるのではないでしょうか。

 

また、プロとディレッタントとのアンサンブルにはスポーツに似た要素があって、

 

心地よい緊張に包まれます。体力と精神力を集中させて互いの呼吸をはかり、

 

一方で自分を表現し、他方ではパートナーと統合体になる努力と工夫を凝らすわけです。

 

このため、プロとディレッタントとのアンサンブルは

 

独奏より"よい汗をかく"生理的快感さえも生むのです。

 

平凡なアマチュアが有能なディレッタントに成長し

 

プロとのアンサンブルを芸術的に成功させたときの感動と達成感のかなり多くの部分は、

 

この辺りにあるのかもしれません。

 

 

 プロでなくともよい!ただし、アマチュアを脱したい!と願っている方々、

 

そうした方々をサポートすることに強い関心のあるプロの方々へ提案します。

 

 

それは、ディレッタント音楽家養成機関 「音海聖楽院」 設立構想です。

 

すっかり回復して、元気な体になりました。

 

 

希望と誇りをもって有意義な仕事に取り組めています。

 

 

人様への奉仕をひたすら続けることで、

 

 

私自身が救われ癒されてきた道程であったように思います。

 

 

 

 

それでも当時のことはあまり思い出したくありません。

 

 

深呼吸ができ、食べ物がおいしく、よく眠れる

 

 

人の幸せは、それに尽きるのではないかとさえわれます。

 

 

 

 

次回は、当時流れてきた音楽に対して、私がどう感じたか、

 

 

という体験について触れてみたいと思います。

 

 

 

 

 

高円寺南診療所 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭

今月のテーマ<内分泌の特定内科診療>

 

 

高浸透圧高血糖症候群を合併した「糖尿病性ケトアシドーシス」 Vol.3

 

 

教訓:Ⅰ型糖尿病の患者さんはインスリンの継続的な補充が不可欠です。

 

注射を自己判断で中断することによって、急性の糖代謝障害が生じます。

 

 

1)著しい高血糖(細胞内に糖が吸収されなくなります)

 

 

2)脱水(高血糖により利尿が促進されます)

 

 

3)意識障害(脳神経細胞が糖を活用できなくなります)

 

 

4)高ケトン血症によるケトアシドーシス

 

(インスリン欠乏により、糖が利用できなくなると、

 

エネルギー源として脂肪酸が利用され、

 

その結果、有機酸であるケトン体が生じ、血液が酸性に傾くため、

 

呼吸数を増やして二酸化炭素を排出して平衡状態を保とうとし、呼吸困難が生じます。)

 

 

医療サイドとしては、インスリンの再投与開始により、急激な血糖低下を来たすと、

 

浸透圧も急速に低下するため脳浮腫や低カリウム血症が

 

起きやすいことに十分注意しなくてはなりません。

 

 

ただし、今回のケースでは、非常に高い血糖値のために糖尿病性昏睡を来していたことから、

 

その調節の兼ね合いの決定は困難を伴ったであろうことが推察されます。

 

認知行動療法の柱の一つである「問題解決法」は、「行動」に変化を与える方法です。

 

「行動」に変化を与えるには、ほんの少し、人によってはかなりの勇気が必要です。

 

とくに、「人間関係がうまくいかない、苦手だ」とおっしゃる方は、工夫を試みてみましょう。

 

 

「ひとりでは無理、自信がない、勇気がない」と思っている方でも、カウンセラーと一緒に

 

作戦を立てることからはじめてみるのはいかがでしょうか。

 

 

工夫すればうまくいく人間関係もたくさんあります。

 

それを端から「苦手」と決めつけていては、克服する大事なチャンスを失います。

 

ますます苦手になって支障が出てきます。

 

 

さらに別の場所に移っても、同じようなタイプの人・状況に出くわします。

 

「苦手意識」がずっとくっついてくることになります。

 

 

確かに行動に移さなければ、それによる直接的な、

 

その場の小さな失敗だけは避けられるでしょう。

 

しかし、それは長い目で見れば問題の先延ばしに過ぎません。

 

 

結局、その繰り返しとなり、将来へのツケを大きくしてしまうことになります。

 

 

『まずは実行あるのみ!但し、綿密な計画を立てて‼』というのが「問題解決法」です。

 

将来への展望や自身に繋がる成功への道を、少しずつ確かなものにしていきましょう。

 

 

臨床心理士 宮仕 聖子

 今月のテーマ<内分泌の特定内科診療>

 

 

高浸透圧高血糖症候群を合併した 「糖尿病性ケトアシドーシス」 Vol.2

 

 

現症:バイタルサイン 意識水準JCSⅡ-20、脈拍92/分、血圧118/72mmHg,

 

呼吸数28/分、体温37.1℃

 

 

栄養状態:身長180㎝、体重62㎏⇒BMI19.1(概ね正常範囲)

 

 

診察所見:眼球結膜(黄疸なし)、眼瞼結膜(貧血なし)、舌は乾燥、

 

心音・呼吸音に異常を認めず、腹部平坦・軟で、肝・脾を触れず。

 

 

尿検査:蛋白(-)、糖(4+)、ケトン体(4+)

 

 

ドクトル飯嶋の見立て:現病歴から、シックデイにおけるⅠ型糖尿病のインスリン注射中断による

 

糖尿病性ケトアシドーシス

 

 

シックデイとは、糖尿病患者が、心身のストレス、

 

消化器疾患や外傷、感染症などにより体調不良となり、

 

食欲不振となることで食事ができない状態を指します。

 

 

その他、舌の乾燥は脱水、発熱は感染症,検尿での高度尿糖は高血糖状態、

 

ケトン体高度出現はケトアシドーシスを裏付けます。

 

 

意識障害は、脱水症と異常高血糖、糖尿病性ケトアシドーシスによる糖尿病性昏睡と考えます。

 

 

ドクター飯嶋の対処法:安全な環境下で血糖値のコントロールを図る必要があるため、

 

某病院の内分泌代謝科(糖尿病科)を紹介しました。

 

 

入院先の病院での経過:入院直後に簡易測定器で測定した血糖値は

 

測定可能範囲を超える異常高値であったため、

 

ただちに生理食塩水の点滴と静脈内インスリン持続注入を行うことによって、

 

患者の意識レベルは改善しました。

 

 

しかし、翌朝から再び意識障害が進行してしまいました。

 

 

頭部CT検査で脳浮腫を認めました。

 

不整脈を伴っていたため心電図で確認すると低カリウム血症の所見があり、

 

補正を試みたが、呼吸困難に陥り、不幸な結果になってしまったとのことです。

8月14日に特許庁より、商標の登録の手続き書類が届きました。

 

 

水氣道は、これまで商標登録について積極的ではありませんでした。

 

 

それは、組織運営において「商標」の意義についての理解が不十分であり、

 

水氣道は「商品」と認識することに心理的な抵抗があったことが一因です。

 

 

実際には「指定商品又は指定役務並びに商品及び役務の区分」とあり、

 

「指定役務」を登録するということを知ることで納得がいった次第です。

 

 

 

以下が、水氣道として登録した役務(えきむ)です。

 

 

指定役務:技芸・スポーツ又は知識の教授セミナーの企画・運営又は開催

 

スポーツの興行の企画・運営又は開催

 

 

 

商標登録されるのは以下の4件です。

 

「水氣道」「水気道」「suikido」

 

および「Mindfulness Group Aquabics」

 

 

すべて、国内法的には正式名称です。

 

 

日本水氣道協会内部では、

 

「水氣道」 を基準名称とします。

 

 

なお国内では「水気道」 を通称とします。

 

 

また海外では「suikido」 を表音的基準名称、

 

「Mindfulness Group Aquabics」 を説明的英語名称とします。

 

 

ただし、「suikido」は、フランス語圏向けの仏文ではすでに「suïkido」と表記しています。

 

 

手続きに当たり、特に以下の三会員の尽力があったことを報告します。

 

◎本田文雄、初等訓練生(水氣道6級)

 

〇 野口将成、特別訓練生(水氣道准3級)

 

〇加藤博文、高等修錬生(水氣道1級)

 

今回は、金澤克彦さん<水氣道少初段下[1](特別修練生[2])>からの御寄稿です。

 

 

 

皆さん、どうもこんにちは。理氣航法[3]でお馴染みの金澤克彦です。

 

 

私が水氣道を始めて、早くも四年の月日が経ちました。

 

 

気が付けば、帽子の色も白[4]から朱[5]、朱から黄[6]色になっていました。

 

 

何時の間にか、水に入ると自然とリラックス出来るようになっていました。

 

色んな変化に気づくことができる今日この頃です。

 

 

さて、今日は呼吸について少し書いてみようと思います。

 

 

実は私、普段の呼吸がすごく浅いのです。

 

 

先生から『君、息止めてない?』と言われるほど、

 

呼吸に関しては全く自信がありません。

 

 

『おいおい、そんな人が理氣航法【3】なんかレクチャーしていいんかい』

 

と言われそうです。

 

 

しかし、不思議なことに、プールに入ると人一倍息が吐けるようになるのです。

 

そして体がそれを要求しているようにも感じます。

 

 

これは一体どういうことなのでしょうか。

 

 

水に入ることによる安心感なのか、

 

自然に統合呼吸[7]になるからなのか、

 

はたまた前世が深海魚だったのか、

 

多分いろんな要素が含まれているのだと思います。

 

 

ともあれ、最近はプールで息を吐くということが、

 

私にとって非常に重要な習慣になってきているなと感じています。

 

 

普段、私達は意識をしなくても呼吸をしていると思います。

 

でも私のように悪い習慣に気づかないまま浅い呼吸になっている方、

 

人工的な現代社会にあっては沢山いらっしゃるのではないかと思います。

 

 

ですから、一度、水の中で意識して呼吸してみることをお勧めいたします。

 

 

そこで今まで気が付かなかったことが少し見えてくるかもと思うのです。

 

 

 

<注釈>

【1】 少初段下:水氣道の初段は少初段下・少初段上・大初段下・大初段上の4階級制です。

 

【2】 特別修錬生:黄帽子を被りますが、支援員見習いの修錬生の扱いです。

 

【3】 理氣航法:心身を巡る氣の流れを改善することを目的とした水氣道の応用技法。

 

【4】帽子:級外(体験生)、7級(特別体験生)、6級(初等訓練生)、5級(中等訓練生)および4級(高等訓練生)が被る帽子です。

 

【5】 朱帽子:准3級(特別訓練生)、3級(初等修錬生)、2級(中等修錬生)および1級(高等修錬生)が被る帽子です。

 

【6】黄帽子:上記各級の初段の他、弐段および参段が被る帽子です。

 

【7】 統合呼吸:水氣道で身につける呼吸法。腹式呼吸と胸式呼吸を統合した自然な呼吸法。